第3708話 明日の予定と今後の予定。(魔王国からの特別輸入を考えよう。)
「ワッペンにするか印刷柄にするかというのと染料もラルフさん達に任せるとして。
エンマさん、明日の方はお願いますね。」
武雄がエンマに言う。
「はい、うちとステノ技研さんへのカレーの配達ですね。」
エンマが頷く。
「ええ、明日は昼前に来て、展示即売会の会場視察をして、食事を取って、雑談をして帰ります。
その後に取りに来てくださいね。
誰か連絡に向かわせます。」
武雄が言う。
「はい、お待ちしています。」
エンマが頷く。
「失礼します。
ベルテ一家様用のお支度が出来ました。」
メイドがバスケットを持って入って来る。
「うむ、今日は来てくれてありがとうの。
これはお礼じゃよ。」
「明日の料理の練習として作ったジャガイモの挟み揚げです。
練習のまま終わらせるかと思ったのですが、ウカとダキニが『余ったならくれ』という事を言ったので、今日の夕食にお出しください。」
エルヴィス爺さんと武雄が言う。
「ありがとうございます。
ちなみにですが、その明日の料理は珍しい物を使うのですか?」
「ええ、レンコンと言って、この地域には少なくともない食材なんです。
それに・・・たぶん栽培は出来ても採取が難しいはずなので、結構な値が張りそうなんですよね。
この地域でするにしても今の小麦の品種変更、酪農の拡大がひと段落して、資金があれば・・という感じです。」
武雄が言う。
「はぁ・・・随分と先じゃのぉ。」
「栽培だけならしても良いですが、まぁ、それは今後の話なので今は輸入物で高くなるだろうという商品と考えてください。
それに今回はどのくらいの量が来るのかわからないので、私達のみ食べるとしています。
ウカとダキニも多く手に入ったら、そっちに回すという感じでしか話せない程度なのでね。
・・・今もコノハとパナ、ウカとダキニ達が精霊通信でやりあっていますが・・・明日手に入ってから考えます。」
武雄が苦笑する。
「なんだか、断片的に私にもコノハから連絡が入りますが・・・これは輸入決定ですか?」
アリスが武雄に聞く。
「うーん・・・レンコンの採取かぁ・・・
結構、大変だと思うので・・・それに輸入するにしても鮮度の問題があるので、やるとするとワイバーンで持って来て貰う事になるのですよね。
直接購入という事になるので、シモーナさん達の商流から外れますし・・・シモーナさんから色々買う事を検討しているので、多用は出来ないんですよね。
まぁ、鮮度が命関係の食材はシモーナさんに目を瞑っていただいて輸入するかな。」
武雄が言う。
「ふむ、ワイバーンを使っての輸入か・・・値が張るかもしれぬが、この地では高級な新鮮な魚とかを買う際には便利じゃろうの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「はい、今、ダニエラさん達が来る際にお土産で持って来て頂いているのを週に1回に限定しての輸入をお願いするのは出来るかもしれません。
それこそ、ブリアーニ王国と話し合って、魔王国から、こことブリアーニ王国向けに順々に持って来て貰うという流れを作れば、輸送費の折半が可能かと。」
武雄が言う。
「ふむ・・・どのくらいの量になるじゃろうの?」
「今、ダニエラさん達が持って来ている量ぐらいと考えるしかないですね。
あれも結構、載せて来てくれています。
そもそも、あれはドラゴンに載せてですからね。
それがワイバーンになると量は減るでしょうからね・・・今、頂いている量が賄えれば良いと思います。」
「ふむ・・・珍しい物があれば王都にも配達が出来るじゃろうが、王城に直接行くのはよした方が良いじゃろうの。
少なくともこの地で載せ替えて、ビエラ殿達が行く方法が出来るじゃろうの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「うーん・・・その辺は王城の経済局か総監局と話しておいた方が良いでしょうね。
他領とのやり取りもありますし、他国産のを持って行って良いのかもありますし。」
武雄が言う。
「そうじゃの。
ま、それに魔王国とブリアーニ王国が賛同してくれるかにもよるしの。」
「そうですね。
でも、海魚が生で手に入るのは良い事ですよね。
一般の方々には申し訳ないですが、干物ばかりだと飽きますし。」
武雄が言う。
「あとは費用的な所じゃの。
うーん・・・エイミー達が来る頃にはタケオ達から家賃を取る事にしておるから、そこから費用を見込めるのじゃがのぉ。」
「確かあれは修繕費用等々に回すのではなかったので?」
「それも含めてじゃよ。
わしの懐に来るのじゃから、どう使っても良い物じゃ。」
エルヴィス爺さんが言う。
「確かに。
とはいえ、大規模改修等々になった際は費用の負担は言ってください。
王辺りからせしめてきます。」
武雄が言う。
「うむ、王の周辺というのは陛下しかないのじゃが。
確かにドラゴンの革という商品があるからの。
タケオの収入源として使って良いじゃろうの。
おっと、その話はまたじゃの。
で、レンコンの輸入じゃが、多く仕入れたらベルテ一家にも渡すのじゃの?」
「ええ、ウカとダキニが食べたいでしょうからね。」
武雄が頷くのだった。
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