唯一無二
唯一無二。
て言葉をさっき知ったんだよ。かっこいい。
グミ食べた。ピーチ味だよ。
そもそも唯一無二じゃない、
そんな人間なんているのかな?
人間をなめんなよ。
と思った僕はそのあたりを調べてみないと
夜が眠れない。
人それぞれの唯一無二?
あ。答え出た。
でもグミが美味しいかったので、商店街まで歩いてった。もちろん薄着だと怒られちゃうので、ワイシャツ着たよ。ふふふ。わきまえてる。
『唯一無二なの?』
商店街を歩く誰かに聞いてみた。男の人だった。
『そうだよ。』
と、お返事してくれた。
ほらね。人間なめんなよ。
『かっこいいです。』
『まあな。ワシはこの後オムライスを食う。』
『かっこいいです。』
オムライスの人にお礼を言って、バイぜした。
やっぱすごいなあ人間。
この調子なら今日もハピだよ。
『唯一無二なの?』
次は女の人に聞いてみた。
『そうよ。』
と、お返事してくれた。
ほらね。人間なめんなよ。輝く瞳。
『かっこいいです。』
『そうかしら、ありがとう。
でも私は特別にそういった部分を意識していませんの。美しみ。そうね、美しみ。何よりも……』
何よりも……の続きが気になったけど、
女の人は早足でどっか行った。
かっこいいなあ。傘も赤いし。
もはや唯一無二については、満足したのだけど、
せっかく商店街までお出かけしたのだから、
本屋さんと、やかん屋さんと、
エレキギター屋さんに寄り道して、帰ろうかな。
まだ遊びたいもん。




