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第2738話 移動中。(お、最速でヴァレーリ達は2つ目の町に到着したようです。)

ブリアーニ王国側の関から1つ目の町がもうすぐという街道では。


「結構、来ましたね。

 もうすぐ着きますかね?」

「「そうですねぇ。」」

ベイノンとブレアが言う。

「ぎゅ?」

リーザが街道の脇の奥を見ている。

「リーザ、どうしたんですか?」

初雪のリュックに遊びに来ていたミアがリーザに聞く。

「ぎゅ、ぎゅ?」

「へぇ~、私は感じなかったのでそれなりに遠そうですね。」

「リーザ殿、ミア殿、何かあったのですか?」

ベイノンが聞いてくる。

「ぎゅー?」

「遠くになんか複数固まって居るみたいですよ?」

リーザとミアがベイノンに言う。

「遠くに・・・ですか?」

「私の感知外ですので・・・400mくらいじゃないですかね?」

「ぎゅ?」

「リーザが言うには500mくらいだそうです。」

ミアが言う。

「所長、どうしますか?」

ブレアが聞く。

「どうもこうも、私達が勝手に動けないでしょう。

 野営場所から近いのなら空いている時に散策は出来ますが、行軍中は時間厳守ですよ。

 やるにしても1つ目の町で指揮をしている大隊長さんに許可を貰わないとね。

 この地の散策場所はメモをしておいて、大隊長さんに教えれば良いでしょう。

 一応、護衛の方に伝えておきますかね。

 リーザ、向こうに居る種族はわかりますか?」

武雄が言う。

「ぎゅ〜。」

リーザが首を振る。

「主、なんとも言えないそうです。」

ミアが言う。

「そうですか・・・ブレアさん、護衛の隊長さんを呼んでください。」

「はい、わかりました。」

武雄の要請でブレアがハンドサインで後ろに居る護衛の小隊長を呼ぶ。

「キタミザト殿、お呼びとの事で。」

「ええ、うちのリーザ(ドラゴン)があっちに500mくらいの所に何かの集団が居ると言って来ました。」

「なるほど・・・種族はわかりますか?」

「リーザとしては感知した程度で種族も数もこっちに向かっているのかもわからないそうです。」

「・・・微妙な距離ですが・・・後ろの者達に伝えておきましょう。

 過度の警戒は必要ないでしょうが、意識をしておく事で万が一の際の動きが違うでしょう。

 一旦、失礼します。」

護衛の小隊長が下がっていく。

「所長・・・あれですね。

 やっぱり、情報というのは大事ですね。」

「場所を用意しました、会いました、戦いましたの戦争はもうないですよ。

 事前から開戦後も情報を集め、分析して適切に処理をしていくのが戦争の一部になるでしょう。」

「兵士がどんどん戦うこと以外の事をしないといけなくなりますね。」

「元々あった物が、大規模にそして長い期間しなくてはいけなくなったという所でしょう。

 ある意味、戦力としての兵士よりも情報を探る者達を多く採用しないといけない日が来るかもしれません。」

「はぁ・・・こう言っては何ですが、味気ないですね。」

「それは見方にもよるでしょうね。

 事前情報から勝てる筋書きを用意し、開戦後は兵士が臨機応変に対応出来た国家が勝てるのです。

 武力だけでは勝てる世ではないのは確かですが、体力に自信がない者でも活躍できる土壌が出来つつあるのです。

 いろんな才能を見出して伸ばして行かないと戦争なんて勝てませんよ。

 これからはいろんな所から人材を集めないといけませんね。」

「採用側は大変そうですね。」

「ええ、大変でしょうね。

 なので、研究所(私達)はマイヤーさんとアンダーセンさんにお願いしているんですよ。

 私では戦争で使える人材なんてわからないというのもありますが、あの2人なら総合的に考えて必要な人材を選んでくれるでしょう。

 私は気ままに研究者を探そうと思っています。」

「所長の方こそ、一兵士ではわからない事ですよ。

 ま、私達先任は新人と異動して来た者を研究所に馴染むようにしないといけませんね。

 そこは頑張ります。」

「あ、そうだ、あのほふく前進はまたやりましょうね。」

「「あれは絶対です。」」

ベイノンとブレアが言うのだった。

「タケオ、周囲の速度が落ち始めています。

 止まりそうです。

 もうすぐ町かもしれません。」

初雪が言う。

「・・・まだ開城していないのですかね。

 まぁ、要請があるまで周りの速度に合わせて待機していましょう。」

武雄が言うのだった。


------------------------

ブリアーニ王国側の関から2つ目の町の城門外に敷設した一番大きなテント。


「陛下!御入来!」

号令と共にテント内の全員が起立する。

ヴァレーリとフレッディ、アンナローロが入ってくる。

「戦況はどうだ?」

ヴァレーリが第2軍指揮官に聞く。

「はっ!残念ながら橋桁は落ちませんでした。

 ですが、切り出して一緒に流した木々により通行は不能になっています。

 現在、橋を渡ろうとしている者が居ないか交代しながら監視しております。」

「良し!最低限の成果は出せたな。

 で、こっちの町はどうだ?」

「はっ!現在、降伏勧告と開城要請を実施し始めました。

 こちらの町はまだ開城させるまで2日の猶予があるので、まずは呼びかけを実施しています。」

「そうか。

 第1軍 第1大隊の騎馬のみで先行して来た。

 歩兵や輸送隊はもう少しかかるだろう。」

「了解しました。

 現状では動きはありません。

 継続して降伏勧告を実施します。」

「頼む。

 とりあえず我らは小休憩して、そのあと第2軍と交代しよう。

 休憩の段取りは両軍で予定を組んでくれ。」

「はっ!

 了解しました。」

「了解しました。」

第2軍指揮官と第1軍指揮官フレッディが返事をするのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] > うちのリーザがあっちに500mくらいの所に >  何かの集団が居ると言って来ました。 タケオ さんは、また何か拾い者ですかね。 だって 第889話 99日目 武雄ウィリプ連合国 ファ…
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