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心は少しも迷わない


到達点へ。


神様が宿るんじゃねえの?て噂の

ありがたい山に籠って、早起きして修行。

お昼も修行。夕方も夜も修行。

だいたい寝不足。

おはよう小鳥さん。うさぎさん。

カラオケにも行かずネイルサロンにも行かずに、石の上にも2〜3年。


そうして僕が手に入れたものは、反射。

脳を経由しません。

到達点。


思う前に殺る。

必中の一撃。


やったー。

修行が終わったので、僕は久しぶりに

山から街へと帰ってきた。


自販機の前で部活帰りみたいな、学園祭の準備の帰りみたいな知らない男女がジュースを買おうとしている。イイネ。と、

脳が思うより先にサムズアップしていた。

ええ調子。調子ええ感じ。


お家に帰ると、ああー。久しぶりのお家だなあー、と脳が思う間もなく、

換気やなんたら他の事には一切、目もくれず

お風呂に入って、少しだけセルフで可愛くして、ワイシャツを簡単に着た僕は

スカートもパンツも履かずに家を飛び出した。

すんごい速度で。

なにこれ。



命尽きそうなほどに全力疾走した僕は、

ネイルサロンを経由して、

ヘアサロンを経由して、

暮れゆく街を走る。

なにこれ。


たどり着いたのは恋人のお家で、

き、き、緊張しちゃう。

せめて急のサプライズ訪問に驚かないように

ただいまって、来ちゃった。って連絡しなきゃ、


と、脳が思う前に、

ドアを破壊、テレビゲームをしていた恋人を、Tシャツだけをのこして、特に下半身を徹底的に

はだかんぼにして、椅子に縛りつけて、

とんでもない、あちこちにちゅうをして。

あわあわ、なにしてんの?僕。

この人に嫌われちゃう、

と、脳が思うよりも早く、


ラブゆえに硬くなって、

性的な感情をも伴った気持ち。

そんな優しさに溢れた性器にライドオンした。


あ……


すぐ入った。


脳が思うよりも前に。

濡れてた。


ゆっくりと腰を動かしながら、


脳が思考するよりも、

ずっとずっと早く


涙と


心が思った。


 

とってもラブい。













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