第3769話 試験小隊の詰め所で戻ってくるまでの予定を確認しよう。(ほふく前進訓練の時期ですね。)
研究所の1階 試験小隊詰め所。
試験小隊は今日から特別編成で朝練は中止しており、事務仕事や資料作成を皆でしていた。
そんな中で武雄がベイノンとブレアを飲みに誘っていた。
「ええー、良いなぁー。
所長、私達も行きたいですよー。」
ブルックが言ってくる。
「魔王国とデムーロ国との観戦をしに行ったメンバーで挨拶したいだけですよ。
軽く飲んで帰りますからね。
飲みたいなら他のメンバーで飲みなさい。
それに私達が王都に向かったら、新人さんが異動して来るのですから彼らと飲めば良いでしょう?」
武雄が言う。
「全然、新人感がない面子ですけどね。」
「飲まないのですか?」
「まぁ、飲みますけど。
いや、所長と飲むなんて、長期移動の時以外ないですから。
たまには飲みたいです、」
ブルックが言う。
「あら、嬉しい事を言いますね。
なら・・・・・・いつか飲みましょう。」
武雄が長考して言う。
「いつかですか。」
「え、だって、もう数日後には出立ですし。
戻ってからですね。
打ち上げしましょうか。」
「はーい。」
ブルックが頷く。
「アンダーセンさん、私達が王都と第3皇子一家領に行っている間の訓練等は決まっているのですか?」
「ほふく前進は完璧にしておきます。
帰ったらほふく前進訓練ですね。
今回は攻撃組が多いの楽し・・・んんっ!充実した訓練になるでしょう。」
「充実しているのなら新人小隊も参加した方が良いでしょうね。
若い内は充実している訓練は大事でしょうし。」
武雄が言う。
「「「「!!?」」」」
ケイ達が驚き顔を武雄に向ける。
「そう・・ですね。」
アンダーセンが子供達の反応を見ないようにして頷く。
「ベテラン方は私と一緒だから攻撃組で頑張って貰わないとね。」
「「「「全力を尽くします!」」」」
ベイノン達が言う。
「うん、アンダーセンさんもマイヤーさんも一緒だから攻撃組か。」
「私も全力で臨みます!
アーキンとブルックはほふく前進訓練に参加で。」
「私達は指示業務をするので参加はしません!」
ブルックが言う。
「指導する者として、出発地点、到着地点での訓練実施者への指示業務に従事します!」
アーキンが言う。
「・・・所長?」
アンダーセンが武雄を見る。
「良いんじゃないですか?
確かに指示する人は必要ですよ。
まぁ、1人でもほふく前進が上手く行かなかったら、指導不足という事なんでしょうけど。」
「はい、その際はアーキンとブルックも参加させます。」
武雄の言葉にアンダーセンが頷く。
「ほふく前進が完璧に出来るようにしておきます!」
「徹底させます!」
アーキンとブルックが言う。
「うん、期待しておきます。
アンダーセンさん、小銃の方は?」
「悩みますが、あれは皆で確認しながらした方が良いので、私達不在の時は未実施で。
その代わりに新しく来る者達は研究室の手伝いをさせようかと思います。
トレーシーも居ますし、なんとかなると思います。
子供達には魔王国から来られる講師の大隊編成講義を受けさせ、過去の戦闘報告から大隊編成だったら、どう動けるかの検討をさせてみようかと思います。」
アンダーセンが言う。
「アーキンさんとブルックさんも大隊編成の講義を聞いての話し合いながらの検討でしょうか。」
「はい、戦術の考察は・・・まぁ、見れるような内容になっていれば良いかと。
実際に私達が戻ってから再度、してみる事になるでしょう。」
アンダーセンが言う。
「まぁ、将棋と一緒ですよね。
お互いに1コマずつしか動かせないような状態で、相手が動くとこっちも動く。
戦場の想定とは、限られた時間で最小の動きで目的場所に着く、もしくは攻撃をする事でしょうからね。
どんな報告が出てくるのか楽しみです。」
武雄が言う。
「はい、私も楽しみです。
実際には私とアーキン、ブルックで過去の戦闘報告から教材として使うものは選んでいます。」
「用意は出来ているのですね。」
「ええ、あとは大隊編成講義を聞いて、どう変わるのか。
そこを子供達には柔軟に考えて貰う事になるでしょう。」
アンダーセンが言う。
「なるほどね。
アンダーセンさんは、トレーシーさんと良く話し合って、来る人達をどう使うかを決めてください。」
「はい、わかりました。」
武雄の言葉にアンダーセンが言う。
「それと王都に行くのに同行するアンダーセンさんには申し訳ありませんが、トレーシーさんとアンダーセンさんの奥様の出産があります。
ブルックさん、アーキンさん、すみませんがキタミザト家の者達が駆けつけると思うので、ベルテ一家や鈴音の警護をお願いします。」
「「わかりました。」」
アーキンとブルックが頷くのだった。
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