第3780話 ダニエラ達が屋敷に到着しました。(ソルミ達に時計の事を知らせました。)
エルヴィス侯爵邸の客間。
「もうすぐ来ますかね。」
武雄がアナスタシアとクリスティーナを抱きながらヴァレーリ達の到着を待っていた。
「ふむ、カレーにお好み焼きは、合わないとは言わないが、腹に溜まるの。」
エルヴィス爺さんが食べながら言う。
「タケオ様、この組み合わせはお腹に溜まるのを目的にしているのですか?」
アリスが聞いてくる。
「いえ、今日は食べて欲しいから用意しています。
私が食事に出すのなら、別々に出しますね。
今日はカレーの日、今日はお好み焼きの日と。」
武雄が言う。
「普段の夕食時のメニューは、今回のようにならないのですね。」
エリカが言う。
「なりませんね。
お好み焼きだって、内容を変えたりして、種類を楽しみたいですしね。
カレーはお肉を変えたり、揚げ物を変えたりと種類を変えられますしね。
楽しみ方は増えるでしょうね。」
武雄が言う。
「ふむ、同じ味で用意しても付け合わせで感じ方も変わるじゃろうの。
ちなみにタケオ、ここ数回カレーにトリカツが付いておるが、他にはあるのかの?」
「ハンバーグとか、肉増し増しでも良いでしょうね。
逆に野菜をペースト状にしてカレーに混ぜても良いかもしれません。
色々と工夫する事が大事だと思います。」
武雄がエルヴィス爺さんに言う。
「ふむ、考えつく物をすべてしてみる必要があるのじゃろうの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「失礼します。
監視をしていたジーナ様が戻りました。」
「失礼します。
お客様が宿を出立したのと、その場をアスセナ殿に引継ぎましたので、戻ってきました。」
カーティアがジーナと共に入って来る。
「ジーナ、監視業務ご苦労様。
どうでしたか?」
「はい、特に問題もなく、お客様も大人しく過ごしてくれています。
あと、監視時に使った試作品の感想を書いて、夜に向けて仮眠に入ります。」
「苦労をかけますが、お願いします。」
武雄が軽く頭を下げる。
「はい、では、失礼します。」
ジーナが退出する。
「ふむ・・・こういった際には動ける部下は多い方が良いの。」
「そうですね。
増やしていけるように動産収入を増やしていかないといけませんね。」
エルヴィス爺さんの言葉に武雄が言う。
「タケオ様、まだ我慢が必要かと。」
「もう少し落ち着いたらしましょう。」
アリスとエリカが言う。
「・・・まぁ、そうですね。」
武雄が渋々頷く。
「さて、ダニエラさん達が来ますね。
私は玄関で出迎えます。
毎回の事ですが、ダニエラさん達の食事後に歓談と行きましょう。」
「うむ、それで頼む。」
エルヴィス爺さんが言うのだった。
・・
・
ダニエラ達と一緒に行動しているルフィナが玄関を開けるとダニエラ達が入って来る。
「失礼する。」
「いらっしゃいませ、お客様。」
「お疲れ様です。」
カーティアと武雄が出迎える。
「うむ、まぁ、我らの方にも人員を割いているからこうなるな。」
ダニエラが頷く。
「人材不足で資金不足ですから。」
武雄が苦笑しながら言う。
「・・・その言葉を真に受けられないのが、キタミザト殿の言葉だからだろう。」
ダニエラが言う。
「そして、どう対処するんだろうと興味を覚えてしまいますね。」
ブリアーニが言う。
「また仕事が増えそうな予感しかしません。」
アンナローロがため息をつく。
「ははは、アンナローロは大変だな。」
グローリアが笑いながら言う。
「酷い言われようです。
さて、いつもの如く、食事からお願いしますね。」
「うむ、よろしく頼む。
エルヴィス殿から新メニューがあると聞いているぞ。」
ヴァレーリが言う。
「お好み焼きですね。
とりあえず口に合うか確認してください。
良好なら今後も出すかもしれません。」
「ふむ、楽しみにしよう。」
「さ、こちらです。」
武雄が先導し、ダニエラ達と食堂に向かうのだった。
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エルヴィス家の講師陣がエルヴィス家の兵舎内の割り振られた部屋に通され、一時の休息を取っていた。
「・・・4人部屋ですね。」
「ふむ、ベッドも問題なさそうですね。」
「うん、とりあえず、荷物を置いて、これからどうするかの打ち合わせをするか。」
3人が適当にベッドを選び、とりあえず座って、渡された資料を取り出す。
「ソルミ殿、気になったのですけど、時間てなんでしょうか?
確か、向こうの方に聞いていたようですが。」
1人が聞いてくる。
「あぁ、それな。
我らは晩課の鐘や終課の鐘といった鐘の音で時を認識している。
これはアズパール王国でも同じようなのだが、エルヴィス家、キタミザト家の上位文官、武官では、更に細かい時を用意していると言っていた。
メモは取ったからな、ちょっと待ってくれ。
えーっと・・・今の鐘を更に3分割して認識する方法で、時計や懐中時計といった商品で確認する。
今回は借りれないが、エルヴィス家から同行する者もしくは連絡する者に持たせるので、確認して欲しいと言われている。」
「「はぁ。」」
ソルミの説明に2人が首を傾げる。
「要はとりあえず、細かく決まっているから都度、確認してくれという事だな。
・・・あとでエルヴィス家の兵士と打合せをしないと・・・たぶん、やり取りをしておかないと大変な事になりそう。」
「「お願いします。」」
ソルミ達に時間の概念が伝わってしまうのだった。
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