第2512話 買い物中。(自分に合う物を探しましょう。)
ラルフの仕立て屋にて。
「「「いらっしゃいませ。」」」
従業員数名とラルフがエイミー達を出迎える。
「ラルフさん、こちらがエイミー殿下とお付きのドネリー殿、そして来年にエルヴィス家に就職するキティ殿です。」
鈴音がラルフ達に言う。
「はい、エイミー殿下、お久しぶりでございます。
王都では昼食をご一緒させて頂きありがとうございました。
本日は気を楽にしてお買い物をしてください。」
ラルフが深々と頭を下げて言う。
「はい、お久しぶりです。
ジーナを通じて色々と買わせて頂いています。
今日はよろしくお願いします。」
エイミーがにこやかに言う。
「ドネリー様、キティ様、ようこそおいでいただきました。
本日はよろしくお願いします。」
「「はい。」」
ラルフの挨拶にドネリーとキティが返事をする。
「で、ラルフさん、昨日(の飲みの時に)言っておいたスニーカーなんですけど。」
鈴音が言ってくる。
「はい、ご用意しております。
全色を用意しておりますよ。
エイミー殿下方、どうぞ、ごらんください。」
ラルフが先導してスニーカーが並べられている机に向かう。
「スニーカー・・・布靴のようね。」
「とりあえず見てみましょう。」
「新しい物ですね。」
3人がラルフに連れられて机に向かう。
「あ、アスセナ様、ご注文されていたのが出来ています。」
横に居た女性店員が一番最後に入って来て扉付近に立って見ていたアスセナに声をかける。
「あ、本当ですか?」
「はい、すぐにご用意しますので、カウンターでお待ちください。」
「はい、お願いします。」
アスセナがそう言うと女性店員が扉を少し開け、「CLOSE」とさせてから扉を閉め、奥に向かって行く。
「ま、そうですよね。」
アスセナが頷くのだった。
・・
・
カウンターにて。
「アル!こっちはどうよ?」
「だーちゃん、違うよ!アルには、こっちの方が似合うってー!
いや、スーツも良いんじゃない?
アル、着てみてよ!」
「もう・・好きにして。」
チビダキニとチビウカがチビアルに精霊用の衣装を勧めている。
「元気ねぇ。」
チビテトがそんな3人を呆れながら見ている。
この2人が居ると言う事は。
「えーっと、これが私達の分で、こっちがアスセナさんの分ね。」
エンマが品物の確認をしていた。
「すみません、お呼びしてしまって。
出来ているとは思わなかったので。」
アスセナが苦笑しながらエンマに言う。
「良いんですよ。
ちょうど、ニルデとジルダの靴も買いたかったですし。
すみません、確認しました。」
エンマがそう言いながら店員に声をかける。
「はい、お疲れ様です。
ナプキンを納品しますね。
えーっと・・・ニルデ様とジルダ様が靴を選んでいますが、費用は合算としますか?」
「あ、そうですね。
それでお願いします。」
「畏まりました。」
女性店員がそう言って伝票を一旦、カウンターの中にしまう。
「あと、ダウンベストを見せてください。
農作業用に使えると思うので、肌触りとか確認したいです。」
「畏まりました。
すぐにご用意します。」
女性従業員が奥に行く。
「・・・ベルテ一家で買うんですか?」
アスセナがエンマに聞く。
「はい、アスセナさんはどうします?」
「んー・・・悩みますね。
通勤時の為にダウンジャケットかダウンコートか・・・」
「あ、買い物に行くのにダウンコートも頼まないとなぁ。」
「エンマ!アスセナ!靴これで良いかな?」
「これで良い?」
ニルデとジルダが試着したハイカットのスニーカーを履いて2人の所にやってくる。
「ニルデ、ジルダ、痛くない?」
「大丈夫だよ。」
「痛くないよ。」
2人が言ってくる。
「歩いてみてはどう?」
「平気。」
「大丈夫。」
2人が足踏みしながら言ってくる。
「色はどうする?」
「そこが迷ってる。」
「畑でも使うから、どういうのにしようか迷う。」
「そうよね。
2人が好きなのを買って良いわよ。
洗えば落ちるとは言っても今の通りには戻らないからね?
普段履きもするし、畑仕事もするから汚れる事をちゃんと意識してね。
もう少し履いて、痛くなければ買いますからね。」
「「はーい。」」
2人がまた試着していた所に戻っていく。
「基本はハイカットですね。」
「ええ、値段も安いのでまた大きくなったり、壊れたりしたら買えば良いと思いますしね。」
エンマが言うのだった。
一方の王都3人組は。
「んんー・・・スズネ殿のようにハイカットでスカートも良いし、でもローカットも気楽さがあるような。」
エイミーが5足並べて悩んでいた。
「エイミー殿下はその5足で悩んでいるんですね。
はぁ・・・色がわからない・・・どの色が私の持っている服に合うんだろう・・・」
キティはハイカットの色を全部並べて悩んでいる。
「ハイカットはこれとこれ、ローはこの2つで。」
ドネリーは悩む人を横に見ながら即決しているのだった。
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