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一寸ワクワクしますネ。と言う部下…

私は最後尾のパジェロ(73式小型トラック)に乗り込んだ。

その前の公用車5型には外務省と内閣府の職員1名、そこから先は習志野駐屯地の隊員とウチの隊員が高機動車と軽装甲機動車に乗車している。

私の隣にはナミエン騎士爵が、助手席には千須和2曹がいる。

千須和2曹が…


初めての場所って何故かワクワクしますネ…


とポツリと言うと


ナミエン騎士爵が…


そう言うモノか?私は…

そうか…緊張する事も

ワクワク

と言うのかな?

やはり日本語は難しいな。


私はそれを、

いえいえ…

それはドキドキと言います。

ワクワクはどちらかと言うと

楽しみだ

と言うニュアンスですネ。


それにしても閣下は日本語がお上手ですネ。

どこで学ばれたのですか?

と、問うと…


有難う。

実は私、この地域に住んでいた事があってな。

幼稚園から大学迄だな…


え?えぇ~

つい、2曹と私、運転の保坂陸曹長が、声を出してしまった。


そんなに驚かなくても…

と赤面し乍らナミエン騎士爵が…


いやいや…

と言う事は殆ど日本教育を受けているのではないですか!!


それに対して

もっと言うと…

と言い淀む。


良いですよ。もう多少の事なら驚きませんから…


そうか?…

実は、貴殿の部下の宮澤3佐の嫁さんの仁美は高校の同級生だ。


もう3人共…

目が点になってしまっていた。


そ、そうなんですか…

ご縁なんですネェ

と言うと…


いや違うぞ。

私が今回来たのはユミカ姫の護衛とは別に裏メニュー?で仁美の見舞いに来る為だ。


へ、へぇ~

なる程です。

で、仁美さんにはお会いになれたのですか?


いや、まだだ。なかなか忙しくてな…

でも宮澤3佐とは会話も出来ているしこのミッションが終わったら、食事会でもやろう!と話はしている。


そうか…

さては宮澤副官、トボケていたな。


あのイケメンエルフの顔を思い浮かべた。

まぁ正直何かあるとは思っていたがとても大きな話題だったな。


仁美は、私があちらの世界の人間と知ってちょっかいを出してくる同級生達から私を守ってくれた恩人なんだよ。知っているか?仁美、実は空手と少林寺拳法と剣道の有段者なんだぞ。


こ、これも人は見掛けに依らないなぁ〜


恐れ入谷の鬼子母神


だなとつい言うと

千須和2曹は、

え?なんですか?それ?

と不思議そうな顔。

保坂陸曹長が、

それはな…

と教えようとしていたら

ナミエン騎士爵が…全部説明してくれた。


おいっ、千須和2曹?

キミ、日本語?負けているぞ!

と言うと真っ赤なっていた。


さて…

そんな話をしていると、先頭のLAV(軽装甲機動車)から入電。


間もなくトンネルを抜ける。オクレ


指揮官の諏訪だ。


周辺警戒を厳となせ。


了!


と各車両から返事が来る。


ん?


再びLAVから入電。


敵襲!敵襲!

現在弓矢?の様な物で襲撃を受けている。我に被害は全く無いが、どう対処すれば良いか?

オクレ


まぁそうだろうネ…

弓矢だと、多分このパジェロの幌窓に当たれば刺さりはするだろうけれども、LAVの装甲だとなぁ…


各車両、絶対に反撃するなよ。又、車外にも出るな!

オクレ


私はナミエン騎士爵を観た。

すると、頷き乍らマイクのジェスチャーをする。

陸曹長も解った様でマイクを渡し車外スピーカーに切り替える。


勇敢なフレスベルク公国の第3王宮騎士団よ!

我は近衛騎士団団長の

ナミエン・ラディア騎士爵

である。

現在、我々の友好国である日本国の使節団と共に王宮に向かうところだ。

日本国には敵意は無い。

このまま通過させてくれないか?


すると、馬に乗ったいかにも偉い人と言った感じの武将が現れ…


あい、解った。


と言って皆を立ち上がらせ、左右に列を作った。すると、なんと各兵士が一斉に胸に手を当てる敬礼をしてくれた。


デイビス騎士団長、ご配慮頂き感謝する。


ナミエン騎士爵が声を掛けOKサインを出した。


私はそれを見て無線を飛ばす。


各車両微速前進。

各自両側の兵士に敬礼!


車輌内ではあったが、隊員達は敬礼をし、外務省と内閣府のスタッフも運転担当の自衛官に促され、胸に手を当て敬礼をして通過した。


さて…

このまま、王宮へ向かい、国王陛下との会談をしないとな…

内閣府と外務省のお二人(1人姫君対応で置いてきた。)、頼むぞ!

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