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俺にナンパしてきた女性は一つ年上の学校のマドンナだった  作者: P.P.
光に満ちた夏の性春

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林間学校以来のキャンプファイヤー

【七日目】


 お泊まり会最終日、最後の先生主催のイベントであるキャンプファイヤーを見ながら蓮と一緒にご飯を食べていた。


「颯はこの後彗さんと会うのか?」

「いいや、この後は別の用事を済ませる」


 別の用事とは勿論梨花の事だ。

 夏祭りの件も彗さんに話しておきたいが、今日の最優先事項は梨花の件だ。梨花が何をしてくるから分からない以上、俺はあいつを注意深く見張っとかないといけない。


 最近は藍里との距離を縮めている。

 心境の変化ぎない限り、以前のあいつは人と自ら関わろうとしない。そう考えるとやはり何か考えがあっての行動だろう。


「蓮はこの後唯奈さんとか?」

「・・・・ま、まあそんなところだ」


 蓮はどうやら唯奈さんの事が好きらしい。

 五日目に恋バナをして情報を色々と吐かせた。


 どうやら俺たちが知らないところでゲームを二人でやっていたらしく、そこでどんどんと仲が良くなったらしい。


 ちなみに、三日程で唯奈さんの事が好きになったらしいので、蓮は案外チョロい事がわかった。


「まさかお前がチョロかったとはなぁ」

「は、恥ずかしいからやめてくれ・・・・颯だって月城先輩にナンパされただけで付き合ったんだろ!?」


 た、確かに・・・・案外俺もちょろかったわ。


「あれ、そういえば藍里は?」

「え? 藍里はさっき梨花さんと会う約束してたからって体育館の方行ったぞ?」


 この通り、藍里は梨花にお熱だ。もしかしたら百合に発展してんじゃねぇかと思うほど、最近は一緒にいる。


 何回も思うが、今の梨花とは本当に関わってほしくない。返事を先延ばしにしている時点で、梨花が何かを企んでいるのは考えずとも分かる。


 正直、梨花があの時返事をしてくれた時は嬉しかった。

 だが今考えるとアレは元々俺を何かの策に嵌めるための演技だったかもしれない。


「なあ、蓮って梨花の事どう思う」

「どうって・・・・あまりクラスでは目立つタイプじゃないけど、すごく優秀な人じゃないか? 前髪で顔が隠れているけど、顔を見た人はとても美人って言っていたし」


 蓮は俺と梨花の関係を知らない為、急にこんな事を聞いてきた俺に少し怪訝な視線を向けている。


「まさか颯・・・・月城先輩に隠れて浮気を・・・・!」

「なわけねぇだろ。俺が彗さんを捨てるわけない。それに・・・」

「それに?」

「いや、何でもない」


 危うく梨花との関係を話すところだった。

 俺は梨花との関係を蓮には話したくない。蓮に関係を打ち明ける、それ即ち蓮をこの話に巻き込む事になる。


 蓮は俺にとって大事な親友だ。だからこそこんなクソみたいな事に蓮を巻き込むわけにはいかない。


「じゃ、蓮。俺は用事を済ませてくる」

「分かった。じゃあ俺も唯奈ちゃんに会ってくるよ」


 蓮の話を聞いて俺がニヤニヤしていると、蓮は耳を真っ赤にしながら俺に背を向け走り去っていった。

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