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第3821話 アリス達は買い足しに、同行者はのんびりと、事務方はいつも通り。(何気に銭湯関係が進んでいるようです。)

テイラーの魔法具商店。


「ははは、それは考えてなかったのが悪かったな。」

チビニオが笑う。

「そうなんです。

 まさか、冷蔵箱が本当に入っているとは。」

「タケオさんの協力工房の凄さが分かった気がします。

 何としても要望に応えるようになっているのですね。」

アリスとエリカが苦笑しながら言う。

「一緒に馬車に乗るのはカーティアとジーナか。

 ジーナはアリスと同様に放出系の魔法は出来ないから、エリカが氷系の指輪をとな?」

チビニオが言う。

「はい、私はエリカさんの付き添いです。

 エリカさんが選んだ指輪を加工して貰っています。」

アリスが言う。

「うむ、今、加工をしているな。

 アリスは何か買うか?」

「そうですね・・・小太刀を買っていきますかね。」

アリスが考えながら言う。

「ふむ、まぁ、万が一の際の武器というのなら良いかもしれないな。

 となると、スー助は連れて行かないのだな?」

「クゥちゃんとお留守番ですね。

 まぁ、スーちゃんは、領内を飛び回っていますけどね。」

アリスがチビニオに言う。

「ほぉ、そうなのか?

 のほほんと過ごしていると思っていたが。」

「慌ただしく過ごしてはいませんが、領内を見回って気になる事があると報告してくれますよ。」

「そうなのか。

 で、小太刀を買うか?」

「そうですね。

 タケオ様とジーナちゃんの予備としても乗せておきたいので、3本でお願いします。」

「うむ、わかった。

 聞いたか?テイラー。」

チビニオがカウンターでエリカの指輪の細工をしているテイラーに言う。

「はい、わかりました。

 こっちが終わったら奥から持ってきます。」

テイラーが言うのだった。


------------------------

ヴァレーリ達が居た宿屋にて。

王都行きの兵士3名はというと、ヴァレーリ達を見送った後、宿に戻って、食堂でのんびりとしていた。


「はぁ・・・1日だが休日だなぁ。」

「たまには、こういう日もありますよね。」

「用意も終えていますから、明日から移動まで、やる事ないですよね。」

3人の兵士が食堂で少しだらけている。

「あら、お客さんは今日まででしたね。」

宿の従業員が声をかける。

「はい、明日はキタミザト殿と一緒に移動です。」

「あら~、そうだったんですか。

 キタミザト様も忙しい方で、あちこち行ったり、色々商品を作ってくれていたり、気が付いたら街中で割引券を配布していたりしていますしね。」

従業員が言ってくる。

「・・・あの、キタミザト殿は街中で配布をしているのですか?」

兵士の1人が聞く。

「いえ、1回・・いや2回だけですが、キタミザト様が唐突に始めるんですよ。

 前はウスターソースの割引券でしたね。

 次は何をするのか。

 それも突然するからしっかりと奥さん方と情報を共有しないと貰いそびれちゃうんですよ。」

「そうなんですねぇ。」

「でも、明日からキタミザト様が出張となると帰ってくるまで、配布はないでしょうね。

 少し残念です。」

従業員が言う。

「キタミザト殿なら戻ったら唐突にするかもしれませんね。」

「そうであれば、良いですね。

 今日は夕食はどうされますか?」

従業員が聞いてくる。

「そうですねぇ。

 ここで良いか?」

「私は夕食まで部屋で寝ています。」

「あー、私も。」

兵士達が顔を見合わせて言う。

「あ、なら、今日はここで。」

「はい、わかりました。

 夕食を用意しておきます。」

従業員が言うのだった。


------------------------

研究所の3階 所長室正面の総務部。


「ふむ、各決算書類は終わりましたかね。」

ヴィクターが処理を終えた書類を見ながら言う。

「ヴィクター様、経済局よりキタミザト様宛に書類が来ているのですが、中身は銭湯関係です。

 研究室に持って行きます。」

アスセナが届いた物を確認しながらヴィクターに言う。

「ええ、お願いします。

 マリス、他に書類は来ていますか?

 主に緊急性のある書類があれば、この後、今日持って行きます。」

「えーっと・・・ないと思います。」

マリスが届いた物の中を確認しながら言う。

「わかりました。

 アスセナは研究室に荷物を持って行ってください。

 マリスは、各荷物の中を出して、並べておいてください。」

「「わかりました。」」

アスセナとマリスが返事をする。

「さて、こっちの決算書類を回して、荷物を確認しますかね。

 そういえば、明日の用意は出来ているんですかね?」

ヴィクターが立ち上がり、次の準備を始めながら考える。

「・・・今日の午後、買いに行くでしょうからその清算が・・・戻ってからでしょうか?」

マリスが言う。

「そうですね。

 まぁ、ジーナが仕切るでしょう。」

ヴィクターが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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