第3739話 第3皇子一家での話し合い。(アリスから手紙が来ているようです。)
第3皇子一家の執務室。
スミスとヴィート、エイミーにアンと第3皇子一家の面々が話をしていた。
「ふむ・・・これがタケオさん達の予定ね。
3月12日出立して、3月19日到着ね。
で、その時に魔王国から王都守備隊への派遣武官で魔人種の小隊長1名と兵士2名が一緒。」
レイラがスミスから受け取った彩雲達が持って来た手紙を見ながら言う。
「・・・予定通りなんだけど、アリスと双子も来るの?」
アルマが言う。
「そうみたいですね・・・スミス、これ以外にないのよね?」
レイラがスミスに聞く。
「はい、ありません。
アリスお姉様が子供を連れてくると言うとは思いもしませんでした。」
「まぁ、そうね。
で、エリカさんも妊娠したと。
・・・まぁ、コノハ殿とパナ殿が一緒に居てくれる方がアリスもエリカさんも安心なんだろうけど。」
レイラが考えながら言う。
「僕としては、その後に書いてあるのが気になるんだけど?
タケオさんの手持ちのドラゴンの革が130kgで、『買えるだけ買って』という文言がね・・・」
ウィリアムが微妙な顔をさせながら言う。
「うーん、お義父さまに持って行かないといけない案件ね。
ウィリアム、確か、お義父さまはタケオさんに借金していたわよね?」
レイラがウィリアムに聞く。
「ええ、していましたね。
ウィリプ連合国用に借りたと聞いています。
返済は来年だったかと。
ドラゴンの革は父上は今回、買えないかもしれないね。」
ウィリアムが言う。
「私達、皇子一家で買えるだけ買う?
追加が欲しい所もあるだろうし。」
アルマが言う。
「兄上達に相談かな。
どのくらい買えるかは父上と兄上達と協議してから返答だね。」
ウィリアムが言う。
「うーん、今後はウィリアムも戦場に立つ可能性があるからドラゴンの革のレザーアーマー一式は揃えて置きたいよね。」
レイラが考えながら言う。
「ウィリアム、戦下手だろうしね。
生存率を高める為に防具にお金かけないといけないよね。」
アルマも考えながら言う。
「僕が戦争に不慣れなのは反論は出来ないね。
軽くて丈夫な防具が手に入るのなら欲しいね。」
ウィリアムが言う。
「あの・・・実は私が少々提案をしておりまして。」
エイミーが恐る恐る手を上げながら言ってくる。
「うん?エイミーちゃん、何かしたの?」
「はい、今、王都の西に使われていない村があって、レッドドラゴン・・・ビエラ殿のお子様がいらっしゃるのです。
そのレッドドラゴンが退去した後の活用で、ドラゴンの革を使った防具工房の提案をして、採用されています。」
エイミーが言う。
「エイミーお姉様、そんな提案をしていたのですか?」
アンが聞いてくる。
「お爺さまが『お金がない』と言っていたからね。
何かして王城に実入りが良い事を提案したら通ったのよ。」
エイミーがアンに言う。
「エイミーちゃん、実入りって何?
防具を作るだけでは王城への実入りは少ないと思うんだけど?」
レイラが聞く。
「簡単に言えばドラゴンの革のレザーアーマーを地方貴族に貸して、費用を賄うという案です。
具体的な所はお爺さまとオルコット殿がしているはずです。」
エイミーが言う。
「・・・防具を貸し出すか・・・ふむ、悪くはないが・・・悪用されそうではあるね。」
ウィリアムが考えながら言う。
「王城のそれもお爺さまからの下賜品に近い物を偽造しますかね?」
アンが首を傾げる。
「それをするかもしれないと考えておかないといけないという事だと思うよ。
タケオ様も、何か作るとその手の事を契約に盛り込んでいるみたいだね。
僕は認識はないけど、夏に屋敷に行った際に見せて貰っても良いかもしれないね。」
スミスが言う。
「そうですね。
色々と知っておかないといけない事がありますね。
で、お爺さまからのドラゴンの革のレザーアーマーの偽造防止はどうやるんですか?」
「・・・それを考えるのもエイミーが提案している工房が考えて実施するんだろうね。
もちろん、偽造が発覚した場合の対処方法もね。」
ウィリアムが言う。
「その辺の話も聞いた方が良いですが、エイミーの提案が動いているという事は王城でドラゴンの革のレザーアーマーが作れるという事ですよね。
ウィリアム殿下用のを作って貰うという事ですか?」
スミスがウィリアム達に聞く。
「うーん、流石にドラゴンの革の加工は努力だけでは作れないかもしれないよね。
王城で作ってくれるのなら頼ってみようかな?」
アルマが考えながら言う。
「王城の次に保有しているのはエルヴィス家なんだよね。
たぶん、スミスの為に作るだろうから・・・王城じゃなくてエルヴィス家に頼もうか?
なんだかそっちの方が良いのが出来そうだし。」
レイラが言う。
「・・・ふむ、タケオさんが来た時にでも相談しようか。」
ウィリアムが言うのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。




