第3709話 473日目 レンコンレシピを考えよう。(普通に考えてオリーブオイルは高価です。)
ベルテ一家の食卓。
エルヴィス家から持ち帰ったジャガイモの挟み揚げを夕食に出し、パンとスープ等々を食べながら皆でワイワイとしていた。
「明日の交渉結果しだいではレンコンが手に入るよ。」
チビウカが言う。
「ウカ殿、そのレンコンというのはどんな食材なんですか?
私でも調理出来ます?」
ボーナが聞いてくる。
「出来るよ。
レンコンは植物でね。
沼地にあるんだけど、地下茎を食べるのよ。」
チビダキニが言う。
「地下・・根っこという事ですか?」
「違うよー。
トマトとかの茎と一緒。
レンコンはあの茎が泥に埋まっているの。
食べるのは茎の部分だよ。」
「はぁ・・・土の中にあるのに茎ですか。」
ボーナがイマイチ理解出来ない感じで頷く。
「うん、泥の中に埋まっているのを掘り出すんだよ。
シャキシャキなんだ。」
「今日、頂いたジャガイモは割としっかりした感じでしたが、こうではないのですね?」
「「シャキシャキ~」」
チビウカとチビダキニが言う。
「うーん・・・作り方は、ウカ殿とダキニ殿から言われて、メモをしていますけど・・・
結構、オリーブオイルを使うのですよね。
何回か不純物を取る為に濾しながら使うにしても・・・費用がねぇ。
エルヴィス家ならお出しする人が多いから、油の値段もあまり気にならないでしょうけど。」
「「あ!」」
チビウカとチビダキニが驚き顔をさせる。
「ふむ、揚げ物以外で出来る料理も検討して貰わないといけないだろう。」
「どどどどうしようか?」
チビダキニがチビウカに聞く。
「揚げ物はエルヴィス家に任せて、うちは煮物系を出すしかないかもなぁ。
うーん・・・上手く、料理する方法を考えないといけないかもね。」
チビウカが考えながら言うのだった。
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エルヴィス侯爵家の客間
エルヴィス爺さんと武雄、アリス達が居た。
「というわけで、一般家庭ではオリーブオイルの使用は難しいかもって事だね。」
チビコノハが皆に言う。
「ふむ、揚げるという調理法がオリーブオイルを多用する為に、一般では馴染まない調理法という事じゃの。」
「確かにオリーブオイルは高いですね。」
エルヴィス爺さんとエリカが言う。
「となると、あまり使わないで調理する方法を考えないといけないのですね。
タケオ様、何かあるのですか?」
アリスが武雄に聞く。
「レンコンは揚げ物とか炒め物、煮物が良いと思っています。
なので、例えば、フライパンにオリーブオイルを垂らしてから、ひき肉とレンコンを炒めて、醤油・味噌・砂糖で味を調えれば美味しいと思いますけど。
コノハ、とりあえずベルテ一家で食べる方法を考えて、派生料理はその後ですかね?
どちらにしても輸入量は少ないのでしょうからね。」
武雄が考えながら言う。
「そうだね。
ボーナが簡単に調理するとなると炒め物が良いだろうね。
味噌があるというのは、一つの解決策だよね。
日本料理に近づいたね。」
「まぁ、味付けの基本の1つですよね。」
チビコノハの言葉に武雄が頷く。
「醤油、味噌、みりん、砂糖があれば大概の日本料理の味付けになるからね。
醤油はまだ希少で、この屋敷でしか使えないし、みりんはないからこれからだけど。」
「どぶろくからみりんは出来ますか?」
「うーん・・・清酒を酸化させるのが一番早いかな?
清酒がまだ先の話だから、みりんはこれからの物になるわ。」
チビコノハが武雄に言う。
「そうですか。
もう少し待つ事にしましょう。
で、とりあえず、レンコンのレシピとしてはさっきの炒める方法を取るか、少量のオリーブオイルで揚げるかが良いという事にしましょうか。
それにレンコンを鉋・・・削り節器を野菜のスライサーとして使えば、薄い輪切り出来るので、それをフライパンで少量のオリーブオイルで揚げるという方法も取れますよね。」
武雄が言う。
「あー、レンコンチップスかぁ。
それを考えられるのならジャガイモでも出来るね。」
チビコノハが言う。
「・・・ジャガイモとレンコンって料理方法似ていません?」
武雄が考えながら言う。
「そんな事を言ったらゴボウだって、煮付けも軽く揚げる方法も取れるよ?」
「確かに。
一般に普及させるには家庭での調理より、どこか揚げ物屋さんのような商店での販売が良いのかもしれませんね。」
武雄が言う。
「揚げ物屋さんかぁ。
天ぷら、かき揚げ、唐揚げ、コロッケ等の店という事ね。
立地が売り上げの鍵になりそうでね。
ま、それも今後だよ。
とりあえず、うーちゃんとだーちゃんの方はタケオの言った調理方法で良いね。」
「ですね。
あとは魔王国からの輸入量がどれくらいになるのか。
というか、輸入出来るのか、いつものお土産で対応するのかの・・・確認をしないといけませんね。」
武雄が言うのだった。
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