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俺にナンパしてきた女性は一つ年上の学校のマドンナだった  作者: P.P.
光に満ちた夏の性春

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いっぱい食べてナンパされる彗さん


「あ、颯くんっ! 私あれ食べたい!」


 そう言って、彗さんが指を差した先にはりんご飴の屋台があった。


「りんご飴ですか。俺も食べてみたいです! 一緒に並びましょう!」


 りんご飴の屋台は何人か並んでおり、俺と彗さんは一緒に列に並ぶ事にした。


「りんご飴去年も怜奈と食べたんだよね〜。毎年このお祭りのりんご飴は本当に美味しくてね〜」


「そうなんですね。彗さんイチオシって事で、俺も楽しみになってきました!」


 彗さんがこんなに、はしゃぐのは珍しい。

 普段はちょっと大人な雰囲気を出しているので、ギャップ萌えで俺がキュン死しそうだ。


「あ、彗さん。ちょっと寄って下さい」


 俺は彗さんの肩を掴み、自分の方へ引き寄せた。


「あっ・・・・」


「すみません彗さん。通りたそうにしてる人がいたので」


 俺は謝りながら彗さんの方に視線を向ける。

 すると、彗さんは突然俺の目を手で塞いできた。


「・・・・今は顔見ないで」


 恥ずかしがっているのか、彗さんはか細い声でそう呟いた。ちょっと、マジ可愛すぎない俺の彼女ぉ。


「へぇい、いらっしゃっい! どのりんご飴が欲しい?」


 どうやら彗さんとラブラブしているうちに、順番が回ってきたらしい。りんご飴の屋台の店主が俺と彗さんに呼び掛けてきた。


「えっとぉー、じゃあ、これで!」


「お! 姉ちゃんお目が高いねぇ〜。そいつは一番甘くて大きいヤツだ!」


「私、りんご飴大好きなんでっ!!」


 ドヤりながら、彗さんはその大きなお胸を張りながら自信満々に言った。おぉ、強調されてる強調されてる。


「よかったですね、彗さん」


「うんっ! さっきも言ったけど、ここのお祭りのりんご飴はほんとに美味しいから凄く嬉しいっ!」


 りんご飴を持ちながら、ルンルンと年相応にはしゃいでる彗さん。新しい彗さんの一面が見れて嬉しい。


 最近の彗さんは出会った時の頃と比べてだいぶ甘えん坊になった。その他にも、最近は俺の前でちゃんと素を見せてくれる


 うん、やっぱり素の彗さんが一番だ。

 まあ、前のちょっとえっちな彗さんも好きだったけど。


 ぺろぺろとりんご飴を舐める彗さんを横目に、俺はチョコバナナを食べる。


「颯くん、りんご飴食べる?」


 俺が彗さんをじっと見ていると、彗さんは俺の口元にりんご飴を向ける。


「彗さん・・・・俺のチョコバナナ食べたいだけでしょ」


 まぁ貰いますけど、そう言って俺は口元に向けられたりんごを飴を齧る。


 パキッと飴が割れた音がする。

 俺がもぐもぐと食べている姿を見て彗さんは、はにかんで笑う。


「じゃ、颯くんのチョコバナナもちょーだいっ!」


 口を開けてねだるように可愛げな表情を向ける彗さんに、俺はチョコバナナを口の中に放り込む。


「んぐっ、は、颯くん・・・・あーん、ちょっと下手くそじゃない?」


 そう言って、嬉しそうに、可笑しそうに笑う彗さん。


「すみません、緊張で手が震えました・・・・」


 緊張したのは本当だ。

 だって色気すっごいも。緊張するよそりゃ。

 浴衣姿の色気むんむん彼女は半端ない。


「あ、そういえば・・・・もう花火始まるよね?」


 首を傾げる彗さん。

 花火が始まる時間は七時半。現在の時刻は七時。

 もう場所取りもした方がいい時間だろう。


「そうですね。花火見るのに凄く良い場所があるので、そこに行きましょうか」


 俺は彗さんの手を取って歩き出す。

 しかし、何故か彗さんは歩こうとしない。疑問に思い、俺は彗さんの方に視線を向ける。


 するとそこには、なんかよく分からない連中に手を引っ張られている彗さんがいた。


「え、何ですか急に・・・・?」


「いやいや、お姉さんめっちゃ可愛くてつい! このあと花火あんじゃん。俺たちと一緒に行かね?」


 俺が彗さんの手を引っ張ってるのを見ながら、何故こいつらは彗さんにナンパした? それ程、自分の容姿に自信があるのか?


「いや、見て分からないですか? 今私、彼氏とデートしてるんですけど」


 そう冷たく言い放つ彗さんは、とても嫌がっているように見える。てか、ナンパ男いい加減彗さんから手を離せや。


「こんな冴えない男よりも、俺らの方が絶対楽しいって!」


 更に手に力を入れて、彗さんを引っ張ろうとするナンパ男。瞬間、俺はナンパ男の手を掴んで、思い切り力を入れて握りしめていた。


「あの、見ての通りデートなんで。こう言うのやめてもらえません?」


 俺は、更に腕に力を込める。


「いてっ! おいイテェってッ!!」


 ナンパ男はそう言って俺の手を振り払う。

 中ニの頃、強い男に憧れてめっちゃ握力鍛えてた俺を舐めるなよ。


「行こう、彗さん!」


「うんっ!」


 俺は彗さんの手を取り、祭りの熱気に包まれる雑踏の中に入っていった。


ラストスパァァァァァーーーーーット!!

あともう少しで夏編終わりです。

夏編終わったら少し投稿ストップします。


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