親友との会議
「………という事がありまして......」
俺は今この前あった月城先輩のことについて親友達に話した。
話すかどうか迷ったけど、俺が変わるためにはこいつらの助けも欲しい。
「いやまさか、彗先輩にぞっこんだったあの颯が彗先輩と距離を置くなんて……少しやりすぎじゃな?」
この人は俺の親友の一人の『黒瀬 藍里』。
クラス一の美少女とも言われていて、俺の二人三脚のペアだ。
あと、一緒に体育祭実行委員に立候補している。
「さすがは颯!!男として決意を固めたんだな!かっこいいぞ!!」
この人は俺のもう一人の親友の『松島 蓮』。
俺の男友達で一緒に体育祭実行委員を立候補したひとだ。
少々、いや、だいぶ暑苦しいやつだが、とても優しい。
「そりゃどうも。まあ今は切り替えよう。そのことは後で詳しく話す。そんなこんなで今日集まってもらったのは、体育祭実行委員の仕事についてだ」
「あぁ、そのことね。それなら……はい、この資料を読めばわかるわ」
「お、おう...ありがと梨花」
こいつの名前は『後藤 梨花』。
元々、仲が良かったが林間学校で少し、いや、ものすごく仲が悪くなった俺の友達?
だ。一緒に体育祭実行委員をしており、なんか俺のことを毎日睨んでくる。
「どういたしまして」
梨花はそう言いながらふふっ、と不気味な笑みを浮かべて俺に応えた。
「って、なんじゃこりゃ!?」
梨花から渡された紙に目を通すと、そこのはとても残り一週間ではできなさそうな量の仕事が書いてあった。
「お、おい梨花、この量の仕事を残りの一週間でやりきらないといけないのか?」
「そうよ、わたしもその紙を見たときは、さすがにびっくりしたわ」
「えーっと、どれどれ?」
「ちょ、俺だけ仲間外れはごめんだぞ」
二人が紙を見た瞬間、苦虫を嚙み潰したよう顔を浮かべたが、すぐに切り替えて言った。
「今週はいろいろ大変になりそうだね!」
「燃えてきた~!!皆で頑張って乗り切ろうな!!」
やっぱり、この二人はすげぇよ、そう思った俺であった。
「じゃあ、さっそく俺は明日やる体育祭に向けてのクラス作戦会議のアポ取りに行ってくるわ」
「「「はい!」」」
皆さんノリがいいね。
そう思い立った俺はさっそく橘先生の場所へ向かうのであった。
side:彗
「……ってことがありまして......」
「なるほどな、まあ、あの野郎もきちんと誠意をもって言ってくれたんだし彗も切り替えたら?」
「そうは言われても~」
私、月城 彗は昨日あったことを親友の『松島 玲奈』に相談していた。
玲奈には確か弟君がいてそのこが確か颯君と仲が良かった気がする。
はぁ、颯君のことしか考えれない。
「あ、私、体育祭実行委員の仕事しないといけないわ」
「え、そうなの?」
「うん。なんなら彗も来る?」
「うん、私も暇だし私にできることがあるなら手伝うよ」
「さすがは彗!私の親友!!」
「もう、調子がいいな」
私は、いつもどうりに友達と接しているが本当は今にでも泣きそうだ。
颯君が私に別れを切り出したとき、颯君は泣きそうになりながらも必死に涙をこらえていた。
対等な関係か……確かに私は颯君に何も困ったこととか相談してなかったな。
私は颯君のためを思ってやってたけど颯君は頼ってほしかったのかな.....
「彗、あれって………」
「え?」
玲奈が指を差した先には、女の子に抱き着かれている颯君がいた。




