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第2519話 303日目 エイミー達が帰る予定を立て始める。(良い所に乳母候補が。)

朝食後のエルヴィス伯爵邸の客間。


「あ・・・寝そう。

 あー、あー、げっぷ、げっぷよ。

 また寝ゲロしちゃうから。」

エプロン姿で母乳を与えていたジェシーが息子のハリーを抱いて、背中をトントンし始める。

「・・・くぅ・・・」

「うちの子、寝るの早すぎじゃないかしら?」

ジェシーが真顔でハリーの寝顔を見ながら言う。

「まぁ、そういうものよ。

 食べて寝て、食べて寝て、良い事ね。」

チビコノハが苦笑しながら言う。

と客間の扉がノックされ、アリスが返事をするとメイドが入ってくる。

「失礼します。

 アリス様、ジェシー様、ゴドウィン家より乳母の方々がご到着されました。」

「あ、来たんだ。」

ジェシーが言う。

「今、手洗いをされておりますので、終わり次第こちらにお連れしてよろしいでしょうか。」

「うん、アリス、どうする?」

ジェシーがアリスに聞く。

「構いません。

 こちらにお連れしてください。」

アリスが許可を出す。

「すみませんがお願いします。」

「はい、アリス様、ジェシー様。

 少々お待ちください。」

メイドが退出して行く。

「乳母が来たらジェシーお姉様も楽になりますかね?」

「なる予定なんだけどね。

 ほら、乳母の方々も子供が居るからさ、色々と大変な事をお願いしちゃうのよね。

 上手く回れば良いんだけど。」

「・・・方々?」

「うん、乳母2人居るから。」

「・・・そう言う物なのですか?」

「さぁ?1人でないといけないなんて聞いていないしね。

 でも、自分の子に乳を与えつつ、うちのハリーにも与えないといけないでしょう?

 乳母2人で各々の面倒を見ながら、うちのハリーの夜の分をお願いしようと思ってね。」

ジェシーが言う。

「・・・そうですか。

 身元は確かで?」

「うん、文官と武官の妻よ。

 一応、過去も調べて、近しい親戚までは追っているわ。

 子供はこの子の友人かしらね?」

「・・・伯爵家の乳母は決めるのも大変そうですね。」

「まぁ、ね。

 調べられる所は調べておかないと将来に不安を残しちゃうからね。」

と客間の扉がノックされ、アリスが返事をするとヴィクターが入ってくる。

「失礼します。」

「ヴィクター、どうしたの?

 厄介事?」

「いえ、ご一報をと思いまして。

 研究所 試験小隊長アンダーセン様の奥様、デリア・ボナー様。

 研究室長 トレーシー様の奥様 セシリー・ボブ・クラーク様がご懐妊の兆しがありまして。

 本日、朝方、お二人が揃ってご報告に来られました。」

「へ?・・・昼の定時連絡で伝えましょう。

 それとお二人がよろしければお呼びして。

 コノハ、体調の調整は出来る?」

「うん?調整なんていくらでも出来るけど。

 良いの?」

机に居たチビコノハがアリスに言う。

「乳母候補ですから。」

「あー・・・そういう事。

 あの2人なら身元確かだしね。」

チビコノハが言う。

「ええ、いつぐらいに生まれるのかの確認をして、予定が合えば、お願い出来たらなぁと。」

「だってさ、ヴィクター、お願い。

 立ち合いに女性の方が良いならアスセナに頼んで。」

チビコノハがヴィクターに言う。

「畏まりました。

 お二人にご連絡し、確認をします。」

ヴィクターがそう言って退出する。

「・・・あそこの子供達、皆来るかな?」

チビコノハが考えながら言う。

「確か、アンダーセン殿は5歳の娘さん、トレーシー殿は10歳の娘さんと8歳の息子さんでしたか。」

アリスが言う。

「大人しく出来る年齢かしら?」

ジェシーが言う。

「ルフィナちゃん達に相手をして貰いましょうかね。」

アリスが言うのだった。


一方のエイミー達はエイミーの部屋に集まって話し合いをしていた。

「という訳で、出立は明後日にしようかと思うわ。」

エイミーがエリカ、ドネリー、キティに言う。

「「「わかりました。」」」

3人が頷く。

「あと、王都守備隊の方々にも連絡入れなきゃね。

 ドネリー、出来る?」

「はい、この後、本日の予定の確認に来られるでしょうから、その際にご連絡と可能かの確認をしておきます。

 アリス様にはその後のご報告で良いかと。」

「うん、そうする。

 さてと、上手く事が運んだとして・・・今日は何しようか。」

「エイミー殿下は何をしたいので?」

エリカが聞いてくる。

「昨日はタケオさんの協力工房の仕立て屋と家具屋、雑貨屋に行って、帰りにこれまたタケオさんの協力工房の酒屋でアズパール王(お爺さま)に言われたワインを買って・・・

 見る所は見た感じがするのよね。

 あとは街中を散策させて貰うか・・・あ、そうだ、精霊達の打ち合わせをさせないとね。」

「お茶会ですね。

 となると私達は屋敷内で大人しくしているか、ジェシーさんやアリスさんの話し相手をしているのが無難でしょうね。」

エリカが言う。

「なら、明日に組み込んで貰いましょうか。

 明後日、出立なら明日は1日どこにも出かけず、のんびりとしていたいだろうしね。

 まずはドネリーが王都守備隊の確認をして、アリス様達に精霊のお茶会の許可を貰わないとね。」

エイミーが言うのだった。



ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] >エイミーの部屋に集まって話し合い   ブッブ~  違いますよ   スミス の部屋ですよ   誰か、爆弾投下しないかな? 明日の精霊会議、   議題は、ハリー の正体について
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