卒業迄の半年で…
何時もお読み頂き又ブックマークを付けて下さり本当に有難うございます。
さて…
今回は3人娘の中で一番の苦労人乳母のシオリ嬢の想いを覗いてみたいと思います。
彼女にはどんな想いがあるのでしょうね?…
ねぇねぇ…
辺境伯領って本当に辺境の場所にあるの?
クラスの陽キャ女子からそう聞かれた時は…
正直…
だから何?
と言う感情しかいだけなかった。
それは屈折した感情等では無く純粋に…
だから?…
と言う感情でしか無かったのだ。
当地は、公国にある他の例えば公爵領や伯爵領とは違い公国の外れにあり、文字通り辺境の地なのだ。
その分、領政はもとより産業や経済等はこの地を統治するご領主様の裁量に任されており、現在の領主である
タカミノ フォン ストラウス辺境伯
は
民が潤えば領地が潤う。
と言う言葉の通りの領民一番の施策を打ち出し、それにより領地は大きく発展をして辺境の地ではあるがその経済は王都にも引けを取らない位発展している。
私は、そんな領主様のご令嬢付乳母として母と共にお嬢様のご成長の手助けをさせて頂いていた。
母が病で逝去してからの5年間はご領主様ご夫妻のご慈悲もあり、アイナお嬢様と共に生きてきた。
こんな事を考えては罰が当たるかもしれないが1つ目歳下のアイナお嬢様は可愛い妹の様に思っている。
だから、
まだ見ぬ広い世界を…
外国を…
見てみたい!
と言うアイナお嬢様の想いを尊重したくて
日本
にやって来たのだ。
そうしてこの中学校に編入をし様々な学習をする事でお嬢様の事も大切だが、私自身も…
もっともっと学びたい。
家庭科だけでは無く数学や科学、言語や歴史等々様々な、
知らない事を知りたい。学びたい。と思うようになったのだ。
だから、せめて後1年。出来れば後4年…
この中学と言う学校の上だと言う高等学校と言うところで勉強したいのだ。
そうして出来れば、様々な配慮をして下さった皆さんにその知識を使ってご恩返しをしたいのだ。
特にこの学校で学び得意科目となっている、
国語
と
英語
これと
フレスベルク語
この言葉を日常的に使っている皆さんに其々の言葉で円滑なコミュニケーションが図れる様にお手伝いをしたいと考える様になったのだが…
ストラウス辺境伯領
の皆さんと日本国民、英語と言う言葉を公用語に使っているまだ見ぬ世界の皆さんの橋渡しが出来る人間になりたいのだ。
とは言え…
私達が日本に滞在できる期間は後僅か5ヶ月⋯
判っている。
判っているのだが…
なんとかならないだろうか?
なんとか日本に留まりもっと勉強をする事は出来ないのであろうか?
中学の仲良くなった家庭科の先生に相談しても悲しそうに首を左右に振るだけだった。
後、頼れるのは異世界担当局の五味っち⋯五味3尉である。
五味3尉は私が迷子となり、小学校の近くで座り込んでいたところを見つけてくれ、それから何やかんやとお世話をして下さっている、自衛隊のスタッフだ。
彼女ならこの相談にも必ず答えを出してくれる筈だ。
そうだ!明日の放課後、異世界担当局に寄って五味3尉に面会して相談してみようか…
うん!
それがいい!
話を聞いて貰おうっと…
う〜ん、言語かぁ~
言葉って割と希望者が多いだろうなぁ〜
どうやら日本では、防衛省が一番熱心に勉強させている様ですが…
さて…
どうなのでしょうね…




