やっぱり…変だ…
遂に異世界人が…
しかもそれは、小学生!!
さてさて諏訪さんはどうするンでしょうか?
へ?
今なんて言ったの?
自由人?
ま、まぁ小学生だからネ、或る意味自由だよなぁ~
解ってはいたけれども一応…
ネ?
すると圭吾クンが苦笑いをし乍らはっきりとこう言った。
諏訪さん!
違いますよ。
自由人では無くて…
獣人…
じ・ゅ・う・じ・ん…
です!!
い,いや…
確かにネ…
確かにそう聞こえはしたけれども…
そして…
確かにキミ達の容姿を見てもサ,それは明らかなんだけれどもネ…
う〜ん…
そこ迄教えてくれたンだからキチンと向き合って話を聞かなくちゃだネ…
でもなぁ~
大丈夫ですよ。
諏訪さん良い人だと思うので全部お話します。
あ…
ごめんネ?それは嬉しいンだけれども時間がね…
もう4時半だからサ…
取り敢えず、今日は帰ろうか?…
みんな、1人で帰れるかい?
低学年チームのみんなはどう?
あ!大丈夫です。
みんな近所なので…
翔太もウチの隣なので…
それに…
イザとなったら、獣人の子達がおんぶして走ります。
ボク等、
早いンで…
いや、そのどこぞのテレビドラマの女医さんの決め台詞…
アタシ失敗しないので…
みたいに言わなくて良いから(苦笑)…
そっか…
そりゃそうだな。
んじゃお願いするかな…
あ!
さっき渡した手紙、もう一回貸してくれるかな?…
送れなくてすいません。
って書いておくからサ…
そうやって子ども達が其々帰宅の途についた後…
リビングルームでPCのキーボードを叩き始める…
元職場の部下だった子に頼まれて専門知識の必要な機械のマニュアルを英語訳しているのだ。
夕方の子ども達との出会いが余りにも謎過ぎたので、ちょいと全く別の事をしてリフレッシュしているのだ。
すると…
唐突にインターフォンが鳴った。
原稿を上書き保存してPCのモニターを切り替えると、其処には恐らく両親だろうと思しきキャップを被った大人の男女に連れられた翔太くんの姿があった。
はぁい!!少しお待ち下さいねぇ
モニターにそう声を掛けて、玄関へ…
ドアを開けると、其処には笑顔…愛想笑いを顔に貼り付けて、見るからに緊張されている圭吾クンのご両親とその間でニコニコとこちらは本当に笑っている圭吾クンが立っていた。
こんばんは!諏訪さん!
圭吾クンから挨拶を貰い、私も
こんばんは!
と挨拶を返す。
えっと…
圭吾クンのご両親とお見受け致しましたが…
すると、
女性に肘で突つかれた男性が…
声を上ずらせ乍ら…
先程は圭吾たちが大変お世話になった様で…
私は圭吾の父親の
長田達也と言います。
でこちらは…
と言うと女性が一歩前に出て自ら…
母の陽菜子です。
と自己紹介頂いた。
あ、私は…
諏訪謙三さんですよね。
雨宮さんから教えて頂きました。
はい…
えっと…
宜敷ければ、お入りになりませんか?
立ち話もなんですし…
と言うと、お父さんは一寸考える様に間を空けたが、お母さんが…
そうですか?それではお邪魔して…
と…
お父さん、えぇ~!!って顔で奥様を見る。
どうやら、お父さんは私と話が合いそうだ(苦笑)。
ご両親共、玄関で被っていたキャップを脱ぐと⋯
当然なのだろうが、犬の顔…
お父さんはシベリアンハスキーかな?
お母さんは…セッター?
で息子の圭吾クンは…
い,いや良いんだよ。全然OKなんだけれどもネ…
シベリアンハスキーとセッターの子がなんで柴犬なんだろうか?…
MIX犬とはならないのか?
と獣人に於ける種族間問題に一寸動揺し乍ら…
リビングルームにお通しして、ソファにお座り頂く。
お二人共珈琲大丈夫ですか?
あ!お構いなく。
の声を珈琲OKの返事と捉えた。
圭吾クンはアップルジュースで良いかな?
有難うございまぁ〜す!
圭吾クン先にどうぞ、ご両親、少しお時間下さいネ。と圭吾クンのジュースを先に出し、その後、珈琲豆をゴリゴリし乍らリビングへ⋯
このままで失礼しますネ。で?御用向きは?
はい…
実は…
さて…
ハスキーのお父さんとセッターのお母さんの子供が柴犬!
と言う事に動揺をしている諏訪さん…
果たして長田さんご一家のお話とは?
何でしょうねぇ〜




