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第3359話 ケイ達は小太刀に興味津々。(おや、マイヤーも魔法具商店に。)

テイラーの魔法具商店。


「「「「ん-・・・」」」」

ケイ、パメラ、アニータ、ミルコが小太刀を見ていた。

「じっくりと見て決めなければな!」

ニオがYシャツにサングラス姿でカウンターから言ってくる。

「小太刀かぁ。

 この間、王都に予備を送ったから在庫を増やしておいたから、足らないという事はないので、良かったけど・・・

 仁王様、小太刀って使い勝手はどうなんですか?」

窓際に居てお茶を飲んでいる鈴音が聞いてくる。

「ふむ、ロングソードとショートソードという区分けで考えるのなら、ショートソードに属するか。

 そもそも小太刀は日本刀だからなぁ。

 剣術的にも今とは違うだろうが・・・まぁ、標準の兵士達が使うのよりかは短いのは確かだから、威力としては劣るし、敵との間合いが近くなるから不利にはなるな。

 だが、短いが故に取り扱いが若干早く出来る。」

ニオが言う。

「・・・うーん・・・悪い事の方が多い感じですか?」

「なんとも言えないな。

 小太刀だから負けるという事ではない。

 乱戦とかになって敵に囲まれた状態なら、相手に与える傷の深さよりも取り回しが良い方が状況が良くなる事もあるだろう。

 要はどういう戦場に行くのか、どう動くのかを考えて、装備を決めなければならないという事だ。」

「・・・うーん・・・慣例の戦争の報告書を見ましたけど・・・どっちが良いのか全くわかりません。」

「まぁ、スズネは戦場に出る事はないからな。

 だが、戦場に行った者達がこうやって小太刀を見て悩むという事は、小太刀を装備する事に利点があると認識しているという事だ。」

「・・・まぁ、そうですね。

 戦場を生き残れれば一番ですけど、使い勝手が良くて、威力がある物を考えないといけないですね。」

鈴音が言う。

「うむ、それがタケオの研究所の役目だろう。

 とはいえ、スズネが今している事も領内の経済に寄与し、巡り巡って兵士達の給与にも反映される。

 疎かには出来ないな。」

「そうですね、頑張ります。」

鈴音が頷く。

「で・・・買うのか?」

ニオがケイ達に聞く。

「報奨金が出ましたので・・・装備の1つに小太刀も良いなぁと。」

「この間の戦争では、携帯性も必要だとわかったので、こっちの方も良いなぁと。」

「ジーナ殿が王都で小太刀を習っていると聞いたので、ジーナ殿が帰って来れば習えるかなぁと。」

「僕達は威力より取り扱いのし易さだと思うんです。」

4人が言ってくる。

「小太刀はそこまで高くないが、ゆっくり悩むしかないか・・・うん?」

ニオが何かに気が付き商店の扉を見ると。

「失礼します。」

「こ、こんにちは。」

マイヤーと娘のエルザが入って来る。

「「「「マイヤー殿!?」」」」

ケイ達が姿勢を正す。

「うん?ケード達が居たか。

 買い物か?」

「はい!小太刀に兵装を変えようか皆で考えていて。」

「うむ・・・今回の戦役で感じる物があったという事か。

 確か、所長からジーナ殿が王都(向こう)で指導員の免状を貰ったと言っていたか。

 習いたいなら習う事も可能だな。

 ま、基本の訓練はして貰うが。」

ケイの言葉にマイヤーが頷く。

「マイヤー殿は今日は?」

パメラが聞いてくる。

「娘が来年12歳だ。

 王立学院か魔法師専門学院には入れてあげたいが・・・ま、それは再来年の魔力量等の計測をしてから考えれば良い。

 今は体力作りをしないとな。

 で、木剣か木刀を買おうと思ってな。」

マイヤーが言う。

「・・・木剣ですか?」

「うん・・・走ったり、腕立てだけだと飽きるだろう?

 なので、それに加えて木剣を振るのも日課にすれば、少しは気分転換になるだろう。

 それに休みの日ぐらいしかみてやれないからな、毎日振っているかはその際にわかるし。」

「え?お父さん、わかるの?」

エルザがマイヤーに聞く。

「わかるな。

 走りや腕立て等は他者からは、あまりわからんが、こと剣に関してはわかる。

 1日振るのを止めると、3日分退化すると言われている。」

「うへぇ、そうなんだ。

 ・・・出来るかな。」

「出来るようになれば、少しずつ上達する物だ。

 まぁ、王立学院、魔法師専門学院、双方に行かないという事も選択肢としてあるが、職業も体力が必要だ。

 やっておいて損はないだろう。」

「はーい。」

マイヤーの言葉にエルザが頷く。


「うん?・・・ケイちゃん、どうしたの?」

パメラがケイが考えているのを見て聞く。

「いや・・・お父さん、亡くなっているから弟がしっかりとした剣技教わっていないな・・・と。

 マイヤー殿の話を聞いて、弟に教えないといけないと思って。

 それより少なくとも魔法師専門学院に入っても付いていける体力を作らせないといけない・・・」

ケイが言う。

「あ、そうか、ケードはお父上が・・・ふむ、ケード、弟さんもうちのエルザと一緒に週一で見ようか?」

「え?よろしいのですか?」

「あぁ、とはいえ、剣の何かというわけでなく、体力向上の目的とした綺麗な振りしか教える気はないが。」

「全然構いません!

 むしろかなりありがたいです!

 この後、皆で実家に行くので、その際に言ってきます!」

「今日は年末なので、ケードの家に行って、皆でワイワイしようと。」

ケイとパメラが言う。

「そうか、楽しんで来ると良い。

 エルザ、すまんが1人増えそうだ。」

「そこは別に構いませんよ。」

エルザが頷くのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
ニオがYシャツにサングラス姿でカウンターから言ってくる。 何気にスルーしてるけど、コレ、て凄い絵面ですよねw
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