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俺にナンパしてきた女性は一つ年上の学校のマドンナだった  作者: P.P.
光に満ちた夏の性春

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今日はゆっくりしよう

【五日目】


「なんか新しく一人増えたな!」

「確かにな、藍里そこのお菓子とって」

「は~い、あ、梨花ちゃんもお菓子食べる?」

「じゃあ、お言葉に甘えて」


 新参者が増えた俺たちのグループだったが、五日目の今日はゆっくりまったり過ごしていた。

 俺は梨花に気まずさを感じつつも普通に会話している。梨花の方はポーカーフェイスを貫き、いつも通り死んだ人の顔をしながら俺たちと会話をしている。


 だが少し気になることがある。

 

「はい梨花ちゃん、あ~んっ」

「ちょ、ちょっとそれは流石に・・・・」


 そう言いながらも藍里からのあーんでお菓子を食べる梨花。

 

(梨花、前よりも笑顔が増えたな・・・・)


 ふとそう思いながらも俺はお菓子を食べながら蓮と話す。


「先生たち、今日はイベントとか何にも用意してないのか?」

「うーん、でも今の時刻的にも、イベントがあったとしてもすぐ終わるようなものじゃない?」


 現在の時刻は午後五時。

 いつもだったら午前中にかかる放送が今日は掛からなかった。


「まあ、こうゆうゆっくり出来る時間も案外楽しいけどな!」

「それもそうだな。てか、藍里はいつの間に梨花とあんなに仲良くなったんだ?」

「梨花さんと? 体育祭の梨花さんの活躍を見た藍里が梨花さんに声を掛けに行ったって聞いたぞ」


 結構最近だな。まあ藍里は見ての通り梨花にお熱。別に人の友人関係に口を出す訳じゃないが、梨花の不安が拭えない今、あまり梨花とは仲良くなってほしくないんだよな。


 最終日に結論を出すと言っていたが、梨花はやり口が汚く俺よりもずる賢い。ここで梨花を完全に信用するのは危険だ。


「あ、そういえば颯、夏休み終盤に夏祭りがあるって知ってるか?」

「夏祭り?」

「ああ。うちの学校のすぐ近くに商店街あるだろ? そこでこの地域で一番でっかい花火大会やるんだよ!」


 花火大会・・・・


「彗さん・・・・」

「お、やっぱり颯は月城先輩とか。俺は唯奈ちゃんと行くからな。お前も楽しめよ」


 そう言って蓮は俺の肩をポンと叩く。


「いや待てよ蓮。お前、いつの間にそんな唯奈さんと仲良くなってんだ?」

「こ、細かい事はいいんだよ。と、とにかく、月城先輩を誘ってやれよ!」


 そう言いながら蓮は立ち上がり、教室から出ようとする。


「おーい、藍里、ビックニュースだ。蓮は唯奈さんのことが好きらしいぞ」

「えっ!? 蓮って生徒会長の妹ちゃんが好きだったの!?」

「おい颯! 嘘をでっち上げるなよ!」


 結局、五日目は蓮の恋バナで終わった。

 

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