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俺にナンパしてきた女性は一つ年上の学校のマドンナだった  作者: P.P.
光に満ちた夏の性春

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俺と二人三脚

「一、二!、一、二!」


「一、二!、一、二!」



「おぉ!16.2秒、二人とも最初なのにすごく早いな!!」


「まあ私と颯ぐらいの仲だとこれぐらい余裕だよ!」


「うん、最初にしては上出来だな」



 俺は今、藍里と二人三脚の練習をしている。

今さっきタイムを計ってくれたの蓮君だ。

蓮君は俺と一緒に1500m走にでる。基本1500m走は各自で練習をすることになっているので蓮君は、ほかの競技を練習している人のサポートをしてくれている。

流石は蓮君だな、と思う。



「もう一回走る?」


「うん、もう一回走って一度休憩しようか」


「よし!じゃあ頑張るぞ」



 俺は以外にも足が速い。中学生の頃は学校の中でも上位に入るぐらいだと思う。

でも、そんな俺についてこれている藍里もなかなか早い方だと思う。

てか、これで走るの5回目なんだけど藍里は顔色一つ変えてない。無理してないかな?



「走る前に確認だ。体調とか大丈夫か?」


「うん!大丈夫だよ。というかまだまだいける!」



 おう……体力オバケかな。

女子でここまでの体力あるなら陸上とかやればいいのに。



「じゃあいいな」


「うん。さ、走ろ!」



 藍里がそう言うと蓮君がピストルを構える。

ふと思ったけど、それって練習で使っていいの?


バンっ!!


 ピストルの音がグランドに響き渡る瞬間、俺たちの足音が聞こえてきた。



「一!二!一!二!」



「一!二!一!二!」


 これ今までで一番いいスタートダッシュだ!

これならタイム結構縮まるんじゃないか!



ズルっ



「あ、」   「え、」



 藍里が滑って転んだ……

俺と藍里の足は紐で固定しているので、俺も巻き込まれて藍里に覆いかぶされるような感じで転んだ。



「いてててっ、あ、藍里、大丈夫か?」


「う、うん」



 なぜか藍里の頬が朱い。

てか、なんかこの地面やわらかいな。

ふと、自分の手の方に視線を向けると......



「は、颯、手、どかしてくれない?」


「うわあぁ!!ご、ごめん!ほんとごめん!」



 俺が藍里から離れようとすると、藍里と俺はまた転んだ。次は藍里が俺に覆いかぶさるように。

あ、俺ら足にひもが付いてるんだった...



 ヒュ、ん?なんか凄い鳥肌が立つ

嫌な予感がするな、と思いながら周りを見渡すと、そこには俺たちを凄い冷めた目で見ている彗さんがいた。

その雰囲気はまさに氷の女王。普段の表情からは考えられない顔で俺たちのことを睨んでいる。オワタ



「颯!藍里さん!大丈夫か!」


「あ、あぁ、俺の方は怪我はない。藍里は大丈夫か?」


「う、うん………だ、大丈夫......」



 うん、気まずい。まあ当たり前か。

事故だったとはいえ、俺は藍里のたわわわを触ってしまった。

うん、事故だよ!?



「とりあえず、二人とも一回休憩してきたら?」


「そうだな。一回休憩を挟もう、流石に疲れた」


「う、うん……」



 藍里はあのパイ揉み事件があってからずっと気まずそうだ。

こうゆうときは何か声をかけた方がいいのか?

そう俺が悩んでいると彗さんが話しかけてきた。



「颯くん……」


「す、彗さん……」


「今日二人三脚の練習が終わったら私の家に来て」


「ふへぇ?」


「じゃ、またあとでね颯くん……颯くんがいけないんだよ.....」



 最後に何か言っていたが聞き取れなかった。

てか、彗さんの家に俺が行く?それはつまり……いや、考えるのはやめよう。

今は二人三脚の練習に集中しなければ。



「颯……さ、さっきはごめん。私がうっかり転んじゃって……」


「いやいや、俺の方こそごめん……その嫌だったよな。ほんとにごめんな」


「うんうん、嫌ではないよ。でも、ちょっと心の準備が......」



 うん、最後の話は聞かなかったことにしよう。

てか、嫌じゃないとはどうゆうことだ?

そんな感じで藍里との関係が無事に元に戻り二人三脚の練習が再開する。



「一!二!一!二!」


「一!二!一!二!」



 ピストルの音と、ともに俺たちは走り出す。

俺と藍里の仲はいったいどこまで続くのか?

それはまだわからない。でも、俺たちは今友達としてこうして一緒に走っている。

俺は今後、藍里との仲が終わるまで一緒に人生を走りぬいていこうと思う。



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