よるのきょうしつ
とりあえず、俺は今まで体験してきた事を彗さんに話した。
「あははっ! ほ、本当にお化けって信じてる人がいたなんて」
「そ、そんな笑わなくてもいいじゃないですか・・・・」
しかし、放送の件も俺たちがよく聞いていなかっただけとは。放送がとぎれとぎれだったのも俺たちの気のせいなのだろう。
「にしても、捕まった人たちは体育館で先生たち本気のお化け屋敷か・・・・捕まった方が楽しそうですね」
「そうだね、それに私たち以外ほぼ捕まっちゃったみたいだしね」
「どうします? 体育館行きます?」
「うーん、私はもう少しここにいたいかな」
そう言って彗さんは俺の隣に座り、俺の体に持たれる。
「やっぱり彗さん、最近甘えん坊になりました?」
「ふふっ、それ怜にも言われた。颯以外の男に甘えるなよって口酸っぱく言って来るんだよ? 私はそんなことしないのに」
「それは松島先輩に感謝しないといけませんね」
俺は苦笑しながら言う。
(やっぱり、彗さんと話してると落ち着くな・・・・)
数分経ち、ふと横を見れると彗さんは目をつぶっていた。
彗さんから香るふんわりとした良い匂いは俺を眠気を強くする。
「ああぁ、夏祭り・・・・一緒に行きてぇなぁ」
雫のように零れ落ちたその一言は、夜の教室の暗闇にゆっくりと溶けていった。
明日はお泊り会最終日、梨花の件とか夏祭りの件とか色々大変になる。
今年一番疲れる日になりそうだ。
そう思いながら俺は眠りに落ちていった。
お泊り会編もあとちょっと。
いつ完結すんだよゴラァ。




