Welcomeようこそ日本へ って言ってる場合じゃないっ!…
何時もお読み頂き、又ブックマークを付けて下さって本当に有難うございます。
さて…
来客とは概ね、皆様のご推察通りではと思っております。
対話型なのか?威圧的なのか?
交渉事は本当に神経を使います。
まぁ…
何事もなければ良いのですが…
暫くすると、2人が…
お客様と一緒に…
白いMP仕様の赤色灯とサイレン付のパジェロで緊急走行で局に戻って来た。
しかも、県警の公安部の覆面パトカーと機動隊のマイクロバスを従えて…
何が起こっているのだろうか?
とわさわさしていると、
五味3尉から無線が飛んできた。
私の無線機はスピーカーとなっているので周りにいたスタッフが固唾を飲む…
局長、会議室か何処か、広い場所をして頂けますか?
辺境伯ご一同をお連れしましたので…
はぁ?
辺境伯ご一同?
どう言う事ですかぁ~?
ん〜
第1にお通しして下さい。
あそこなら広いしネ…
あ!
五味3尉、可能なら武装解除を…
はい。済んでいます。
と保坂3尉の声。
え?
と言うこちらの声に苦笑している五味3尉が答える。
皆さん、非常に協力的でして今も玄関ロビーで我々の案内を静かにお待ちです。
判りました。お待たせする訳にはいきませんね。
急ぎ、第1会議室にお通し下さい。
我々も直ぐに行きます。
千須和1曹が…
あ!
私お茶の準備して行きますね。
と一階に歩いて降りて行った。
気が利くなぁ~
と呟くとこれで彼氏いないんですよねぇ〜何故なんでしょうか?
と後ろから宮澤2佐…
小声で
こらこら、それはパワハラ?セクハラ?ですよ。
と注意しておく。
あはははは…
すいません。
で、
どうしましょうか?
お嬢様達、呼んで来ましょうか?
フレスベルク語をある程度理解している女性陸士長を付けてマンションで過ごして貰ってい3人娘…
いや、取り敢えずは大人だけで話そうか?
承知致しました。陸士長にはその様に連絡しておきます。
と宮澤副官。
さて、ご対面だな…
と呟いて、第1会議室に向かった。
其処に座っていたのは、恐らく着座姿勢からでも判る背の高いガッチリとした男だった。
座っているスチールパイプ椅子が一寸動くだけでミシっと言う嫌な音を立てる。
そうしてそれは周りにいた男達も同様だった。
部屋に入って来た我々に気が付き、立ち上がる。そうして僅かに視線が我々の後方へ…
そうして何かを確認すると明らかに落胆した表情になる。
私はそれに気が付かない素振りで、彼に近付き右手を差し出す。
タカミノ フォン ストラウス辺境伯閣下ですね?
ようこそ日本へ!
私はこの建物の長、そうして日本滞在中の皆様の窓口となります、
諏訪謙三陸将です。
こちらは副官の
宮澤2佐。
そうしてこちらは皆さんを直接的にサポートする保坂3尉です。
言葉はどうぞフレスベルク語でお話下さい。
身長は2mを超えているのではないだろうか?
私の直ぐ後方に控えていた190cmはある筈の宮澤副官が小さく見える。
鼻の下と顎に立派な髭を生やしている辺境伯は…
うむ。
と相槌を打ち
私が
タカミノ フォン ストラウス辺境伯だ。
こちらは宰相のヴァンテッド ファン グラシオン。
そちらは我が騎士団長エリック フォン ミュンヘンだ。
よろしく。
と握手はせずに、左右後方に控えていた2人を紹介した。
そう言えば、フレスベルク公国では握手の習慣がなかったな。
と思い乍ら、辺境伯ご一同のテーブルを挟んだ向かい側の席に着座した。
そのタイミングで、千須和1曹がワゴン(配膳)車でお茶とお菓子を押して入室して来た。
え?
メリアンナ?
タカミノ辺境伯とエリック騎士団長が同時に発した声にヴァンテッド宰相が千須和1曹の顔を見て立ち上がる。
メ,メリー!!
ヴァンテッド宰相の目から涙が溢れ出す。
そうして駆け寄り千須和1曹を抱きしめようとして彼女に足払いで倒されてしまった。
へ?
ん?
笑顔が固まったまま千須和1曹はヴァンテッド宰相を見下ろしていた。
ん〜
千須和1曹、強いンですネェ〜
と言うか、この場合って自己防衛ですからネ…
仕方が無いかと…
これで、今迄紳士的に対応して下さっていた辺境伯ご一同…
態度を硬化させなければ良いのですが…




