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第2494話 ジーナを見守る会はもちろんジーナに賭けます。(順番に子供を抱っこしましょう。)

御前仕合の会場の観覧席。


「うーむ・・・ジーナ殿は凄まじいわね。

 あそこから当てるんだ。」

王都守備隊 第二情報分隊長のラックの妻、財政局 予算管理部 次長 ベアトリス・ラングフォードが難しい顔をさせながら見ている。

「お母さん、どう?」

コートニーが隣で聞いてくる。

「どうもこうも・・・ジーナ殿に賭けて正解だと思うけど。

 あれを当てられるなら確実に上位に入るんじゃない?」

ラングフォードが答える。

「上位じゃなくて、優勝するかなのよ!?」

「余程な相手が出てこない限り大丈夫じゃない?」

「余程な人って居るのかな!?

 私、お母さんに3か月分のお小遣い前借りして賭けているんだよ!?」

「・・・あのお金をこんな事に使ってたの・・・」

ラングフォードが娘のコートニーに呆れた目を向ける。

「だって、ジーナ殿は2.5倍だよ!?

 あの強さで!」

「・・・小遣い3か月分が7か月分にか・・・

 お友達は?」

「もち、ジーナ殿。

 私達のグループは全員ジーナ殿一択!」

「そう・・・」

ラングフォードがそう言って舞台に目を戻す。

「お母さん、どう?」

「わからないわよ。

 私は実戦から遠ざかっているんだし。

 でも・・・ジーナ殿もエルヴィス殿も本気の王都守備隊(あの人の部下)の兵士2名までなら同時に戦っても大丈夫なように訓練はされていると報告は聞いているのよね。」

「・・・王都守備隊員の2名を同時に?」

コートニーも王都守備隊員と訓練しているのでその凄さに顔を引きつらせる。

「・・・無理をすればジーナ殿は4名まで、エルヴィス殿は3名まで同時に戦えるだけの訓練はしているらしいとも。

 たぶん私の耳に入るぐらいだから本当なんだろうけど。」

「・・・」

コートニーが目を見開いて驚いている。

「・・・予選は問題ないと思わされる戦い方だとは思うわ。

 私が言えるのはそこまでね。

 さてと。」

ラングフォードが立ち上がる。

「お母さん、もう行くの?」

「ええ、娘とのスキンシップは大事だけどね、今日は昼からどうしても外せない局間の打ち合わせなのよ。

 まったく、家族の時間をもっと取りたい物ね。

 ・・・お友達も来ているんでしょう?」

「うん。」

「コートニーは友人と楽しんで観戦していなさいよ。」

「わかった。」

「行ってくるわ。」

ラングフォードが去っていく。

「はぁ・・・お母さん、相変わらず忙しいなぁ。

 さて。

 皆の所に行くか。」

コートニーも立ち上がりその場を離れるのだった。


------------------------

エルヴィス伯爵邸の客間。


「ぎゃー!??」

ジェシーの息子ハリーを抱いているアリスが悲鳴を上げる。

「あ、寝ゲロした。

 げっぷしないで寝ちゃったものね。

 どれどれ~・・・うん、熱もないし、詰まらせて呼吸が困難でもないし、口にも何も入ってないね。

 軽く飲んだ母乳を戻しただけでしょう。」

コノハが確認しながら言う。

「はい、軽くトントンしましょう、トントン。」

「アリス様、今は横にさせましょう。」

メイド達がアリスに言ってくる。

「は・・・はい。」

アリスが言われてハリーを優しく寝床に置く。

「・・・アリスが泣いたような気がした。」

うたた寝していたジェシーが起きる。

「うん、泣いてないけど叫んだわよ。

 アリス、エプロンして良かったでしょう?」

「うん、思った。

 軽く洗ってきますね。

 次はエイミー殿下ですね。」

「ふっ、クリナが生まれた際におしっこもうんちもされ、その時のお気に入りの服にシミを付けさせられた私が子守をしますよ。

 そっかぁ・・・エプロンだったかぁ・・・」

エイミーが悔しがりながら言う。

「あれ?エイミー殿下、クリナ殿下の時にエプロンはしなかったのですか?」

ドネリーが聞いてくる。

「そういう考えが無かったわよ。

 今思えばしておけば良かったと本当に思うわ。

 お気に入りにシミを作らされて、クリナに怒りを向けるのは間違いだし、ただただ途方にくれたのを今でも思い出すわ。」

エイミーが言う。

「皆通る経験ですね。

 それにしても・・・良い笑顔ですね。」

「子供は皆可愛い笑顔をするわよね。

 キティ、どうしたの?」

ハリーに手を伸ばしているが動かないキティをエイミーが気にする。

「ちっちゃい手がぎゅって、私の指を掴んで~・・・あああああ・・・」

「ああ、愛おしくなっているわね。」

エイミーがキティを見ながら言う。

「あ、そうだ、ドネリー、お買い物いつ行く?」

「私はいつでも。エイミー殿下に任せます。エリカ殿達も予定を合わせないといけないでしょうし。」

ドネリーが言う、

「そうね。

 なら子守をしながら話しますか。」

エイミーがそう言ってハリーに近付いていく。

「うわぁ、軽いわね。」

ハリーを抱いたエイミーの第一声がこれだった。

「これからどんどん大きくなっていくんでしょうね。」

ドネリーが言う。

「子供の成長は早いからね。

 ん?・・しちゃったかな?」

エイミーがハリーの股間に顔を近づけながら言う。

 メイド達はおむつや体拭き用の小タオルを用意し始めるのだった。



ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] この為にトントンしなかったんだなw エプロンもしてたし。
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