第3761話 エルヴィス家の文官達の会議。(準備は着々と進めています。)
エルヴィス家 総監部の庁舎の会議室。
フレデリック、総監部長、経済局、軍務局の担当者が一堂に会していた。
「という事で。
お客様及び講師陣は3月8日にご到着され、事前に連絡がありましたが、皆さん宿の方に行かれると。
翌9日は着任式。
これは庁舎の会議室で行います。
講師陣の方々は、そのまま兵舎の方に移動をして頂きます。
出かけるのに制限は設けませんが、一緒に行動する者の手配は出来ておりますか?」
フレデリックが聞く。
「宿の準備は終わっています。」
「兵舎の準備、同行する人員の手配は済んでおります。」
総監部と軍務局の者が言う。
「基本は特産品祭りまで自由になります。
問題にならないように対処しましょう。」
「「「はい。」」」
皆が返事をする。
「ちなみにですが、お客様の方はキタミザト家のメイド達が付きます。
軍務局は街中の警備をしっかりと行ってください。」
「了解しました。」
軍務局の者が頷く。
「キタミザト家という事はジーナ殿ですか?」
「いえ、ルフィナやセレーネ達、子供メイド達が付くとの事です。
ジーナとカーティアはアリス様とエリカ様に付きます。
まぁ、キタミザト家が大丈夫と言うのであれば、問題ないでしょう。
我々は周りの警護をしていく事になります。」
「わかりました。」
軍務局が言う。
「次は特産品祭りですね。
経済局の方から現状の説明を。」
フレデリックが振る。
「はい、基本は去年と同じ方法を取ります。
出展数が去年より増えたという所が前回と今回の違いです。
開催時間は去年と同様です。
一部に出店数が多くなったので開催時間も長くして欲しいという意見もありましたが、皆が皆、全ての店を回れないようにする事が、逆に楽しみになるだろうという考えの下、時間の延長はしません。
これについては、次回への課題としています。」
「会場が大きくなるという事は皆が食べる机の位置や個数も増やしているのですか?」
フレデリックが聞く。
「はい、個数は増やしていますが、座って食べる箇所は1か所に集約しており、軍務局の警備を常にして貰う事になっています。」
経済局の者が言う。
「食券制というのは何ですか?」
「はい、前回、金銭的なやり取りをして貰いましたが、不衛生であると同時に会計の際に貨幣を落としてしまい苦労した者も居たという報告がありました。
なので、今回は入場と同時に銅貨20枚で食券を10枚つづりを購入して貰い、屋台で買う際は店側の方で必要な枚数の食券を切り取り、商品を渡すという事になります。
屋台の方の食券は後日、経済局の方で換金をします。
こちらは面倒ではありますが、衛生的にも混雑的にも対処できる方法であると考えています。」
経済局の者が言う。
「ふむ、入場してからすぐに食券を買う所があるのですね?
何名体制で行いますか?」
「去年の入りを見ていますと、5窓口を用意し対処します。
人員的には15名で対応、食券の方は5万枚を用意しています。
ちなみに、この食券を使いきっても端に紙が残るようにしています。
こちらに連番を記載しており、イベントの最後行う抽選会に使用しようと考えております。」
「ふむ、屋台の方にはすると聞いていましたが、来た方へもするのですね?」
「はい、良い案だと思って実施しました。
景品については、各商店や工房の割引券や商品引換券を頂いております。」
経済局の者が言う。
「ふむ・・・昨年よりも盛り上がりそうな企画になりますね。」
フレデリックが頷くのだった。
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イーリーの雑貨屋。
「儲かっているんですって?」
「え゛?」
武雄がそういうとイーリーが変な顔をして答える。
「ラルフさんから聞きました。
なんでも皆さんの品々を各町に配送する事業を始めるそうで。」
「あ、そっちですか。
はい、今までは協力工房各店舗で送っていたのを、定期的に送るようにしようという試みです。
各店舗の輸送費用も馬鹿にならないとの事で集約してしまった方が良いだろうと。」
イーリーが言う。
「うん、どのくらいまで拡大するのですか?」
「今は普通の幌馬車ですが、ローチ工房の棒ベアリングと板バネ仕様の幌馬車での配送が出来るようになれば、輸送量があげられますので・・・週に2回程度の発送が各町向けに出来ればと考えています。」
イーリーが言う。
「ふむ、とはいえ、各町で必要な物の量は違うはずです。」
「それは各協力工房が調整するでしょう。
そして、向こうからこっちに戻ってくる際にも荷物を積む事になっています。
これはエルヴィス家よりの依頼ですね。」
「買い付けられる物があるのなら何よりです。」
「買い付けと言うか、各町の庁舎の書類とかが大半かと。
それとキタミザト様が仰った、古着等の納入と回収もします。
これで売り上げが伸びれば良いのですが。」
イーリーが言う。
「ふむ、とりあえずこっちも順調なんですね。」
武雄が頷くのだった。
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