第3292話 エイミー達はお出かけ中。(クリナとリネットは明日の予定の打ち合わせ中。)
エイミー達は昼食後、街中に繰り出していた。
「・・・ジーナ、配慮はしてね。」
エイミーが苦々しい顔をさせながらジーナに言う。
「エイミー殿下、配慮というのは何を指しているのかわかりませんが・・・私は調査をするだけです。
気が向いたらご主人様に送るかもしれないという程度です。」
ジーナが言う。
「根こそぎ送るのは・・・止めて。」
エイミーがガックリしながら言う。
「エイミー殿下、私はありとあらゆる干物をご主人様に送るとは言いましたが、根こそぎ送るとは言っていません。
せめて、数・・・数十種類程度でしょう。」
「ジーナ、それは全種類と言っているような物だと思うのだけど?」
「違います。
大丈夫です・・・配慮はします。」
ジーナが言う。
「お願いね・・・・・・・・・待って、ジーナ、誰に対しての配慮を?」
エイミーが聞いてくる。
「ごしゅ・・・エイミー殿下にですが?
エイミー殿下から会議での話を聞きましたが、ニール殿下の方からは無いようですし・・・ですが、エイミー殿下から配慮をとの事なので、珍しそうな物に限定して、お送りしようかと思います。」
「・・・うん、まぁ、それで良いわ。」
エイミーが諦めながら頷く。
「まぁ、私が選ぶというより・・・マリ殿、ご主人様が喜びそうな干物を選んで頂けますか?
王都やエルヴィス伯爵領になさそうな物が良いのですが。」
「うん?我がか?」
チビマリが現れて聞いてくる。
「はい、この中でご主人様の感覚に近いのはマリ殿です。」
「ふむ・・・見繕うのは大丈夫だが・・・予算はどうなのだ?」
「予算は上限がありますが、選んでから考えましょう。
まずは予算を考えないで選んで結構です。」
「ふむ、わかった。
ドネリー、領民が行く干物屋に行きたいが?
出来れば漁港近くが良い。」
「問屋でなくてよろしいのですか?」
ドネリーが聞いてくる。
「問屋は問屋で魅力的だがな。
問屋に卸さずに地元だけで食している干物を確認したい。
たぶん、そこにタケオが欲しい物がある可能性がある。」
「行きましょう!」
「畏まりました。」
ジーナとドネリーが言う。
「あの・・・本当に地元の人しか食べないとなると、取り扱い量が少なかったりして輸出品になるかどうか・・・」
エイミーが恐々聞いてくる。
「それはそれだ。
それにエイミーよ、今は売れないから少量という事も考えられるだろう?
採れないから少ないと考えてはいけないな。
ジーナ、ドネリー、漁港付近の干物屋探索だ。」
「「了解しました。」」
ジーナとドネリーが頷くのだった。
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第2皇子一家邸の客間にて。
クリナとカリス、リネットが雑談をしていた。
「えーっと・・・明日はエイミーお姉様達を豆腐工房に連れて行って、ヴァイオリン工房に行って・・・
前にエイミーお姉様が通ったルートで良いのでしょうね。」
クリナが明日の予定を書きながら言う。
「クリナ、明日も前のように実地を見せるのよね?」
「はい、会議の終わりにエイミーお姉様が言っていましたので・・・予想はしていましたが、また連れて行くのかと思うと気が重いです。
何を言われるのやら・・・」
クリナが表情を曇らせながら言う。
「いや、別に前の時もエイミーは何も言っていなかったでしょう?」
「ですが、今回は何か言うかもしれません。
・・・それにタケオさんの忠実なる部下であるジーナが見ます。
ジーナの事ですから事細かくタケオさんに伝えると思うのです。
失敗しなければ良いのですが・・・」
「いや、キタミザト殿は今までも何も言って来ないし、ジーナ殿はどうなっているかの説明ぐらいしかしないのではないのですかね?」
「そうかもしれませんが、そうでない事も考えられます。
お義母様、ちゃんと事業を成功させていると見せないと次が来ないと思います!」
「次・・・あるのかな?」
「エ、エイミーお姉様が嫁いだらその辺の情報が来ると踏んでいるのですが!?」
「あー、なるほど。
でもその時はクリナ、王都の王立学院に居そうなんだけど?」
「その時はその時です。
お義母様がするしかないのでは?」
「うーん・・・クリナからの期待なのか、出来て当たり前と思われているのか・・・
それにしても次かぁ・・・今の食材を売る事が一番で発展は民間で行えば良いと思っていましたが・・・
エイミーに言って、今の豆腐やつみれが使えるようなレシピを教えて貰った方が良いのでしょうね。」
リネットが考えながら言う。
「お義母様、豆腐やつみれを使う料理は今していますが、さらに使われるような食べ方があるのですかね?」
クリナが聞いてくる。
「それが思いつかないからこそ、次があるとは思っていないんだけどなぁ。
まぁ、そこは今すぐではないから、今は豆腐等の食べ方を皆で考えて行かないといけないのでしょうね。
クリナ、頑張って。」
「私も頑張りますが、街中の人達にも頑張って貰わないといけないですね。
あー、明日の昼に連れて行く飲食店はどうしましょう・・・」
クリナが考えるのだった。
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