この気持ちに名前なんかつけらんない。
吉井和哉に会える。
今なら。
こないだ、僕は憧れの吉井和哉との対談で、
何にも言えなくて、心がバラバラになって、
ロマンチックの欠片さえ見つけられずに、
ただ粉々になった。
でも、今なら。
僕の胸の奥、水色の中に、プリズムがある。
そのオレンジは、光を分散させて、
水色と溶けてまぜこぜになって、
へへへ。
なんて笑ってる。
こないだみたいな事のないように、
あの禁煙の部屋に僕は14日前から待機。
部屋はまだ開いて無かったので、
ずっと夜空を見ていた。
雨は流星のよう。
対談当日。
僕は吉井和哉と再び会えた。
嬉しい。
『初めまして。こんにちは。会えてとても嬉しいです。僕は水色ヒナ天国旅行です。吉井和哉さん大好きです。憧れです。』
『はい。よろしくね。』
『球根て曲が大好きです。』
『ああ笑 ありがとう。』
『僕の名前は、
天国旅行の曲からもらいました。勝手に。』
『いいね。』
吉井和哉がタバコを吸った。
僕もタバコを吸った。
予定の時間を少しオーバーして
対談は終了。
吉井和哉にバイバイをして、外に出ると、
太陽が燃えていた。
我慢していた涙が溢れて、世界が消えた。
光の分散。
ロマンチックの欠片だらけで、
僕は幸せだった。
この気持ちに、名前なんかつけられない。
———
このお話は、僕の前前作、
《物語の拒絶》16話。
《誰か名前をつけて。》
への、ガソリン撒き撒きです。
ぜひ読んでみてね。……と言ってはみたけど、
探すのも、戻るのもめんどくさいでしょ?
本文全部、のせる。 愛してね♡
↓
物語の拒絶 16話。 誰か名前をつけて。
憧れの人と対談する事になった。
吉井和哉。
僕の憧れの人。
身体で身体を強く結びました。の人。
なんでそんな事になったのかは、
僕にもよくわからない。
対談は15時からだから、遅刻しないように早めに行かなきゃ。
禁煙と書かれた部屋に、14時についた。
吉井和哉は、もう、いた。
「あ……」
遅刻してごめんなさい。と
なんでこんなに早くいるんですか?。と
大好きです。と
僕の名前は……。と
球根って歌が大好きです。と
全部がまぜこぜになって、何も言えなかった。
対談が始まった。
『……』
『……』
話す事が無い。
憧れの人に会えたのに。
吉井和哉がタバコを吸い始めたので、
『あ、ここ禁煙ですよ』
と言った。
『そうだよ。』
と、吉井和哉が返事をしてくれた。
『……』
『……』
予定の時間になったので、対談は終了。
僕は禁煙と書かれた部屋から出た。
外は太陽がまぶしくて、車道には車。
歩道には人。
ロマンチックのカケラも探せなかった。
なんか………なんだか……。
僕の中の、なんともいえないこの気持ち。
時が巻き戻せたら。
泣きたくなって振り返っても、
やっぱりロマンチックのカケラなんか
どこにも無くて、
時が巻き戻せても取り戻せない。
誰か、この気持ちに名前をつけて?
で、もし……よければ
ぎゅー。ってしてほしい。




