↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2505/3928

第2488話 実地研修もします。(扇風機を作ろう。)

エルヴィス伯爵邸のジェシーの為の仮分娩室。


「・・・はぁ・・・眠っちゃいそう。」

ジェシーが仰向けにベッドに寝ながら呟く。

「眠っちゃダメよ、ジェシー。」

「眠れなんてしませんよ、記憶が飛んじゃうだけでしょ。」

「「頑張れ、頑張れ。」」

コノハ、アル、ウカ、ダキニが寝ているジェシーの潜り込んでいたスカートから顔を出して言ってくる。

「凄まじい光景ですね。」

傍から見ていたアリスが言う。

「アリス、現状確認は大事よ。

 それよりアリスとエリカも見たい?」

コノハがアリスに顔を向け言う。

「え!?やめて!

 いくら妹や同性だからって流石に恥ずかしいわ!

 コノハ殿達は精霊だから諦めているけど。」

「ボーナも見たじゃない。」

コノハが言う。

「あれは例外とします!

 というよりも見て意味があるの?」

「あるわよ~。

 妊婦の子宮口の拡大なんて出産時にしか見れない貴重なものよ。

 自分も産む時にどうなるかを見ておくのは、知識でとても重要な事ね。」

「・・・ダメ、やっぱりダメ。

 精霊とボーナさん以外はダメ。」

ジェシーが拒否する。

「しょうがないわね。

 アリスとエリカは膣が広がるのを想像しておきなさいよ。」

「いや、まったくわからないんですけど。」

「意味はわかりますけど、想像出来ません。

 コノハ殿、確か10cmでしたよね?」

「うん、個人差はあるけど、だいたいそんなものよ。」

「アリスさん・・・こんなんですよ。」

エリカが両手で10cmの輪を作る。

「・・・これが?ここ?」

アリスも両手で輪を作って腹部に当てる。

「「ええええええ・・・・」」

アリスとエリカが若干引く。

「何言っているのよ。

 そうしないと子供が生まれないの。

 アリスだって、エリカだってなるんだからね。

 ジェシーが先陣切って産み方を見せてくれるんだから、ちゃんと見ておきなさいよ。」

「「はーい。」」

アリスとエリカが頷く。

「さて、パンニューキス、ペイトー。

 貴女達は私達が居ない状態でメイドさん達と出産を取り仕切るんだろうけど。

 子供の受け取り方の模擬練習するわよ。」

「「畏まりました。」」

アル達に替わってパンニューキスとペイトーがジェシーの足元に来る。

「じゃあ、えーっと・・・まず、頭から出てくるから。」

コノハが2人への講義を始めるのだった。


------------------------

エルヴィス伯爵邸に続く道。

「すみません、テイラーさん、仁王様。」

鈴音が足早に歩いている。

「平気ですよ。

 仕事ですから。」

「うむ、ジェシーの立ち合いも大事だが、仕事も大事だからな。」

テイラーとテイラーの肩に居るチビニオが言う。

「本当にすみません。

 ちょっと駆動部について終わりごろに閃いちゃって。

 紙にメモ書きをしてて時間がかかっちゃいました。」

鈴音が言う。

「うむ、駆動部は順調なのか?」

「全然、まったく。

 動きはしますが、船に載せるような代物ではないですよ。」

「だが、動くというのがまずもって凄い事なんだと思うがな。

 最初に苦労するであろう動き出す所が出来たというのは喜ばしいかぎりだな。」

「ありがとうございます、仁王様。

 そういえば、テイラーさんは今、何か作っているんですか?」

鈴音がテイラーに聞く。

「いえ、何も・・・キタミザト様からも依頼は来ていませんね。

 何かあるのですか?」

「はい、ミシンの駆動部を流用した扇風機を作って欲しいんです。

 更に私は扇風機の羽も欲しいのですけど。

 テイラーさんの体が空いていて、仁王様にお手伝いをお願いしなくてはいけませんが、どうですか?」

鈴音が言う。

「良いですよ。

 それにしても扇風機ですか・・・ニオ、わかるかい?」

「ほぉ、扇風機か。

 大丈夫、わかるな。

 だが、ただの扇風機なら苦労はするがスズネでも図面は描けるだろう。

 ミシンの軸に羽を付ければ良いんだからな。

 何か困っているのか?」

チビニオが聞く。

「はい・・・首が左右に動くじゃないですか・・・

 あの左右に動く方法が思いつかないんです。

 それと首を上下にカチカチっと固定する方法もです。」

「なるほど・・・構造はそれほど難しくはないんだがな。

 わかった、我もテイラーを手伝おう。」

チビニオが言う。

「ありがとうございます。」

鈴音が笑顔で頭を下げる。

「うむうむ。

 しかし、スズネ、扇風機が出来たらどこに設置する気なのだ?

 ミシン大という事はそれなりに大きいが。」

「え?・・・えーっと・・・私の机の所では置き場所がないですね・・・研究室の一角でお願いします。」

鈴音が目を泳がせながら言う。

「その感じ、あまり考えてなかったな。

 はぁ・・・とりあえず、試作品という事でミシンを使用するが、その次は小型化が必要だろう。」

「ははは、そうですね。」

鈴音が苦笑するのだった。



ここまで読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 「じゃあ、えーっと・・・まず、頭から出てくるから。」  →逆子の可能性もあるし頭から出てくるとは限らないのでは?  更に私は扇風機の羽も欲しいのですけど。  →第394話 町の表…
[一言] 扇風機の首振り機構は夏休みの自由研究とか工作にしたらウケそう あぁ、ある意味鈴音はそういう状況なんだなぁw
[一言] ん?足踏み扇風機になるのでは
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。