第3742話 アズパール王との雑談。(ドラゴンの革の買取は今は出来ません。)
アズパール王城 アズパール王の執務室。
レイラとスミス達が来ていて、アズパール王と話をしていた。
「・・・」
アズパール王が見るからにガックリとしていた。
「お義父さま、どの件でガッカリと?」
レイラが聞く。
「はぁ・・・ドラゴンの革に決まっているだろう。
それ以外は、普通の話だ。
受け入れ準備をさせれば終わるような。
だが、ドラゴンの革はおかしい。
なんだ、その量は?」
アズパール王が言う。
「タケオさんが溜め込んでいたのでしょう。」
エイミーが言う。
「この前、14kg買ったのに・・・」
「全部ではなかったという事ですね。」
「はぁ・・・タケオからは借金をしている身なんだがな。」
アスパール王が疲れた顔をさせながら言う。
「ですが、お爺さま、村でのドラゴンの革のレザーアーマーの製作にはもってこいの量をタケオさんは確保してくれています。」
エイミーが言う。
「そうだな。
だが、エイミー案の村の活用と復興予算は4月以降の議会で通す運びだった。
なので、買い取る予算が今はない。」
アズパール王が言う。
「お爺さま、個人では?」
「この間、14kg買った。
金貨560枚を支払って、金貨4000枚を借りた。
ウィリプ連合国との件で使用している。」
「「「「金貨4000枚!?」」」」
皆が驚く。
「金利も含め、来年の4月までに返済だ。
なので、金はない!
スミス、タケオにはそう伝えてくれ。」
アズパール王が言う。
「お義父さま!私達皇子一家に声はかけないのですか?」
アルマが聞いてくる。
「・・・クリフ達にウィリアム達は、これから引っ越しだ。
色々と費用がかかるだろうから、買う余裕はないだろう?」
アズパール王が言う。
「ウィリアムが戦場に立つ可能性があるのです。
装備にお金をかけないといけないのです。
ちょうど、軽くて丈夫な素材をタケオさんから入手すると聞きました。
買いますよ。
ついでにエイミーが企画したドラゴンの革のレザーアーマー一式も注文します!
お義父さま、子の為の装備依頼です。
受けてくれますよね?」
アルマが言う。
「まだ始まってもいないのに引き受けろと言われてもな・・・
だが、王家用にドラゴンの革のレザーアーマーを作った工房というのも貴族達に貸し出す際に良いかもしれないな。」
アズパール王が考えながら言う。
「アルマお姉様の話自体は良いのですが、お爺さま、費用はどのくらいになるのですか?」
エイミーが聞く。
「やった事ないからわからん。
エイミーの提案は貸し出し費用の話だったからな。
まぁ、そこまで高くはないだろうと予測はするが・・・あくまで製作費用だけならな。
費用は後々に判明するだろう。」
「そうなのですね・・・レイラお姉様。」
「うん、そうね。
お義父さまから製作費用を聞き出して、タケオさんに聞こうと思ったけど、まだ決まっていないとなるとタケオさんへの聞き方がかわるわね。」
レイラが言う。
「うん?なんだ?
ウィリアムのドラゴンの革のレザーアーマーの製作は我の所とタケオの所で見比べてするのか?」
アズパール王が言う。
「はい。
ドラゴンの革のレザーアーマーを作れるのは我が国で王城か、エルヴィス侯爵領のみでしょうからね。
もしかしたら異様に高いかもしれないと考えまして。
お義父さまの方から聞き出してからタケオさんに聞こうかと。
ほぼ同じ値段なら王城で作りますが。」
レイラが言う。
「ふむ・・・安くなるとは言えないなぁ。
こればかりはしてみないとわからない。」
アズパール王が言う。
「ですって、アルマお姉様。
当てが外れましたね。」
レイラがアルマに聞く。
「そうみたいね。
・・・うーん、お義父さま、ドラゴンの革の買取は本当にしないのですか?」
「あぁ、今は無理だ。
そして、ウィリアム達から金を貰って買う気もない。
少なくとも村が出来て、工房が立ち上がるまでは受付も出来ないだろうからな。
レザーアーマーの製作が可能になってから各王家には製作費用の話を振る事になるだろう。」
アズパール王が言う。
「うーん・・・わかりました。」
アルマが頷く。
「ちなみにスミス、エルヴィス家で作る際に費用っていくらかしら?」
エイミーが聞いてくる。
「わからないですね。
ドラゴンの革の話はあってもレザーアーマーの製作費については話を聞いた事ないですから。
作っているというのも聞いていませんね。」
スミスが言う。
「ふむ、タケオさんが来たら聞くか、夏にエルヴィス家に行った際に聞くかしかないですか。」
エイミーが言う。
「ふむ・・・これは王城とエルヴィスとの競争になりそうだな。」
アズパール王が言う。
「父上、タケオさんと争うのは得策ではないと思いますが?」
「言い方が悪かったな。」
「でも、エルヴィス家の方が早くレザーアーマーの製作方法を確立させそうですね。」
レイラが言う。
「ふむ・・・技術供与を依頼するか・・・」
アズパール王が言うのだった。
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