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第3738話 ベッドフォードの青果店に行こう。(ウスターソースは順調に拡大路線です。)

イーリーの雑貨屋で雑談をしてきた武雄達がベッドフォードの青果店に来ていた。


「ジュース美味しいなぁ。」

「搾りたては特に美味しいですよね。」

アリスとエリカ、ジーナも休憩してジュースを飲んでいる。

「工場の建設まだですか?」

「まだです!

 というか、予算が出るのが4月以降だろう?」

武雄にベッドフォードが言う。

「・・・そうでしたっけ?

 まぁ、あればあるだけ使うので早く作ってくださいね。」

「準備はしてる。

 キタミザト様の言う『品質第一』は徹底させるから安心してくれ。」

「お願いします。

 急速に店を大きくするだろうから、綻びが出るかもしれませんが、生産量が落ちても良いですけど品質は確実に。

 これ絶対です。」

「うん、徹底させる。

 とはいえ、売り方が住民にも浸透してきていて、仕事もスムーズになってきたぞ。

 この店以外で販売が出来るようになっても、客の方が慣れて貰っていれば、混乱はなさそうだ。」

ベッドフォードが言う。

「ふむ、生産拡大予定で販売も堅調、総じて安定し始めましたと。」

「まぁ、そうだな。」

「このままで良いのか・・・」

武雄が腕を組んで考える。

「このままでお願いします!」

ベッドフォードが机に頭を擦り付けるくらい下げる。

「いや、実際に今はこの程度だが、領内と周辺領と隣国向けが待っているだろう?

 今のまま、生産拡大をさせてくれ!」

ベッドフォードが頭をあげて言う。

「うーん・・・他の商品とか作ります?」

「今はその余裕はない。

 今は生産量の拡大を文官方と協議と実行しているので精いっぱいだ。

 少なくとも今後3年の生産計画が出来ている。

 原料の野菜の生産もあるからな。

 そこと協議しながら工場の拡大だよ。」

ベッドフォードが言う。

「実入りの方はどうです?

 少しは儲けていますか?」

「あぁ、ありがたい事に倍とは言わないが、多くなった。

 その分、考えないといけない事としないといけない事が4倍になった気がするが。」

ベッドフォードが苦笑しながら言う。

「売り場とか工場を任せる人員の見極めはお願いしますね。」

「あぁ、俺だけでなく妻や最初から手伝ってくれている奥さん連中も採用と教育をしてくれている。

 キタミザト様の名があるからな。

 皆、しっかりと守秘義務を守っているよ。」

ベッドフォードが言う。

「それなら良いです。

 ですが、締め付けだけでもダメでしょう。

 今は生産拡大なので、生産管理が出来る人の育成と人材管理が出来る人を探さないといけないでしょうね。」

「そこは文官方にもお願いしている。

 厳しすぎない人をとな。」

「まぁ、最終的にはベッドフォードさんや奥様が決めるしかないでしょう。

 もう、社長なんですから。」

「はは、青果店の親父がウスターソースの製造工房の社長か。

 偉くなったなぁ。」

「ええ、もっと偉くなっても良いんですよ?」

「遠慮させてくれ、今でも大変だ。」

「そうですか。

 気が向いたら言ってくださいね。」

武雄がにこやかに言う。


「タケオ様、ウスターソースの新しい工場が出来たら私、見に行きたいのですけど。」

「あ、私も見たいです。

 製造する工場なんて見れる機会はないので。」

アリスとエリカが言ってくる。

「ふむ、完成したら稼働する前に見させて貰いますか。」

武雄が頷く。

「・・・まぁ、先の話だが引き渡しの際の見学にキタミザト様達も立ち会うと考えれば良いという事だな?」

ベッドフォードが諦めながら言う。

「ええ、ラルフさんの所の工場の時は中を見に行けませんでしたからね。

 ベッドフォードさんの時は立ち会わせてください。」

「・・・うちも見なくても良いんだが?」

「この街の産業の一角なんですから。

 行かないといけないでしょう。

 エルヴィスさんも来たがりそうですから、後で声をかけておきますね。」

「・・・好きにしてくれ。」

ベッドフォードが疲れた顔をさせながら言う。

「はい、好きにさせて貰います。

 品質第一です、もったいないと思わない、少しぐらいとも思わないというのが大事ですよ。

 食に関する仕事なのです。

 妥協は一切不要です。

 その為なら生産量が落ちても構いません。」

「わかってる。

 その辺の家訓じみた事は大きく書いて壁に張ってある。

 工場が出来たら朝、読ませることにしよう。」

ベッドフォードが言う。

「やり方は任せますが、従業員達に浸透させてください。」

武雄が言う。


「で、ベッドフォードさん、ウスターソースの売り上げが良いというのはわかったのですが、青果店としてはどうなのですか?」

エリカが聞いてくる。

「ははは、前と変わらないな!

 ウスターソースはついでのつもりだったが、今では青果店がついでの仕事だ。

 だが、これからも売り続ける。

 これが俺の商売なのでね。」

ベッドフォードが言う。

「・・・珍しい果物とか入ったら教えてくださいね。

 情報だけでも良いですよ。」

「ふむ・・・わかった、いつもは買わないような物の話があったらキタミザト様に持って行こう。」

ベッドフォードが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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