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第3736話 ハワース商会に行こう。(現状確認と冷蔵箱の話を。)

ハワース商会の店先。


「お待ちしていました。」

モニカの父親が武雄達を出迎えていた。

「・・・おかしいですね。

 ジーナに先ぶれに行かせていないのに、知られていますよ。」

武雄が言う。

「ははは、キタミザト様が出歩かれると情報が入るようになっています。」

モニカの父親が言う。

「私は害獣か何かですか。

 それにしても店先から中を覗いて、親父さんに発見されるのが、最初の決まった手順だと思っていましたが。」

「まぁ、そういった事が多かったですね。」

「はぁ・・・炬燵どうなってます?」

「そこですか?

 まぁ、そこも含めて御報告を致します。

 こちらへ、どうぞ。」

モニカの父親を先頭に店内に入るのだった。

・・

ハワース商会の応接室。

モニカとモニカの旦那と父親が武雄達と打合せをしていた。


「ふむ・・・色々と順調ですね。」

「「「はい。」」」

「収支は問題ないようですが・・・今は耐火板の製造器具が収入を圧迫していますか?」

武雄が書類を見ながら言う。

「そうですね・・・耐火板は注文は入り始めていますし、量はそれなりに出ています。

 なのですが、実際に性能が発揮されるのは万が一という所なので、家主が導入に際して効果がわかり辛い物です。」

「エルヴィスさんが、火を使う所への設置を義務付ける法案を作っていたと思いますが・・・」

武雄が考えながら言う。

「そうですね。

 ですが、施行は、まだ先ですね。

 建て方の職人方も客先に説明してはいても『まだ先でしょ?』と耐火板の導入がいまいち伸び悩んでいます。」

モニカの旦那が言う。

「ふむ、エルヴィスさんに言っておきます。」

「はい、お願いします。」

「それと研究所との契約で作っている丸ゴムですが・・・まだ売り始めなので出荷量はそこまでないので、今後の事を考えると世間の認識を高める方法を取られないといけないかと考えます。」

モニカが言う。

「ふむ・・・それは・・・扉や窓の建材とか以外ですよね?」

「はい、スズネ殿から言われており、建て方の職人方にも勧めています。

 ですが、それ以外の販路を考えておかないといけません。」

モニカが言う。

「うーん・・・イーリーさんの所に納入しているのでしたか?」

「はい。」

「・・・少し考えます。」

武雄が言う。

「他に特に話さないといけないのは、ペナントですね。

 この街と4町で提供するペナントは、ラルフさんの所等と話をして印刷方法とエルヴィス家への意匠案を検討している段階ですね。

 で、印刷の塗料なのですが、エルヴィス家にも確認していますが、キタミザト家より使用してはいけない色やデザインはありますか?」

モニカの旦那が聞く。

「ありませんね。」

武雄が即答する。

「ないのですね。

 ・・・わかりました。

 今後もペナントは進めていきます。」

モニカの旦那が言う。

「あ、そうだ。

 ラルフさんに言い忘れていましたが、ベルテ一家と話をしていて、シャツに文字や絵柄を入れても面白いという話をしていました。

 商店や工房とかで統一のシャツを作っても良いよねと話していました。」

「シャツに印刷ですか・・・ふむ、統一の柄ですか。」

「エルヴィス家とキタミザト家では夏に着る半袖とかの腕部分とか胸部分とかに印刷出来たらと考えていますよ。」

武雄が言う。

「なるほど、費用にもよりますが、やっても良いかもしれませんね。」

モニカの父親が頷く。

「というわけで、何か話が行くかもしれません。」

武雄が言う。

「ふむ・・・ラルフさんの所で話はされていないのですよね?」

モニカが聞いてくる。

「話すのを忘れていました。

 そのうち話すか・・・モニカさん、話しておいてください。

 シャツに文字や絵柄をペナントにするような印刷をしたいと言えばわかるでしょうね。

 洗濯しても簡単に取れないような塗料が必要ですが。」

武雄が言う。

「ペナントの方の塗料の選定はしていますので・・・その中で洗濯や水に強い物があるのかの確認をしておきます。

 見つかったらお教えします。」

モニカの父親が言う。

「お願いします。」

武雄が頷く。


「・・・キタミザト様の方からは何かありますか?」

少し顔色を悪くさせてモニカが聞いてくる。

「いえ・・・あ、冷蔵箱の件はありがとうございました。

 色々と交渉事に使えそうです。

 で、一般販売は少量から始めているでしょうが、ハワース商会での製造個数はどのくらいで考えていますか?」

武雄が聞く。

「はい・・・現在、製造期間は3週間、20個単位で行えます。

 基本サイズは幅50cm、奥行45cm、高さ55cm

 特注サイズは都度検討する事にしています。」

モニカが緊張した面持ちで言う。

「そうですか。

 ・・・わかりました。

 それと、この間の魔王国とブリアーニ王国への販売は金貨110枚ずつで、私が金貨10枚を紹介料で頂き、残りの金貨100枚を製造利権譲渡費用としてお渡しします。

 さらに各冷蔵箱の性能的に新しい事をしたら各位に教える事も条件に入っていて、我が国はキタミザト家で受付、対応をします。

 なので、何か変わった事をしたり、何かに困っていたら簡易で良いので、文書を寄こしてください、他の方々に相談、報告をします。」

「「「わかりました。」」」

ハワース商会の面々が頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
冷蔵箱は鉛筆、消しゴム、黒板と同じように修羅場を迎えそうな予感がする。
今のうちにストック作らないと、有用って認知されたら忙しくなるんですよね
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