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解らないンだったら、行ってみようか?…

無事にナミエン・ラディア騎士爵もフレスベルク公国から戻られたその日の夜…

あれだけ…


メイドと執事は1人ずつですよっ!!

と言っておいたのに、


今整列している燕尾服の5名と…

メイド服の15名はどなた方なのでしょうねぇ…

まぁ想定内でしたが…(だから、トンネルにお迎えに行く時役場からスポーツ少年団用のマイクロバスを借りたんだよな。苦笑)。


これだけ人数が増えてなお、通訳が私一人と言うのはどう考えても無理があります。


部隊の中から3名、

執事、メイドの中から3名

通訳として教育したいのですが…


退勤前に私の部屋で昨夜の報告を引き継いでくれていた宮澤3佐…

たまたま別件で決裁印を貰おうとしていた千須和2曹が、そっと部屋から出ようとしているところ…

宮澤3佐はその後ポロシャツの襟首を捕まれてこう言われていた。。


コイツは必ず入れて下さいネ!!


さて、


フレスベルク公用語の会話教室で

千須和2曹や…

英語がペラペラならば、フレスベルク語もペラペラにならなくては…

と言う意味不明な理由で巻き込まれた保坂陸曹長…

更にナミエン・ラディア騎士爵とメイド2名、執事長と他1名が

第1会議室で

2週間後に迫った奥様の出産に立ち会うべく宮澤3佐の熱い講習を受けている同じ時間…

私は事務所の応接セットのソファに座って望月司令の副官、大柴3佐と今後についてしていた。


つまり…

望月司令としては…


知らない事で会議をしているのは時間の無駄ですから…


と…


知らないンだったら知ればいい事ですよネ…


って仰有っていらっしゃいました。


つまり望月は…


はい!

現地調査をしてみては如何ですか?


あいつの満面の笑みが脳裏に浮かび、私は思わず神様(いるか否かは不明だが…)を恨んだ。


それは随分と思い切った事を考えたな。

と言う私の言葉に大柴3佐は…

私もそう思いました。

しかし乍ら

望月司令はこう仰有っていました。

いやぁ〜

多分な、先輩ならそんな事とっくに考えていたと思うぞ。先輩の事だから、最初に魔物と遭遇した頃に…


なんで、レンジャーは出ないんだ!

何やってるンだ!

ってね


くっ!

お見通しってか(苦笑)


そう言う訳で、完全に仕組まれた感が半端ないのだが、フレスベルク公国に…

と言うかトンネルの実態調査と周辺環境調査。

そうしてフレスベルク公国の視察を行う事になった。


で、此処で問題になったのが、地域の方達への説明である。


そもそもこの地域の住民はフレスベルク公国の住民で、江戸時代中期にこちらに移住して来た方々である。

その中には長命種の方達もいてこちらに移住した頃より存命の方もいらっしゃる。

そんな方々にいくらスタンピード問題の対策調査とは言え内緒で故郷に行くのは…

どうなのだろうか?

と言う話になり、その旨の説明会を開催する事となった。


その際に堅苦しくて申し訳ないが…

と言う事で機密保持の同意書を頂く事とした。


現在、この地域の事は秘匿案件となっており、交流のある全ての人達には念書を取っている。

この地域で暮らしてみるとそれが非常に信頼関係を邪魔するモノだとは理解しているのだが、やはり実際に居住していない政府関係者には不安要因となるのであろう。


って事で、公民館で説明会が開催された。


その結果…

調査チームに同行したい。

と言う住民が少なかった

組長のドワーフ、雨宮さんが唯一…

行ってみたい。

と言っていたが

それ以外には手が挙がらなかった。

それが時の流れと言う事なのだろう。


出発前、習志野駐屯地からレンジャーが何人か来て斥候をしてくれ、トンネルのサイズが計測出来た。

すると、

コーキ

と呼ばれる

高機動車

クラスであればトンネルを通れる。

と言う事が分かったので調査には高機動車1台と軽装甲機動車1台にパジェロ(73式小型トラック)1台、公用車5型1台の5台、自衛隊員5名、外務省職員2名、内閣府職員2名、調整役のナミエン騎士爵の合計10名で行く事とした。


まぁ…

不本意乍ら私が取り纏めとして行く事になったのだが…

本来、取り纏めであったら外務官僚だろうが!

と思ったのだが…

因みに宮澤3佐は奥様の出産も近いし、私の留守を守ると言う事で不参加である。


さて…

いよいよ出発の日を迎えた。


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