トップシークレットのお姫様…
連絡をしてから40分後、望月司令がヘリで先着し、県警副本部長が1時間後に公用車でお越しになった。
そうしてさらにハプニングが!(笑)
実は驚くべき事にお二人共其々の立場の要人を同行して来た事だ。
先ず司令のエスコートでお越しになったのは丁度今日は仕事が終わったと言う防衛副大臣が!
県警副本部長はなんと県知事!を同行頂いていた。
実はゲストのお二人、本件には非常に興味を持っていらっしゃったのだが、なかなかタイミングが合わず来局出来ず悶々としていたそうなのだ。
もしかしたら副大臣も知事も…
その筋の方なのか?(苦笑)
4人とも本当に嬉しそうな表情で会議室に集っていた。
防衛省の異世界担当局局長として全この4名には就任直後にご挨拶してはいるが、その時は眉間に皺を寄せていたが、今日は⋯
帰省して来た孫…もしくは娘と会うのを待っているおじさんである。
お茶を持って来た千須和2曹なんか、笑いを噛み殺していた。
さて…
宮澤副官から説得(姫はこちらの要職にいる人物に会うのは…と渋っていたのだ。)成功と千須和2曹の持って来たお盆にメモがあり知った。
そのままお通しする様にと千須和2曹に伝言を依頼するとドアがノックされ、
副官のエスコートで会議室に入って来たのは…
宮澤副官が恭しく紹介をする。
ご紹介致します。
フレスベルク公国第二王女
ユミカ=フォン=フレスベルグ嬢
でございます。
おじさん達には女性と言う事は無線で連絡してあったのだが、お姫様とは伝えていなかった(実も私もこの部屋に入る迄、知らなかった)ので、
大慌て!で立ち上がり敬礼。
そうして私が睨まれた。
……
まぁ、そうなるよな。
そうしてユミカ姫の容姿を改めて観ると…
身長は恐らく160cmより少し低いかな?瞳の色は淡いブラウン。
イメージのお姫様だと、金髪の巻き髪ティアラで瞳はサファイアの様なブルー…
だと思っていたのだが、ユミカ姫は淡い茶色…
現在のJKでももう少し華やかな感じだが、ご本人の顔やスタイルとピッタリマッチしている。
お召しのドレスも改めて拝見すると実にシンプルである。其処から覗く腕はそこそこ筋肉がついている。
もしかすると、体育会系なのかもしれないな。
さて…
何故、彼の地の王女様がこちらの世界にお越しになられたのか?
我々のトンネルの向こうの認識は…以前宮澤3佐からレクチャーをして貰った通り、
魔王が公国(だった事も今回初めて知った。)を飛び越して我が国を支配下に置こうとして魔物を送り込んでいる。
と言う事だったのだが、どうやら少し違う様だ。
ユミカ姫のお話だと…
通称魔女の森(あちらのトンネルのある場所)で、スタンピード(大型動物の集団が興奮や恐怖で一斉に走り出す現象。あちらの世界では魔物)
が起こり魔物の大量発生がみられている。と言う事らしい。
で、其処から溢れた魔物がトンネルを使ってこちらに来ている様だ。
と…
言う事は、もしかしたら…
日本は結構拙い状態なのでは?
魔王様が攻めて来ているのなら、我が国にはかなり優秀なネゴシエーターが何人もいるのは知っている。
よって…
余り心配はしていなかったのだが…
ふむ…
一寸…
否、かなり拙いかもしれないぞ!
つまり、ユミカ姫は討伐の支援か高みの見物かは別として、我が国に起こり得るかもしれない大変な事態が起こり得る危機を教えに来て下さったと言う事らしい。
と言う事は、私的には
トップシークレットな異国のVIP
だったのだ。




