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第3786話 小銃改のお披露目の為の訓練中。(あれ?武雄は陛下に大砲の説明はしたのかな?)

会談を終えた武雄はヴァレーリ達を見送った後、作業服に着替え、フル装備でジーナと共に試験小隊の訓練場に来ていた。


「ご主人様、仮眠していたのを起こされて、寝起きで最初に出て来たのが、クリームどら焼きには驚きました。

 小銃改1のお披露目に参加の為なのですね。」

ジーナが言ってくる。

「あはは、ごめんなさいね。

 ほら、600mとはいえ、私が全弾外したらみっともないでしょう?

 パラスが居るジーナが一番命中率が高いと思って招集しました。」

武雄が言う。

「まぁ、これが終わってから夕食まで寝て良いと言われているので、そこは大丈夫なのですが。

 ご主人様、私、小銃改1の試し撃ちもした事ないのですけど?

 平気なのでしょうか。」

「うん?そうなの?

 ・・・あー、王都からこっちに戻る際に言っていたかもしれませんね。

 パラス、補正は出来ますか?」

武雄が言うとジーナの肩にパラスが現れる。

「出来ると思うけど・・・うん、その確認もしようか。

 タケオ、今回はスコープなしで行うんだよね?」

チビパラスが武雄に聞く。

「ええ、そうです。

 スコープは、まだ魔王国にもブリアーニ王国にも知られるわけにはいきません。

 今回はスコープなしで実施しましょう。」

「わかりました。」

ジーナが頷く。

「さて・・・久々にスコープの有難さを実感しますかね。」

武雄が言うのだった。

・・

武雄とジーナが裸眼での射撃訓練をしている。

射撃位置から600mに的があり、すぐ後ろに的よりも幅広い板も設置され、的を外れても当たる(・・・・・・・・・)ようになっていた。


「旗替え!」

武雄とジーナが射撃体勢を取った事を確認し、オールストンが号令をかける。

「「旗替え!」」

ベイノンとブレアが旗を替えている。

「「赤旗確認!射撃手体勢よし!周囲問題なし!・・・準備良し!」」

ベイノンとブレアが片手を挙げる。

「射撃手、10発、距離600m、適宜撃て!」

オールストンが指揮をすると武雄とジーナが射撃訓練を開始する。


「・・・」

アンダーセンがオールストンの横でスコープを見ながら2人の射撃の成果を見ている。

「ふむ・・・」

スコープから目を離し、アンダーセンが紙に書き始める。

「所長とジーナ殿は、どんな感じだ?」

マイヤーがアンダーセンに聞く。

「休憩を挟みながら20発ほどしていますが、所長は20発中10発、ジーナ殿は20発中19発ですね。」

アンダーセンが言う。

「的の大きさは?」

「1m四方の的です。

 確か、所長が最初に撃った相手はゴブリンとオーガでしたか。

 ゴブリンは1m程度、オーガは4m程度ですからね。

 今はゴブリンを相手に撃っているようなものでしょう。」

アンダーセンがマイヤーに言う。

「ふむ、オーガ相手なら所長ももっと当たっているという事か?」

「少なくともあと5発は当たっているでしょうね。

 それにしてもスコープなしで10発当てるのも凄いと思います。

 ジーナ殿の命中率が高くて所長のおかしさが霞みますね。」

アンダーセンがスコープを覗きながら言う。

「資質と才能があり、努力をするのがジーナ殿とはわかっているが出来すぎだな。」

マイヤーが言う。

「ええ、魔法は放てないという種族的欠点がなくなりました。

 まぁ、小銃改は研究所とキタミザト家専用ですが、小銃は何処かの段階で国内に公表せざるを得ないかもしれませんね。」

アンダーセンが言う。

「陛下と所長判断だが・・・所長からはしないと思うな。

 高威力の魔法もそうだが、こういった兵器はギリギリまで隠し、使う際は最初は絶対に勝たなければならない物だ。

 魔王国には、押し切られたのだろう。

 ベイノン達の報告にも大砲の箇所があった。

 『大砲を見たのだから、所長の対抗兵器も見る』と言われたら、今後の事も考えれば、断り切れなかったのだろう。」

マイヤーが言う。

「でしょうね。

 そういえば、魔王国の大砲の見学報告ですが、王城から何も来ませんね。

 所長やマイヤー殿に来ていますか?」

アンダーセンが聞いてくる、

「いや、来ていないな。

 というより、『そんなのがあるのか』と軽く思っているのかもしれないな。」

「いやいや、軍務局は『どうしようもない』と諦めたのではないですか?

 所長が陛下にも報告しているんですよね?

 軍務局が軽く思っていたとしても報告書を読んだ陛下が指摘すると思いますけど。」

アンダーセンが言う。

「・・・うん?所長が報告?」

「はい、所長が王城に行って、陛下に報告しているのですよね?」

マイヤーが首を傾げるのを不思議がり、アンダーセンが聞く。

「していないのではないか?」

マイヤーが言う。

「え?魔王国とデムーロ国の戦争の報告をしたんですよね?」

「あぁ、している。

 だが・・・魔王国の大砲は戦争とは違う所で見ていると聞いているな。

 戦後の魔王国王城で・・・だったかな?

 だから、正確には魔王国とデムーロ国の戦争の話に魔王国の大砲の話は出てこないはずだ。」

マイヤーが言う。

「・・・していなさそうですね。」

「あぁ、まぁ、王城に行く際に聞いてみよう。」

マイヤーが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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