第3823話 エリカに武器を買ってあげよう。(エリカ用のダガーを加工します。)
ジーナ達がエルヴィス侯爵邸に戻って来ていた。
「ご主人様、特殊コンテナ搭載馬車(炬燵内蔵個室)への積み込み終わりました。」
ジーナが言う。
「わかりました。
後は食料品だけですね。
そちらは私が受け取っておきます。
ジーナもカーティアも明日の準備があるでしょうから、今日は早めにあがって良いですよ。」
武雄が言う。
「「ありがとうございます。」」
ジーナとカーティアが返事をする。
「で、なんで小太刀が客間にあるのですか?」
ジーナがアリスの横に置かれている小太刀を見ながら言う。
「私用とタケオ様やジーナちゃんの予備です。」
アリスが言う。
「アリス様はバスタードソードでは?」
「馬車だと大きくて邪魔でしょ?
身を守るなら小太刀の方が良さそうですから。」
アリスがジーナに言う。
「確かに・・・アリス様が出る時は最終局面ではありますし、馬車の中でが多いでしょうが。」
ジーナが考えながら言う。
「・・・相当な敵が現れたとしか思えませんね。」
武雄が呆れながら言う。
「試験小隊がマイヤー様指揮下でベテランが4名、私とご主人様、リーザが対応して、それを突破するのですよね?
・・・どんな騎士団相手ですか?いや、一領軍ですか?」
ジーナが聞いてくる。
「王都の壁か、王都の騎士団相手かなぁ。
私達が絶対に勝てないのは数ですからね。
まぁ、その時は囲まれる前に壊滅させるようにしないといけませんね。」
武雄が言う。
「とりあえず、馬車内に置いておくので、予備として使ってください。」
アリスが言う。
「そういえば、エリカは何か武器を持っているのですか?」
「うーん、一応、腰にダガーぐらいですね。
アリスさんと違って戦闘は出来ませんから。」
エリカが言う。
「エリカさん、ダガーはどこのを?」
「思い入れもない普通のを使っていますよ。
カトランダ帝国から移動している時はショートソードを腰に下げていましたけど。」
アリスの問いにエリカが答える。
「・・・コノハ。」
武雄がコノハを呼ぶ。
「はーい、ニオに問い合わせているよ。
・・・うん、小太刀と同じように刃こぼれや錆が出ないように小さな宝石と魔法刻印があるって。」
チビコノハが現れて言う。
「そうですか。
取りに行くと言っておいてください。」
「はーい。」
チビコノハが頷く。
「タケオさん?ダガーをくれるのですか?」
「少なくとも小太刀と同じくらいの性能の方が何もされていない物よりかは良いですよ。
そこまで高くもないでしょうからね。
さて、アリス達も帰って来たので、私は研究所に行ってきます。
王城相手の資料とかもリュックに入れたいですので。」
武雄が立ち上がる。
「ご主人様、私も研究所に行ってから帰宅し、明日の準備をしてこちらに戻ります。」
ジーナが言う。
「わかりました。
なら、一緒に研究所に行きましょうか。」
武雄が頷くのだった。
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テイラーの魔法具商店。
「うーん、どれが良いのでしょうかね?」
テイラーが武雄に渡す予定のダガーを並べながら言う。
「使うのはエリカだからなぁ。
30cmくらいの方が良いだろうな。」
チビニオが言う。
「そうですね。
腰に付けるという事なら、皮の鞘が必要でしょうね。
確か・・・こっちに・・・あったような・・・」
テイラーがダガーに合う鞘を探し始める。
「ふむ、で、このダガーがタケオが求めている刃こぼれや錆が出ないように小さな宝石と魔法刻印があるのだよな?」
「そうだね。」
「・・・これってテイラーがステノ技研やノットに教えられて作った物だよな?」
ニオがダガーを見ながら言う。
「うん、練習兼付加価値を付ける為にね。」
テイラーが鞘を探しながら言う。
「ふむ、練習用とな?」
「う、うん。」
「練習ねぇ。」
チビニオが腕を組んでダガーを見ながら言う。
「・・・ちゃんと安くするから大丈夫だよ。」
テイラーがチビニオに言う。
「タケオくらいになれば、多少の差額など問題ではないだろう。
で、練習用?」
チビニオが言う。
「・・・あ、唐突にダガーを1本加工したくなってきたなぁ。
刃こぼれや錆防止は当然だけど、強度も入れられるかな?
ノット殿が来てからも色々と教えて貰ったしね。
今なら以前、製作したのよりも良い物が出来そうだよ。」
「うん、このぐらいならテイラーならすぐに出来るだろう。
さて、我はお茶の用意をしようかな。」
ニオが人間大になって準備を始める。
「女性なら、このぐらいかな?」
テイラーが30cmくらいの刃渡りのダガーを選び、加工を始めるのだった。
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