↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/96

ひゃふーん




『今日の授業は。』


僕は、先生。サーフグリーンの髪の毛。


『教えません。さあ始めてください。』


ええー? って、

生徒達のええーが聞こえてくる。

だけど、大丈夫。僕は生徒達を信じている。

みんなそれぞれ、やってくれるはずだ。


『先生……いったい何を始めれば……』


射殺した。


ええー? って

生徒達のええー?が悲鳴になる。


『さあ。始めてください』


僕はニコニコして大きな声で言った。  


生徒達は、それぞれ何人かのグループになったり、孤独なひとりになったり、好きなふたりになったりして

始め始めた。


僕はタバコに点火した。

ひゃふーん。

タバコおいちいね。

さて、どんな感じかな?


Aのグループ。

既存をカッターで削り、そこに自分自身を詰めるための運転席を作り始めた。素晴らしい。


Bの子。

ガムテープを使って、上手さの目や鼻や口をぐるぐる巻きに塞ぎ始めた。

なんと、その横には塩酸が準備されていて、

残酷さを見せつけている。素晴らしい。


Cのグループ。

さっき僕が射殺した生徒の遺体に、お水を撒いて、そこからお花が咲くのをいつまでも待つ。

という気持ちを見せている。素晴らしい。


Dのグループ。

寝てる。素晴らしい。


Eのふたり。

全裸になり、お互いに向き合って、相互オナをしている。そのあとはお互いの身体を使って、まだ知らなかった気持ちいいとこを研究するらしい。素晴らしい。


F。……

あのさあ。さっきからお利口にさあ。

アルファベットを並べて、お利口に説明しているのだけどね、もうわかったよね?

そんなもんいらないよね?

飽きた。

やめるね。日本語だけはちゃんと使います。

だから大丈夫だよ。


レシピどおりにおいしそうなクッキーを焼いてる。素晴らしい。


横断歩道が青になるのを待っている。素晴らしい。


罰金を払いに警察署へ。素晴らしい。


学ぶ。素晴らしい。知る。素晴らしい。仲良しする。素晴らしい。美しいくて素晴らしい美しい。


なにひとつ嘘がなくて、嘘ばっかで

土曜日で。素晴らしいなあ。泣いちゃう。



地球から見て、地球の方角。

そこにあんのは、僕のタバコの煙。

タバコは有害。僕は今、不健全へと向かっている。僕は先生。生徒達は僕の生徒達。

コンタクトが乾いてきたから、

メガネにしたよ。今。それは僕が。

お仕事が終わったら、甘いものを食べて、

大好きな人に、大好きと言って、甘いものをたべよう。甘やかされたい。甘いもの食べたい。


おらよ絵文字だよ。

ただ  心を—♡

なんなら顔文字もやんぞ

(๑˃̵ᴗ˂̵)


『』。ピースピース。



生徒達は、


→あれこれが整っていて、構成も破綻してなくて、感情も適切な場所で動いて、伏線も回収されて、人物にも個性がある。

既存という既存の器の中で許されている個性、

ではなくて、


どうしても、どうしてもソレだった、

をし始めた


それはきっと心の中にあるものが、既存を押し退けて漏れてしまったもの。

そうした本人にも完全には制御できていないようなもの。綺麗で上手な何かをしようとした

結果ではなくて、内側にある変なものを外へ出したら、結果として形になってしまったもの。自分の中から出てきたもの、それに既存や常識で鎖しない。


お利口が心をおいこすな。


そんなものを、見せた。


素晴らしい。

そんなもん何の価値も無くて、

上手ではなくて、

素晴らしい。

大好き。

大好きだから。大好き。


ひゃふーん。    ひゃ 

       。れ





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。