植民地は拙いだろ!流石に…
いつもお読み頂き又ブックマークを付けて下さり本当に有難うございます。
さて…
何やら色々と動きが出て来ましたネ…
無線で、
フレスベルク駐屯地
にいる望月司令に…
とても信じられない事が起こった。
直ぐに来てくれ!
ヘリポートに
おおとり1号
が待機してくれている。
望月は何を勘違いしたのか、
直ぐに行く!!
と言ってその言葉通り
アルメイル国の草原地帯
に設置した、
臨時ヘリポートに到着したのは30分後、満面の笑みで完成したばかりの営舎の司令室に入って来た。
お疲れ様です。
先輩!
どうしま…
設置したばかりの応接セットの私の前に座っている…
カツヌマ大臣
ウエハラ副大臣
を見て、
じゃ、そう言う事で…
とドアを閉めようとして
宮澤1佐に阻止された。
さて、望月陸将?
説明してくれるかな…
望月は入って来た時の笑顔を張り付かせた状態でコクコクと頷いていた。
で?
どう言う事なのかな?
私と
望月陸将
が座り、対面に…
カツヌマ大臣
と
ウエハラ副大臣
が座っている、応接セット…
私の後ろに…
宮澤副官、
保坂3尉
千須和1曹
が立っている。
日本国として異世界との友好条約を締結したのは、実はアルメイル国の方が先なんだ。
実は今、臨時ヘリポートが設営されている草原…
ノルドベルク草原の中央地点に、
穴…
巨大クレータがあり、これが日本の某所…
佐世保の崎辺と言う場所に繋がっています。
私と宮澤副官は思わず同時に声をあげた。
崎辺!!
そうです。あの
崎辺です。
いやちょっと待て、
望月!
そうです。先輩と宮澤クンの察した通り此処は
水機団(水陸機動団)
の
戦闘上陸大隊
がある所です。
マジか…
宮澤副官が頭を抱えた。
って事は…
そうです。だってそうでなければ、呉でもどこでも良かった筈でしょ?
佐世保に集約したのは
このクレータ
を隠すためです。
にしても…
仰有りたい事は想像が付きます。
そのお陰でこのクレータの秘匿と住人の移動に際して随分歴代の長崎県知事や佐世保市長、県や市の危機管理部局にはご迷惑をお掛けしました。と言っても私もこの事を知ったのは、異世界問題に関わる様になってから…
つまり、先輩を異世界担当局に引っ張った頃からですネ…
それ迄は誰が⋯
いや
それよりも今回の目的は何だったンだ?
そうですネ。そちらの議題の方が正しいですネ。
恐らく、
カツヌマ大臣
ウエハラ副大臣
も同じ考えでお越しなのでしょうから…
基本的には、何度も会議や訓練を繰り返してきた…
平和維持活動
が目的の一つです。
そうして、何故今回、内閣府と外務省の職員が圧倒的に多いか?
と言うと…
アルメイル国が望んでいる、
この国の統治を日本国にして欲しい。
と言う案をお断りする為です。
へ?この国の統治を日本で?
先輩、不思議に思いませんでしたか?
この国で国王兄弟間で内紛が起こり、それによって発生した避難民が何故、フレスベルク公国では無くそれよりも遠い我が国に救済を求めて来たのか?
って言う事。
幾ら…
友好条約を締結している。
とは言え…
そんな気楽な…海外旅行に行くの様なものではない筈ですし、
そもそも何故、フレスベルク公国は自国を避難民が通過する事を許容して
トンネル
を通って我が国に到着出来たのか?
あ…
まさか…
そうです。
我が国が事前に難民受け入れを極秘裏で承諾していたからなんです。
ですから、関係閣僚会議等でスムーズに受け入れが決定したンですよ。
但し、これによりこの国の政権が少し甘え始めたンです。
この国の貧しさから起こった兄弟間での政権争い。
本当は兄弟間でとても仲が良かったのにこんな事になるのは不本意だし、いっその事、現行の王政を辞めてしまいそんな事が起きない様にどこかの国の属国になれれば良いのではないか?と考えたそうです。
そんな安直な…
そう!そうなんです。
日本国は象徴天皇がいて、その陛下ご家族や血筋の皆さんを法によって守っている。天皇は国政には参加せず見守るのみ。
我々王家もその様な立場で良いので是非属国として助けて欲しい。
と思っちゃった様です。
で、平和維持活動か…
そうです。
日本国は他国を庇護下に置く事は現行法上絶対にNGです。
であらばと、
平和維持活動と言う名の下で、崩壊寸前迄進んでしまった国家運営を持ち直させそれが軌道に乗る迄サポートしていく事になった訳です。
フレスベルク公国でさえ、属国では無くて友好国としましたし、植民地的な立場の国が出来る筈はないっスねぇ〜
1000歩譲ってなったとして、それは国家として将来的にも自立出来なくなってしまいますよネ。
と保坂3尉が、機嫌が悪そうに言う。
ですよネ…
ウエハラ…少佐もカツヌマ大佐もおかしいと思いませんか?
ごめん、千須和?
私達もそう思うの。将来を憂いている国民もネ…
だからこうして属国に…植民地とはならない様にする為の相談をしに来たの。
ウエハラ副大臣が千須和1曹の両腕を掴みしっかりと目を合わせて訴える。
うん、うん…
私は一般隊員で決定権は勿論ない。
でも、ウエハラの考えは理解出来たよ。
と言い乍ら隣の保坂3尉を見る。
俺…自分も大丈夫。お二人の考えは理解している。
後はコイツみたいな感情で動かない様にしつつ…
だな?
ちょっと!誰が感情で動くのよ!
適当な事言わないでよ!
と千須和1曹。
するとカツヌマ大臣が吹き出す。
ほんっと、2人共変わらないなぁ〜営舎を思い出すよ。
で?どうなった?結婚したのか?
カツヌマ大臣の爆弾発言にその場にいた全員がフリーズした。
慌ててウエハラ副大臣と千須和1曹が火消しをする。
ち、ちょっとな、何を言っているんですか?大佐っ!
してませんよっ!結婚なんて…
そうなのか?お似合いだと私は思うぞ!因みに私とコリーナは先月結婚したンだ。
ちょっ!何の話をしているのよっ!!
真っ赤になったウエハラ副大臣。
カツヌマ大臣をポカポカと叩いている。
あ〜?話を戻しても?
となるべく低い声で水を差す。
望月が目を白黒させ乍ら保坂3尉と千須和1曹を見つめ乍ら咳払いを一つ。
コイツ、千須和1曹達の事知らなかったのか?
コホン!
さて、どうしたモノか…
いい案が出るとよいが…
う〜む…
こんなに大きなお話になるとは思っていなかったのですが…(汗)
さてさて、良い案が出て来ると良いですネェ〜
(私も何も考えておりません 殴)




