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第2728話 ヴァレーリと武雄の雑談。1(戦争の流れを確認しましょう。)

ブリアーニ王国のデムーロ国との関から3時間程度行った広場の武雄達のテント前にて。


「あー・・・」

「ぎゅー・・・」

「「・・・」」

武雄達が椅子に座って日向ぼっこをしていた。

「・・・キタミザト殿、暇そうだな。」

ヴァレーリが呆れながら声をかけてくる。

「そういうダニエラさんも毎日見に来なくて良いですよ。

 お仕事大変でしょう。」

「会議ばかりで頭が疲れるばかりだよ。

 気晴らしにキタミザト殿の所に来ているのは確かだ。

 ・・・あ、なら地図でも見ながら雑談でもしないか。

 暇なんだろう?」

「ええ、雑談なら参加しますが・・・本当に雑談ですか?」

「我はそのつもりだよ。

 勝手にキタミザト殿が盛り上がるだけじゃないのか?」

ヴァレーリが苦笑しながら言う。

「ふむ・・・盛り上がるのはどちらかというと同席している貴国の兵士方ですけどね。」

「確かに。

 お茶と菓子を出すから皆で来てくれ。

 我の独り言を聞いてくれるだけでも構わないからな。」

ヴァレーリが言う。

「なら、行きますかね。

 じゃ、皆さん、テント内に椅子をしまっていきますよ。」

武雄達はヴァレーリと共に連日会議をしているテントに向かって移動をするのだった。

・・

連日魔王国王軍幹部が会議をしているテント内にて。

ヴァレーリとアンナローロ、数名の第1軍幹部と武雄達でお茶をしながら話し合いがされている。


「開戦後、我らの方の関を突破した際に連絡を出して、第2軍と第5軍に作戦開始を伝える事になるな。

 予定ではこちらから側の町2つと南側の我が国との関側の1つ目の町が初日に降伏勧告がなされ、開城か陥落がされる見込みだ。」

ヴァレーリが地図を指しながら言う。

「・・・ダニエラさん、おさらいですけど・・・いや、最新の情報では、ブリアーニ王国側の関からデムーロ国の王都までの街道に主要な町は何個あるんですか?」

「2つだ。

 魔王国、ボナ領の関からデムーロ国王都までは3つ。

 ブリアーニ王国側の1つ目からボナ領側から3つ目の町は繋がっている。

 このボナ領から3つめの町を南下するともう1つ町があり、そこが南部の唯一の町になるな。」

「・・・ふむ・・・第2軍の作戦でデムーロ国からブリアーニ王国に行く際の1つ目の町、ブリアーニ王国側から見れば2つ目の町と王都の間の橋を落とすのですが・・・

 その川はどこに向かっているのですか?」

「デムーロ国、王都を舐めるようにして海に向かっている。

 ちょうどキタミザト殿が発案の作戦を実施するとボナ領へ向かう街道の方にも被害が出せそうだと結論付けている。

 それと昨日の段階での報告では、どうも第2軍が頑張ってくれたようでな、当初の予定より多くの水を一気に流せるかもしれない。」

「予定より多くですか?」

「ああ、第2軍指揮官が心配性なんだろう。

 1つか2つ、計画通りに流せなくなっても良いように予備で水を溜めておく所を作ったんだそうだ。

 だが、問題なく水が溜まっているらしい、なので、全部を決壊させると言っていた。

 まぁ、初めてやる事だから流せる水が多いのは良い事だ。

 一気に流して大量の水という負荷を橋に加える事で崩壊を促す今回の作戦だが・・・上手く行くかどうか。」

ヴァレーリが考えながら言う。

「最低でも一緒に流れてくる木々や岩で通行不可状態にしたいですよね。」

「そうだな・・・・一応、人工湖を作る際に出た木々は決壊した水が流れる所に放置しているそうだから、何本か流れてくると考えている。」

「そうなんですか・・・で、目標の橋は何で出来ているんですか?」

「報告では土台から少しの高さまでは石造りで上の渡る所は木だそうだ。

 水の勢いで何とか一部を崩落させられれば良いんだがなぁ。」

「ま、ダメならダメで第2軍の数小隊が橋の警備でしょうか。」

「一応、その腹案もあるんだが・・・まぁ、今は予定通り行ってくれる事を期待しよう。

 でだ、話を元に戻そう。

 開戦後に我々はドラゴン達の協力により関を一気に抜ける。

 ブリアーニ王国から1つ目の町を第1軍 第2大隊と第3軍が降伏勧告と攻撃を行う。

 例の物品買取もしないとな。

 我と残りの第1軍は1つ目の町を素通りし、第2軍が攻め始める2つ目の町に向かう。

 第2軍と合流後は開城を目指す、期限は開戦後2日だ。

 ここまではキタミザト殿、平気か?」

「ついていっていますよ。」

「うん、ならつづきだな。

 南に展開する第5軍は関を突破後1つ目の町を目指し、その日のうちに攻撃をさせる。」

「ダニエラさん、第5軍3個大隊で1つの町を落とせるのですか?

 それにしても関の突破が早いと思うのですけど。」

武雄がヴァレーリに聞く。

「うん?第5軍だから出来ると思うぞ?

 ・・・あれ?キタミザト殿に説明しなかったか?

 第5軍は大火力魔法具使用魔法師軍団なんだよ。

 王軍で一番金遣いが荒いんだが、対攻城戦兵器も試作している。

 確か・・・1個中隊が使用するんだったよな?」

ヴァレーリがアンナローロに言う。

「やっと実践ですね。

 結果が楽しみです。」

アンナローロが言う。

「・・・大火力?」

「あぁ、ドラゴンのブレスの再現をさせている。」

ヴァレーリが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] >  第5軍は大火力魔法具使用魔法師軍団なんだよ。 >  王軍で一番金遣いが荒いんだが、対攻城戦兵器も試作している。 > 「あぁ、ドラゴンのブレスの再現をさせている。」 黒色火薬を使用し…
[一言] ドラゴンブレスの様な魔道兵器!? 使用後の様子を聞いたらアズパール陛下の寿命が縮みそう。 流石に、ニオ他の精霊でも防げないのでは?
[気になる点] ああ…… やっぱりデムーロ国は2日ほどで国土の半分を奪われるんですね…… あとは住人とのいざこざがどこまで少なく出来るかでしょうかね~? [一言] リアル世界で侵攻作戦が稼働中で、現在…
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