第2719話 第1皇子一家と第3皇子一家の女子のみの話しあい。(アン、連絡忘れています。)
第3皇子一家の執務室。
ローナとアン、アルマとレイラとエリカが居た。
アズパール王とアズパール大公、ウィリアムとパットはアズパール王の執務室に行って打ち合わせをしている。
「・・・お義父さまの最後の話はアルマ、レイラは知っていたの?」
ローナが2人に聞く。
「「いえ、まったく。」」
アルマとレイラが首を振る。
「まぁ、あるだろうとは思っていたけど、本当に画策された婚姻案があるのね。」
「ローナ殿下、王家にそういった話が無い事は絶対にありませんよ。
常に何があっても良いように何かしら用意されている物です。」
エリカがお茶を用意しながら言う。
「エリカ殿はその辺はドライね。」
「まぁ、私はそう教えられましたから。
それに王都に事変があれば、その計画を元に各殿下方を地方に行かせるという緊急時の話の中の事だと思いますよ。
私は同席しておりませんので、どういった嫁ぎ先が用意されていたのかはわかりませんが。
陛下は常々、孫達には自由に嫁ぎ先をと言っておりますから、その計画案は用意されているだけのものだったのでしょう。」
エリカが言う。
「そう・・・かもね。
で、アン、スミスで良いの?」
ローナがアンに言う。
「はい、お爺さまの話はわかりました。
でも、私決めましたから。」
「そぉ・・・アンがそういうのなら良いのだけど・・・
王立学院に入ってからでも良いのよ?」
「・・・それなんですけど、ローナお母様、王立学院には王家の子と貴族の息子は必須で入って、貴族の娘は任意でしたよね?」
「うん、そうね。」
「エイミーお姉様と一緒に挙式をしたら、私は王家の子ではなくなりますから、王立学院に行かなくていいのでは?」
「え?アン、勉強しないの?」
ローナが聞いてくる。
「勉強ですか・・・よくよく考えてみると王立学院の勉強はエイミーお姉様に教えて貰って、最新の政策はエルヴィス家やタケオさんに実地を交えながら教えて貰って、ミア殿とミア軍団と近くの森で遊んでいれば適度な運動になります。
横の繋がりとかいうのもあるでしょうけど、スミスと正室のエイミーお姉様がその辺するのですよね?
私が王立学院に入る意味ないですよね?」
アンが言う。
「王立学院も面白いかもよ?」
「タケオさんとの料理やアリス様との剣技、スミスとエイミーお姉様とのお茶とかより面白い事なんてあるのでしょうか?」
「王城での料理教室はどうするの?」
アルマが聞いてくる。
「あれ、人が集まらなかったのです。
やはり王家主催でもなかなか若い人材はこないようで・・・立ち消えになりました。」
アンが言う。
「でも、もう応募している人も居るんじゃない?」
「そういった子は王城で料理人見習いをさせる事で合意していると聞いています。」
「そう・・・なくなったの。」
「はい、綺麗さっぱりと。
なので・・・そうだ、エルヴィス伯爵領に行ったら、ヒルダという子に会わないといけません。
タケオさんのお弟子さんに料理を教えて貰わねば。」
アンがやる気を見せる。
「ん-・・・王立学院に入らないと言うとは思わなかったわね。」
ローナが考えながら言う。
「ローナお姉様、よろしいのですか?」
レイラが聞いてくる。
「アリスやうちのクラリッサも行かなくても知識は付くのは知っているからなぁ。
アンが行かなくても平気と思っても不思議はないし、アンの言い分も真っ当だし・・・
アンには行かなくても良いけど、王立学院卒業と同程度の知識がある事を示しなさいと言っておこうかな。」
「そういうやり方があるのですか?」
アルマが聞いてくる。
「・・・ある気がする。
とりあえず王立学院に入るかどうかはクリフに一旦相談ね。
クリフがどう思うかにもよるし。」
「「わかりました。」」
アルマとレイラが頷く。
「そう言えば、エリカ殿はキタミザト家の側室ですよね?」
「ええ、そうですね。」
「なら、エリカ殿にも教えて貰えるのですか?」
「え?私は・・・第3皇子一家と行動を共にしていますから・・・アン殿下とはあまり接点がないというか・・・
たまにエルヴィス伯爵邸に戻ってお会いする程度だと思います。」
「そっかぁ、エリカ殿には教えを請えないのですか。
・・・となるとやっぱりエイミーお姉様ですね。
エイミーお姉様の政務の合間に教えて貰います。」
アンが言う。
「なら、私はエルヴィス伯爵邸に戻った時に色々と話をしましょうか。
他領である第3皇子一家での話も有意義でしょう。」
「お願いします!」
アンが頷く。
「ねぇ、アンちゃん、スミスと挙式は良いんだけど・・・
その事はお爺さまとクリフお義兄様は知っているのよね?」
レイラがアンに聞く。
「はい!知っています。
先ほどもお爺さまとアズパール大公が言っていましたからね。
大丈夫です。」
アンが言う。
「うん、で、私のお爺さまであるエルヴィス伯爵にいつ連絡入れるの?」
「あ!」
「たぶん、さっき来たビエラ殿がジーナちゃんの手紙を持って帰っているから。
今は簡易報告をされているはずなんだけど・・・
正式にアンちゃんがスミスの婚約者になるには両家の合意が必要よ?
うちのお爺さまに手紙書かなくて良いの?」
「すぐ書きます!」
アンが返事をするのだった。
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