第3323話 会議は続く。(授与式等では注意を怠らないようにしましょう。)
エイミーがアルダーソンとバビントンと話している所から離れた机の隅。
チビアル達精霊が集まってお茶をしていた。
「あっちは何だか、順調に話し合いがされておるようだな。」
チビムンムが言う。
「順調なのか・・・まぁ、終わった後に相談されるでしょう。」
チビロキが言う。
「ムンム、王都や第2皇子一家での話はロキにしているのですか?」
チビアルが聞く。
「うむ?しておる。
タケオとパナに会ったのも話したし、タケオが主体で動いている案件は要請があれば協力して行こうとロキとは話した。」
「ええ、話を聞く限り、世の中を良き方向に進めそうですからね。
邪魔をする気はありません。」
チビムンムとチビロキが言う。
「そういえば、ムンムに聞いたのですが、ロキはカジノを作りたいのですか?」
アルが聞く。
「ええ、一攫千金を求めてくる方々の一時の栄光と失った際の絶望は私達に取っては甘美ですからね。
とは言え、この地の治安を悪くしたら、バビントンが処分されかねませんし、有り金全部頂いたら店から叩き出して、冒険者組合である程度の生活費を稼ぐまで強制労働でしょうか。」
チビロキが言う。
「まぁ、ロキの趣向は脇に置いておくとして、後発の新領地に人を集めるのには何か集客する目玉が必要であり、劇薬であればあるほど、金も集まるのは確かだ。」
チビムンムが言う。
「人、物、金が集まるだろうけど、招かれざる無法者が来るわよ?
大丈夫?」
チビアルが聞く。
「そこは公営化して行き、街中での違法行為は厳罰化していくしかないだろう。
スラム街を作りたい訳ではないだろうし、そんな事をすればカジノが禁止になってしまう可能性もある。」
チビムンムが言う。
「節度を持ったか・・・飲む、打つ、買うが男の甲斐性と言われるかもしれないが・・・
打つのは公営として、飲むのは民間に、買うは?」
チビマリが言う。
「・・・ふむ、ロキ。」
「まだ私とチャリスと計画を練っている段階だから・・・
そこまでの話には。
マリ、何か考えが?」
「いや、そういう業者は自然発生する物だが、タケオに聞いてみると良い。」
チビマリがチビムンムとチビロキに言う。
「ふむ?・・・頼って良いのか?」
チビロキが聞く。
「街のゴロツキに声をかけるよりかは、しっかりした娼館を教えてくれると思うがな。
それにカジノと言うが、何が出来るので?」
「マリなら花札か丁半ですか・・・一応、カードとルーレットを考えています。」
チビロキがチビマリに言う。
「ふむ・・・トランプはないはずだが。」
「マリ、紙のトランプってすぐ皺とか端が折れたりするよね?
カジノに向かないんじゃないの?」
チビパラスが言う。
「そうだな。
そこはこれから色んな素材で作っていくしかないだろうし、ムンムも協力するだろう。」
チビマリが言う。
「そっか、そうだね。
まだ企画段階だもんね。」
チビパラスが言う。
「なら、将来、開業が近くなったら教えて貰おうよ。
ドネリーとかは来たがるだろうからさ。」
アトロポスが言う。
「うん、まぁ、こっちはロキも含めて、順調に仕事をしている。
アル達はあるのか?」
「こっちは当面はマリの契約者が王立学院でしょ、エイミーは今回面通しをした、このバビントン家の長女の教育を王都でするわね。
パラスは年明けには契約者とエルヴィス伯爵領に行ってしまうわね。」
チビアルが言う。
「うん、契約者の仕事でね。
エルヴィス伯爵領に行ったら、コノハとかが居るからね。
あっちもあっちで大変そうだよ。」
チビパラスが言う。
「違いない。
まぁ、当面はロキの計画を聞きながら、知って行かないといけないな。」
チビマリが言う。
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エイミー達はというと。
アルダーソンとバビントンも席に座り、歓談がされていた。
「なるほど、王城から到着日が指定されたのですか。」
エイミーが言う。
「はい、今回は指定がされました。
まぁ、前回同様で全貴族が集まるから致し方ないとは思いますが。」
アルダーソンが言う。
「うん、今回は多いから王城も考えたのでしょう。
では、2人には王城で再会するという事ね。」
「「はい。」」
アルダーソンとバビントンが頷く。
「私達は式典当日に呼ばれたら行く事になるわ。
父達が出るはずだから、必要ないと言われたら行かないけど。
2人とも陞爵される者達に嫌味を言ってくる者達が近寄って来るだろうから皆で固まっていた方が良いわ。
特に一番注目されるキタミザト子爵の陞爵があるからね。
キタミザト殿自体は何もしなくとも、周りが何かしでかさないか心配よね。
アルダーソンとバビントンもキタミザト殿の近くに居て、不審者を見つけるようにしてね。
ま、あの場で不審者が居れば、わかるだろうし、その場で取り押さえられたら、爵位の剥奪になるだろうけど・・・」
「「わかりました。」」
アルダーソンとバビントンが頷くのだった。
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