第3763話 アリス達の雑談。(ジーンズが売れれば女性の着替えの幅が広がる?)
エルヴィス侯爵邸の客間。
乳母達が帰り、アリス達がのんびりとしていた。
「へぇ、アリス、エリカ。ラルフの所でジーンズが出来たって。」
チビコノハが言う。
「前に話に出ていましたね。
タケオさんやスズネさんが欲しがった作業用のズボンでしたかね?」
エリカが言う。
「そうそう、それ。
タケオが製品チェックしたから販売が近いって。
オーバーオールもあるみたいだから妊婦も履けるズボンも用意出来たって。
作業着でもあるし、普段着でもあるわよ。
気軽に着れると思うわ。」
チビコノハが言う。
「ふむ、普段着としてですか。
軍服以外はドレスやスカートが一般的ですが・・・エリカさん、ズボンが主流になるんでしょうかね?」
アリスがエリカに聞く。
「なんとも言えないですね。
ただ確実に言えるのは女性の服選びに時間がかかるだろうという事ですね。」
エリカが言う。
「ふむ、選択肢が増えるのか。
これはラルフさんの所は大忙しになるかもしれませんね。」
「ですね。
タケオさん、スズネさんが発起人でしょうが、ズボンが売れ出せば、他の生地でもという要望が高まるはずです。
あ、でもラルフさんの所には女性用店舗もありましたか。
そちらの活性化を狙っているのでしょうかね?」
「どうでしょうか。
確かにタケオ様が原因で忙しいと皆さん言ってそうですけど。
流行らせたのは自分達ですからね。
折り合いは付けているでしょう。」
アリスとエリカが言っている。
「まぁ、売れる商品を提案して、売ろうと商売人が知恵を出した結果だね。
『売り先どうしようかなぁ』状態のドナート達は試験に邁進しているよね。
あれを売る気になったらドナート達干からびちゃうかもね。」
チビコノハが笑いながら言う。
「そうですね。
私もちょっとだけ食べましたけど、醤油も味噌も売れそうですものね。
原材料の大豆が第2皇子一家領からの輸入というのが難点ですが、それ以外は売れると思わせますよね。」
「味噌はあの色と形状で賛否が分かれそうですが、醤油は売れそうですよね。
爆発的に売れなくてもそこそこ売れれば良いですね。」
アリスが言う。
「無理だと思うよ?
ウスターソースがあれだからね。
醤油も売れちゃうよ。
味噌は、うーん・・・どうやって売れば生産者に苦労をかけないで良いのか・・・
やり方が多いだけに迷うわね。」
チビコノハが言う。
「普通ならどんどん作って、売りまくれという方針を取るでしょうが、私達は生産者が生活できる分の生産量にする為に、そこそこ売れる事を目論むのですから。」
エリカが呆れる。
「しょうがないじゃん。
今はウスターソースの牙城を崩すわけにはいかないんだしね。
あそこには、それこそどんどん生産量を増やして貰わないといけないんだし。
今、ここで対抗するソースが出てくるのはマイナス要因にしかならないわよ。」
チビコノハが言う。
「確かに。
今、ウスターソースの勢いと勢力を拡大させて一気に大工場になって貰わないといけないですよね。
領内の生産体制も変更していますし、ウスターソースは失敗が許されない事業になりつつありますよね。」
「それでも私達は醤油と味噌を食べたいと。」
アリスとエリカが言う。
「タケオやスズネは食べたがっているからね。
食べたいなら作るしかない。
ちょうど作れる材料と人員が居るというのに作らない訳にはいかないという事ね。」
「それに一定量を作れるようにしておかないと、ウスターソースが頭打ちになった際の起爆剤として、味噌と醤油を使うにしても、大量に作れるノウハウがないと使えないだろうしね。
大量生産を指示するにしても仕込みから生産、販売までの期間がウスターソースより長い期間が必要だからね。
手慣れてないと大量生産も出来ないだろうというのもあるわね。」
チビコノハが言う。
「まぁ、味噌と醤油はヴィクター達が動いてくれていますから、大量に出来る事を待ち望んでおきましょうかね。」
アリスが言うとエリカも頷く。
「ジーンズがあると街の風景は変わるかもね。
ま、アリスとエリカ、エンマとフローラが普段着て、街中を歩けば目を引くと思うわよ。
上位陣が気軽に履けば、追従する女性も多くなるでしょ。」
チビコノハが言う。
「うーん・・・ズボンかぁ。
外で着るかはわかりませんが、とりあえず買ってみて室内で使用しますかね。」
「そうですね。
ジーンズにスニーカーで気軽に屋敷内を歩いていれば良いんですよね。」
アリスとエリカが言う。
「ふむ、Tシャツも色々と作って貰った方が良いのかもなぁ。
確か、タケオとラルフが画策してたっけ?
今度行った際にお願いするか。」
チビコノハが考えながら言うのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。




