第3326話 421日目 スミス達は第1皇子一家邸に向かっています。(おや、ドネリーって最高クラスのメイドなのでは?)
第1皇子一家邸。
朝食を終えた屋敷内では、大掃除がされていた。
「各部屋の掃除状況の確認と調度品の最終確認を!
あ、あと、お泊り頂いている間の食材の確保状況の最終確認とお菓子の手配の確認も!」
「「「はい!」」」
メイドや執事達がバタバタ仕事をしている。
「・・・何でうちの使用人達はここまでバタバタしているのかしら?」
ローナが言う。
「エイミーお姉様とスミスが来ますからね。
そしてジーナとドネリーという最高級メイドも来ますから、抜けがあったら王城に報告されるかもしれませんし。」
「・・・報告なんてしないと思うんだけど・・・
アン、出立の準備は終わっているの?」
「はい、持って行く物は用意出来ています。
それと出立後に送って貰う、私の部屋に入れる私物もクラリッサお母様と打ち合わせ済みです。」
「そう・・・寂しくなるわね。」
ローナが言う。
「ローナお母様、王城で会えますよ?
セリーナお母様からは先に私が行って、王都の雑貨屋とかの店を見てくるようにとの指示も頂いています。
ローナお母様は何かないのですか?」
「うーん・・・王都で欲しい物とかは・・・今のところ無いかな。
美味しい店とか装飾品とかは、アルマやレイラに書きとめておいてくれって手紙には書いていたし、最悪はエイミーに聞けばわかるからね。」
「それは確かに。
うーん・・・セリーナお母様はエイミーお姉様からも聞いておくようにという意味なんでしょうか。」
「それもあるけど、スミスと一緒に外に出なさいって事よ。
スミスを連れ回しながらウロウロすれば、色んな店を知れるからね。」
「わかりました。
まずはエイミーお姉様と相談して、周るお店を選ばないといけませんね!
エイミーお姉様も一緒に来れば安心ですし!」
「・・・いや、アン、エイミーと一緒だとデートが・・・まぁ、良いか。
それがエイミーとアンの距離感なら私達が言う事ではないし、私とセリーナの時も似たようなものだし。」
ローナが呆れながら言う。
「何を言いますか。
デートはデートです、お店の調査は客観的な意見も大事ですから。
エイミーお姉様も必要なんです。」
アンが言う。
「あ、一応、2人でデートする気はあるのね。」
「はい、ですが、ジーナと交代する新しいお付がいますから、2人でというのは出来ないと思います。
私とスミスだと迷子になりそうですから。」
アンが笑いながら言う。
「まぁ、スミスも王都に住んで1年弱だから少しは知っているだろうけどね。
あ、アン、本当にお付は王都で探すの?」
「はい、エイミーお姉様のお付のドネリーがエイミーお姉様と気心がしれていて柔らかく、魔法師の能力やお使いもしっかりとする万能メイドです。
私も魔法師で柔らかい感じのメイドを探そうと思います。」
「良い子が見つかれば良いけど・・・まぁ、アンが直感で選ぶか、能力で選ぶかは現地で判断するしかないわね。
少なくともアンが妥協する事ではないのは確かよ。」
「わかりました。
とはいえ、最終手段はエルヴィス家とキタミザト家があるので、そこまで急に決めなくても良いらしいですが。」
「王都よりタケオさん麾下の人員の方が凄そうと思ってしまうわ。」
「そうですねー。」
アンが頷く。
と、玄関の方から「おかえりなさいませ、クリフ殿下」という声が聞こえる。
「うん?クリフが戻って来たわね。」
「そのようですね。」
ローナとアンが玄関に向かうのだった。
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街に向かっているスミス達はというと。
「えーっと・・・ニール殿下の時と同じで、挨拶をして、その後の歓談の時にお土産を渡すんだね?」
「はい、ニール殿下は何も言いませんでしたので、今回も大丈夫でしょう。」
スミスとジーナが打ち合わせをしている。
「いや・・・あの場では顔色を変えないで貰っていたけどね?
その後で父上は悩んだようよ?」
エイミーが言う。
「エイミー殿下、ニール殿下が悩まれたのですか?」
ドネリーが聞いてくる。
「うん、お義母様が言っていたわ。
『王家が嫁ぐ時の単価が上がったんじゃないか?』って。」
「エイミー殿下も前に同じような事を言っていましたよね?」
「うん、言った。
こういう話は勝手に広まる物なのよね。
第2皇子一家はクリナが控えているから、スミス基準で考えちゃうと向こうの家に無理をさせるんじゃないかって。」
「まぁ、王家の姫君ですから、財力を見せつけるのは、ある意味正しいのかもしれませんね。」
ドネリーが言う。
「・・・財力というか、この国で唯一の商品を『お土産です』と気軽に持って来れる家が基準になりそうなんだけどね。
クリナの時は、果たして何を持って来るんだろうね。」
「お相手がどなたかに寄りますよね・・・今の所、同い年でバビントン男爵家の長男でしたか。」
「・・・他にも居そうだけどね。」
エイミーが言う。
「・・・テンプル家の長男もクリナ殿下と同い年だったような・・・」
スミスが考えながら言う。
「え?そうなの?
それは良い情報ね、テンプル伯爵が来るからそれとなく聞いてみようかしら。」
「ついでにクリナ殿下の同い年の貴族が何名いるか調査しますか。」
エイミーとドネリーが言うのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
10年目に突入です。
さて・・・まったく話が進んでいませんね(笑)
当初の予定では、授与式+王城の会議ぐらいまでは行けるかな?と思っていたのですが、無理でした。
まぁ、領内の土産とか食材とかの話が出来たので、領地運営の下地作りの1年だったとも思います。
次の1年で王都での話を書きつつ、アリスの出産、第3皇子一家の引っ越しぐらいまでは・・・までは・・行けるのか?(汗)
んー・・・リツの件もあるし、話は振っていて製作を依頼している物もあったり、冷蔵箱の普及もあるし、あ、銭湯や船の駆動部も決着つけないといけない・・・うん、誰だ、こんなに話を振っているのは!?(お前だ、お前。)
・・・頑張って今年も書いていきます。
あとは、カトランダ帝国とウィリプ連合国間の政争的な話も書きたいとは思うのですよね。
戦争まで3年程度になって来ています。
それにちょうど、良い見本がTVの国際ニュースでしていますし。
うーん・・・やり過ぎると前提となるウィリプ連合国・カトランダ帝国連合軍のアズパール王国侵攻→カトランダ帝国・アズパール王国の早期戦争終結とカトランダ帝国がウィリプ連合国との戦争開始という電撃で裏口を壊しに行く作戦が出来なくなるか・・・うーん・・・
でもアズパール王国とカトランダ帝国で穀物のやり取りを始めるしなぁ・・・ウィリプ連合国がこの事を知らない訳はないので、そこに何かを言わないというのも政治的にはあり得ないし・・・
・・・うん、乞うご期待!
はぁ・・・今年も私(作者)の気ままな脱線具合を楽しんで頂けたらと思います。
想像するのって楽しいのです!
脱線するの楽しんです!
書けば書くほど、魔王国が良い国家になっていく。(笑)
今後も通勤、通学、休憩時のお供にこの物語を使ってくれると幸いです。
今年もよろしくお願いいたします。




