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俺にナンパしてきた女性は一つ年上の学校のマドンナだった  作者: P.P.
光に満ちた夏の性春

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彗さんとの夏祭り

 蓮との話し合いが終わり、俺は彗さんとの集合場所に向かっていた。


 梨花や藍里の一件はあるものの、今は一旦忘れて彗さんとの夏祭りを楽しもう。


「ちょっと予定より早く着いちゃったな」


 今日は蓮と話し合って時間がなかったので浴衣は着れなかったが、俺の中で一番お洒落で高い服を着て来た。


「あ、颯くんっ! お待たせ、待ったっ?」


 名前が呼ばれたので、顔を上げるとそこには浴衣を着た彗さんがいた。金魚と水色がいい感じにマッチした浴衣。浴衣の雰囲気が合い過ぎる彗さんを見た結果俺は・・・・


「ワァ、スイサンウツクシスギマス」


 俺はバカになった。って言う冗談はさておき、浴衣姿の彗さんは少し綺麗過ぎる。彗さんのもとの美貌もあり、浴衣の雰囲気というか何というか。とにかく全てが綺麗で美し過ぎる。


「あははっ、なんでそんなにカタコトになってるの? あっ、もしかして、私の可愛さに魅了されちゃった?」

「それ毎回言いますけど、彗さん分かって言ってますよね」


 彗さんは悪戯っ子のような顔をする。

 その顔は本当に反則なんだよなぁ。大人びた雰囲気の彼女が、たまに見せる無邪気で可愛い顔。


 これがギャップか・・・・


「じゃ、行きましょうか。彗さん」

「うん、行こっかっ!」


 


 ⭐︎⭐︎⭐︎




 俺たちの地域の夏祭りは多分県の中だったらトップレベルで大きい。屋台の数も数百は超えており、毎年とても賑わっている。


「今年もすごく賑わってるねっ!」

「そうですね。去年は家族と一緒に行ったんですが、その時よりも人数が増えてる気がします」

「へぇ〜、颯くんって家族で仲良いんだね。私は去年、怜と一緒に行ったんだよねー」


 よかった、男と一緒に行ったとかって言われてたら俺はどうやって反応すれば良いのかわからなくなる所だった。


 松島先輩、ナイスです。

 

 夏祭りの屋台がチラホラ見え、人の数も多くなり混み合って来た。


「あっ! 颯くん、射的があるよ射的やってみたい!」

「ああ、射的ですか。やってみましょう!」


 射的があっただけで無邪気にはしゃぐ彗さんがとても可愛いです。


「一回五百円ね。弾は十発。彼女さんの為にも頑張れよ」

「は、はい。頑張ります」

「ふふっ、颯くんちょっと照れれてるっ」

「す、彗さん集中できないのでニヤニヤするのやめてくれません・・・・?」

「颯くんが照れてるとこ見るとちょっと口元が緩んじゃうんだよ」


 はにかむ彗さんを横目に、俺は視線を銃の標準に合わせる。

 

「あ、そういえば彗さん。何か欲しい景品ありますか?」

「え、私?」

「そりゃ、こういう場合は彼女が欲しい物を狙いませんか?」

「確かに・・・・じゃあ、あの可愛いクマちゃんの人形がいい!」

「わかりました!」


 おぉ、随分難しいな。確かに欲しい物とは言ったがまさかあんなデカい景品が欲しいとは。俺のカバンぐらいのサイズのぬいぐるみじゃん。


 まあいい。狙いはクマちゃんの右耳、発砲!


「思いっきり外したね」

「口に出さないでください」

 

 恥ずかしい。

 その後もことごとく外していき、残り二発になっていた。


「颯くんっ、頑張れっ!」

「は、はいっ!」


 彗さんの声援を受け、俺は標準をクマのぬいぐるみに合わせる。

 

 発砲。


「あ・・・・」

「おめでとう、はいこれ。景品の髪飾りね」


 発砲した弾は見事にクマちゃんの耳に当たった。しかし、弾はクマちゃんに弾かれ、横に置いてあった髪飾りに当たって落ちた。


「ふふっ、颯くんは射的が苦手なんだね」

「自分がここまで下手くそだとは思ってませんでした・・・・」


 今思い出したが、昔から射的なんてやったことがなかった。

 それに俺、ゲームとかでもエイム悪いんだった。 


「すいません、クマちゃん取れなくて」

「いや、この髪飾りすごく嬉しいよ、颯くん」


 彗さんはそう言って、頭に髪飾りを付ける。


「どう、かわいっ?」


 そう言って、くるりと周る彗さん。


「はい、とても綺麗です」

「ふふっ、嬉しい。じゃ、手、繋ごっ」


 結局、カッコつけて失敗したが、彗さんは髪飾りを気に入ってくれたようだ。

 俺の手を取る彗さんは、はにかむ様に笑った。


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