第3705話 473日目(2月18日) 今日はレンコンを待ちながら、試作料理の練習です。(魚肉ソーセージは難しいです。)
朝食後のエルヴィス侯爵邸の厨房。
武雄とコノハ、ウカ、ダキニと料理長で話し合いがされていた。
「うーん・・・魔王国のダニエラの話だとレンコンが来るんだよね。
で、今日はレンコン料理の試作をすると。」
チビダキニが言う。
「コノちゃんとタケオで、レンコンの挟み揚げを作るっていうのには賛成だよ?
でも、料理人達に教えるからといって、ジャガイモで代用するのは・・・」
チビウカが微妙な顔をさせる。
「美味しいよ?」
チビコノハが出来上がったジャガイモの挟み揚げを食べながら言う。
「うん、美味しいに決まってるし。
そもそもハンバーグとジャガイモの相性良いからね!
挟めばそりゃ美味しいさ!
トマトソースに付ければなおさらね!
でも2日連続で揚げ物なの?」
チビウカが言う。
「食べたい!」
「わかる!」
チビコノハとチビウカが言う。
「でも、侯爵達は飽きちゃうと思うけど?」
「あ、これはあくまで試作だよ。
今日のメインはハンバーグ。
私達しか試作は食べないよ。」
チビコノハが言う。
「なるほどね〜。
ちなみにコノちゃん、レンコンに魚肉入れないの?」
チビウカが聞いてくる。
「レンコンの穴に練り込むのは、からしか魚肉だけど、どちらもまだよ。
魚肉ソーセージなんて、この地にいたら夢のまた夢よ。
いつかは流通させたいけどねー。」
「魔王国にレシピ売ったら?
あそこ戦後だから産業欲しいだろうし、保存の関係上、アズパール王国には輸入出来ないから、ダニエラ達が持ってくるだけになるでしょう?」
「うーん・・・要はかまぼこの製造技術でしょ?
今は無理かなぁ。
エイミーの実家に依頼しているしさ。
向こうで作ってからというのが流れじゃない?
むしろ魔王国とエイミーとで交渉しても良いしね。」
チビコノハが言う。
「うーん・・・エイミーに会ってないからなぁ。
出来そうなの?」
「王族の姫君で小さい時から政策をしていたみたいだよ?
スミスの良い教師だよ。
たぶん、交渉も出来ると思うよ。」
「なるほどねー。
次期当主の嫁に相応しいのか。
じゃ、魚肉ソーセージは、今後に期待として。
からしはまだだよね?」
「まーだ。
新たに獲得した旧空白地帯の整備が終わってからでないと山菜取りにいけないよ。
最低でも雪解けを待って、雪が降る前にって感じだろうね。」
「はぁ・・・当分先かぁ。」
チビウカが諦める。
「で、タケオの作ったのって・・・」
チビダキニが武雄の作っているフライパンを見る。
「うん?バターにトマトを潰したのとウスターソースを入れて、砂糖とコショウを少々。
それとシイタケ出汁を加えて煮込みましたよ?」
「デミグラスソースだよぉ・・・鶏ガラじゃないけど。」
チビダキニがガックリとする。
「今日は爆弾ハンバーグを作ろうと思ってですね。
随分前に言ってたのを思い出しましてね。」
武雄が言う。
「「爆弾ハンバーグ?」」
チビウカとチビダキニが首を傾げる。
「ええ、私の家の家庭料理でハンバーグの中にゆで卵を入れてあるんですよ。
それにかけようと思ってね。」
「「へぇ。」」
チビウカとチビダキニが言う。
「今、爆弾ハンバーグ自体は料理長が作ってくれているんだ。」
チビコノハが言う。
「正確には皆でですがね。」
料理長が言う。
「うん、任せているんだけど・・・料理長、どう?」
「うーん・・・肉が固くなってしまっているかな?
いつものハンバーグはもう少し柔らかく作るんだが、どうしてもゆで卵の周りに肉を付けた関係で、肉が固くなってしまっている。
タケオ、良いのか?」
料理長が聞いてくる。
「ええ、構いませんよ。
それはそれですよ。
今後、試行錯誤をすれば良いだけの話です。
今は、新しい料理が出来たという事の方を喜びましょう。」
武雄が言う。
「そうだ。
うーちゃん、だーちゃん、ウズラの卵がないんだわ。」
「え?そう?」
「あー、確かにニルデ達と買い物に行った際も売ってなかったかも。
ウズラ自体が飼育されてないのかな?」
チビウカとチビダキニが言う。
「小規模地域ではあるかもだけど、一般流通をしていないのかもと思っているんだよ。」
「まぁ、普通の卵も少な目だしね。
遠めの村でならしているかもね。」
チビコノハの言葉にチビダキニが言う。
「普通の卵ですら、最近やっと、数日に1回は出るようになってきたよね。」
チビウカが言う。
「ねぇ、この地でウズラって飼育してくれるかな?」
チビコノハがウカとダキニに聞く。
「・・・鶏優先じゃない?」
「だねー。
同じ飼育なら鶏の方が楽っしょ。
それに養鶏場作ったばかりだし、まずはそっちを安定と拡大をしていかないとね。」
チビウカとチビダキニが言う。
「うーん・・・そっかぁ。」
チビコノハがガックリとする。
「コノちゃん、何をしたかったの?」
チビウカが聞く。
「おでんにウズラのゆで卵入れようかと。」
「「普通のゆで卵で良いじゃん。」」
チビコノハにチビウカとチビダキニが言うのだった。
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