第3704話 467日目 大丈夫、エリカの子供も大事に育てます。(追加のメイドが必要になりそうです。)
夕食後のエルヴィス侯爵邸の客間。
エルヴィス爺さんと武雄、授乳を終えたアリスと子供達とエリカが歓談していた。
「ふむふむ。
何と言うか・・・やはり一緒の屋敷にいるからなのか、ジェシーやレイラの子より、愛着が湧いてしまうの。
可愛くてしかたない。
というか、このぐらいの子供は誰の子でも可愛いのじゃがの。」
エルヴィス爺さんがクリスティーナを抱きながら言う。
「私も子供達は皆、平等にと思っていますが、我が子だと違いますね。
というより、この時点でここまで違うとは思いませんでした。」
武雄がアナスタシアを抱きながら言う。
「・・・」
アリスはウトウトしている。
「・・・私の子供が心配ですが。」
エリカが心配そうな顔をさせる。
「うむ、失言じゃったかの?
じゃが、そこは大丈夫じゃよ。
エリカもわしの孫娘と言っておろう?
ふふん、エリカの子供にも興味深々じゃ。」
「ええ、大丈夫ですよ。
我が子に変わりはありませんよ。
アリスの子と同じように可愛がりますよ。」
エルヴィス爺さんと武雄が言う。
「・・・エリカさん、大丈夫です。
生まれてからの事は生まれてから考えても遅くはないです。」
アリスがボーッとしながら言う。
「うむ、アリスの言う通りじゃの。
まずは生むことを全うしなくてはいけない。」
「この面子で子供が嫌いな人は居ませんよ。
安心して生んで下さい。
まぁ、とはいえ、不安でしかたないでしょうね。」
エルヴィス爺さんと武雄が言う。
「・・・色々と不安ですよね。
本人にしか解消出来ないので、どうしようもないのですが。」
アリスが言う。
「はい、こればかりは初めてなので・・・不安ばかりです。
アリスさん、良く平気でしたね?」
「うーん、不安ではありましたけど、コノハが居てくれましたし。
それに慣例の戦争やら、殿下やジェシーお姉様とかの対応していたので、不安をじっくりと考えるよりも接待の方に意識を使っていましたし。
気が付けばお腹がどんどん大きくなっていきましたから、もう保健を何度見直した事か。」
アリスが苦笑しながら言う。
「ふむ、不安を紛らわせる為には何かをしていないといけないですね。」
「エリカはアリスと一緒にアナスタシアとクリスティーナの世話もあるが、したい事をして良いからの。
とはいえ、妊娠が発覚しておるのじゃから重労働はダメじゃよ?」
エルヴィス爺さんが言う。
「ええ、わかっています。
私は文官ですので。」
「あら、エリカさん、私が動き回っていたように聞こえますよ?」
「ふふ。」
エリカが笑って明言はしない。
「まぁ、アリスは動くじゃろう。
だが、それでも足らないと報告は受けたがの。
という事はエリカの場合は、もっと足らないという事じゃの。
うーん・・部屋に閉じ込めても良い事もないが、かと言って不用意に外に出るのものぉ。」
エルヴィス爺さんが考える。
「アナスタシアとクリスティーナがもう少し大きければ、庭で遊びまわるのを手伝って貰って運動にして貰えたのですけどね。」
アリスが言う。
「第3皇子一家でヒナ殿下達をあやしている時も少し考えていましたが、子供2名の運動量ってどうなんでしょうね?
私達に付いていけるのでしょうかね?」
エリカが考えながら言う。
「う、うーん・・・実際にはアナスタシアとクリスティーナ、エリカさんの子供、乳母のクラークさん、ボナーさんのお子様、エリカさんの乳母が居るから・・・
うん、もう少し切り詰めて、キタミザト家のメイドを増やしましょう!」
アリスが言う。
「だそうじゃよ?」
エルヴィス爺さんが武雄に言う。
「はぁ・・・当てはあります。
王城のメイドさんがこっちに来てくれるかもしれません。」
武雄が言う。
「あ、そうじゃった。
わしの方に転属依頼が来ておるよ。
エイミーやアンの事があるから、まずは2、3名雇って王城の事をわかる者を育成しようかと思っての。」
「動いておりましたか。」
武雄が言う。
「うむ、エイミーとアンが来る時に王都のメイドも少なからず来るじゃろ?
その時にイザコザがあると、エイミーとアンも居心地が悪かろう。
なので、今から入れて置いて、馴染ませておかないとの。」
「折衷案を実施するという事ですね?」
「うむ、どうしても家によっての差は出てしまうからの。
わしらの普通が王城での普通とは限らん。
なので、今の内からわしらも王城よりに出来る物はする。
そして、王城の方からも譲れない事があるのなら取り入れていかねばなるまい。
タケオとアリス、エリカには少々不便になってしまう事があるかもしれぬがの。
スミス、エイミー、アンの為に妥協してくれるとありがたいの。」
「「「わかりました。」」」
武雄、アリス、エリカが頷く。
「とはいえ、わしらは2、3人は受け入れるとしておるが、書類でのみの審査じゃ。
タケオ達が王城で見てくるようにの。
ついでにスミスとエイミー、アンも立ち会わせれば、皆で考えられるじゃろう。」
エルヴィス爺さんが言う。
「豪勢な面接ですね。」
エリカが苦笑するのだった。
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