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第3773話 飲みが始まりました。(監視組はのんびりしています。)

エルヴィス邸がある街の酒場。

協力工房のいつものメンバーが行く店。


「よし!明日は引き渡しだな!

 節度を守って飲むぞ!」

「「「ダニエラ様に続きます!」」」

ヴァレーリの音頭でプチ宴が始まる。

ブリアーニやグローリアもグラスを上げる。

「ルフィナ殿、ヤリス殿、好きに頼んで良いですからね。」

アンナローロがルフィナとヤリスに言う。

「はい、ありがとうございます。」

「ありがとうございます。」

ルフィナとヤリスが頭を下げる。

と店の入り口が少しざわつく。

「失礼、ダニエラさん、カールラさん、グローリアさん、いらっしゃいませ。」

武雄達がやって来る。

その姿を見て、ダニエラ達上位陣以外が立ち上がり、軽く頭を下げる。

「いやいやいや、様子を見に来ただけですから。

 大丈夫ですから座ってください。」

武雄が言うと皆が座る。

「うちの子達に迷惑をかけていないようですね。」

武雄がにこやかにヴァレーリに言う。

「するわけないだろう。

 この配置は的確に我らの動きを抑制するものだしな。」

「えー?そんな意図はありませんよ?

 子供達に経験をさせたいだけですよ。

 まぁ、この子達なら、少々失敗してもダニエラさん達なら許してくれるだろうというのは思いましたが。」

武雄がにこやかに言う。

「・・・この子達に怒れるわけないだろう。

 それに酒をかけられたとかの行為じゃなく、やるとしたら手配とかの失敗ぐらいだろう?

 そんな失敗なんていくらでもしている身だ。

 そんな事で怒れんよ。」

ヴァレーリが言うと皆が苦笑する。

「そうですね。

 で、大丈夫そうですね?」

「あぁ、大丈夫だ。

 無事に皆で着いたしな。

 あ、明日の予定も聞いている。」

「よろしくお願いします。

 それとダニエラさんと、カールラさんとグローリアさんには寝酒を持ってきましたよ。」

武雄がワイン瓶を3本ヴァレーリ達の前に置く。

「お♪すまんな。」

ヴァレーリが笑顔で言う。

「いいえ、いつも買って頂いているローさんの酒屋に寄って物色してきました。

 前に来た時に話に出ていたロゼという酒が入荷していたので、買ってみました。

 ローさん的に『飲みやすいから寝酒にちょうどいいのでは?』と言っていたので確認ください。」

「うん、わかった。

 どんなものか試飲してみる。」

ヴァレーリが頷く。

「ええ、お願いします。」

「キタミザト殿も少し飲むのだろう?

 まぁ、このまま返すわけにはいかんがな!」

「子供をあやしたいので、少し飲んだら帰りますよ。」

「子供は明日見させて貰おう。

 で、我らの所には赤だけ残っているが、これで良いか?」

「はい、問題ありません。」

武雄がヴァレーリ達の卓に入り、ベイノン達も他の兵士達の所に座る。

「良し。なら、キタミザト殿と一緒に来た者もデムーロ国に行っているな。

 3人に酒を渡せ、空いているグラスに酒を入れろ。

 ・・・行き渡ったか?

 よし!あの戦線を生き残った者達よ。

 再会出来た事に感謝しよう。

 とりあえず飲め!」

「「「生きているって素晴らしいです!」」」

皆が皆が杯を上げて、宴が続くのだった。


------------------------

ヴァレーリ達が泊まる宿を監視できる位置にある家の空き部屋。

ジーナが仮眠している。


「お、タケオ達が合流して飲み始めたみたいだね。」

チビウカが言う。

「問題はないのですね。

 パラス殿、お客様の部屋に問題はないですよね?」

エンマがチビパラスに聞く。

「部屋主達が不在だからねぇ。

 あそこの宿ってしっかりしているんでしょ?」

「普通の宿屋ですよ。

 まぁ、今回はエルヴィス家が部屋を取っているので、とてもしっかりとしていると思いますが。」

「おぅ、侯爵家直々の依頼なら悪さはしないだろうね。

 何かあったら家主死ぬしかないじゃんね。」

チビウカが言う。

「・・・国家間のいざこざに発展しそうな事が死ぬ程度で済ませるのですかね?」

エンマが首を傾げながら言う。

「おっと、それもそうだった。

 一家が居なくなりそうだね。」

チビウカが言う。

「罰としてはそれで良いかもだけど、今後をどうするかだろうね。

 あの面子は何か事故が起きてもピンピンしているだろうからね。」

チビパラスが言う。

「あー・・・あれじゃん?タケオが経営権を握って、家主一家をこき使える刑だね。」

「わぁ、タケオとスズネが本気を出したら豪華ホテルが出来そう。」

「だよねー。

 そうしたら中に研究所の下の喫茶店の姉妹店作って貰おうよ。

 そしてエンマ達も1か月に1回くらいは食べにこよう!

 ちょっとした贅沢は生活を豊かにするしさ。」

チビウカが言う。

「・・・そもそも、侯爵様からの依頼を受けている時点で、あの宿の従業員は今日は死に物狂いでしっかりとした運営をしていると思いますよ?

 不審な行動をするような人員は配置するとは思えませんし、お客様が滞在中に信用が置けない者は泊まらせないでしょう。」

エンマが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
> 協力工房のいつものメンバーが行く店   ここ、冷蔵箱の置いてある店ですよね。   温くなっていない、冷えた酒   緑がシャキッとしたサラダ などが出てくると、気づくのかしら? 記憶が確かなら…
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