ふわふわお花さんかわいいな♡
を、靴の裏で踏んづけて、
咲くな。花。
と、汗だくで、笑う。
タバコの煙が鼻と目にしみて、いやだぜ。
ポイ。
髪の毛にニオイがうつる。
お花畑に穴ほって、さっさとコレを埋めて帰りたい。
お花畑ってさ、かわいいよね。
いつもそこに変わらずにあるはずなのに、
俺たちは気づかない。
日常のふとした心のストップに目にするお花畑は、それはもう……見た目は綺麗だけど、なんかわかんねえ虫がいたり、ちくちくかゆかゆしたりで、不快。
爽やかな夜の風。
うるせえ、おととい来てね。
そんなもんは今、効かねえ。
喉しか乾かねえ。
穴掘りの途中に腰が痛いから、顔を上げて腰を伸ばして、いててのて。
遠くを見ると、ぼんやりと街の灯。
あのオレンジやピンクの光に、ひとつずつそれぞれの物語があるんだなあ……と、考えると
喉が渇いた。
近くに自販機も無いから不快。
夜空にはお星さま。
売ればいくらになるのかな?
それでも、絶望のかなたへ。
俺らは進まなきゃいけないんだ。
立ち上がらなきゃいけないんだ。
とか、言いながら座る。かわいいな、俺。
あ、お尻が濡れたよ。
なんだ夜つゆなめんな。不快。
コレを埋める穴が、良い感じの深さ、広さ、
発覚されにくさ。になったから、
コレを埋めて、ついでにタバコも埋めて、
上から丁寧に土をかけてあげて、
俺は、静かに目を瞑り、祈った。
二度と咲くな。
祈りは、夜空へ。




