難民申請…
いつもお読み頂き又ブックマークを付けて下さり本当に有難うございます。
さて…
想定がされていない国からの難民申請がなされたらどうするのでしょうね?
なんだかんだ言ってそう言う国際案件に慣れていないでしょうからネ…
ってのが今回のテーマです。
外務大臣、防衛大臣、内閣府異世界担当大臣、そうして…
法務大臣。
この三つ巴ならぬ四つ巴にて、異世界の難民申請者の処遇を協議する事となった様だ。
私は最初に接触した幹部自衛官である為、状況の報告等をする為にこの国会内の会議室のひとつに缶詰となっている訳だ。
実際、どうなんでしょうかねぇ?
隣に座っている法務審議官が聞いてくる。
何がですか?
いやネ…
そもそも
異世界
と言う事自体が摩訶不思議なのに、其処から難民申請を出す人々がいるなんて、想像を超えてしまっていますから…
午前中にヘリで大臣と秘書官と一緒に
八ヶ岳の杜
に行って彼等の様子を見てきたンですがネ…
白人とアジア系の方はまだしも、獣人族って正直驚いてしまって…
と苦笑交じりに言っている。
ははははは、
驚いてしまいますよネ。
でもこれって現実なんです。
この方達も生きていますからねぇ…
この9ヶ月の間に私は勿論、外務、文科に防衛更に身延総理迄…
各大臣が彼等と触れ合い其々に思う事があったと思いますよ。
政治的な事に関して私達現場は発言出来ませんが、日本国民も、異世界の彼等も笑って人生を全う出来る様にして頂ける社会である事を祈ります。
そう言い終えた後、
防衛大臣秘書官が…
陸上自衛隊異世界担当局
諏訪陸将
お願い致します。
と…
はい!
伺います。
と言って大臣達の待つ部屋に向った。
丁度その頃、八ヶ岳の杜では、法務省職員によって難民申請を終えたアルメイル国民に対して…
アルメイル国について
何故この日本に逃げて来たのか?
と言う点を中心とした聴き取り調査が始まっていた。
それには各省庁の異世界担当セクションのスタッフが通訳として駆り出されていた。当然、防衛省にも依頼が掛かり、異世界担当局と八ヶ岳の杜の陸海空自衛隊員も駆り出されている。
東京での大臣達の会議が終了して帰局した私に上がって来た通訳を担当した隊員からの話だと法務省の現場職員は極めて冷静だけど冷徹では無くあくまでも公平に聴き取りをしていたそうである。
まぁネ…
お仕事だから当然なのだが、残っていた警視庁SATの隊員によれば、機動隊員時代に不法残留者の摘発の手伝いをした時の法務省職員は非常に厳しかったらしい。(機動隊員が厳しいと言う感想を持つってどんだけなのかな?)が今回とは時代が違うだろうし、今回は様々な省庁職員がいたので…ネ?
関係閣僚会議は当然乍ら1日で終わる筈もなく、継続的に協議は続くらしい。
で、現在は
民間宿泊施設
にて保護をしているが、このまま継続で保護する事となり、費用は国の負担となった。
その警護は警視庁のSAT隊と県警SAT隊、防衛省異世界担当局、そうして法務省の特別機動警備隊 SeRTが参加する事となった。
SeRTは東京拘置所にあり、拘置所内にて暴動やテロ活動があった際に臨場する法務省の特殊部隊だと言うが、今回は事案の担当省庁が法務省であった事とSeRTの経験値向上の為の臨場だそうだ。
詰所は例によって、
防衛省異世界担当局
の敷地内にある、倉庫が充てがわれた。
特に特徴がある訳では無いが、指揮車が格好良い、可愛いとウチのお嬢さん方が言っていたよなぁ。
帰り掛けに
指揮車
の面でも拝んでおくか?と思い、駐車場に観に行った。
広島が本社の自動車メーカーの8人乗りSUVをベースにしている指揮車で
スカイブルーのボディカラーに太めのホワイトラインが縦に入り日の丸を組み入れたトレードマークが今風で確かに格好良い。
ウチのオリーブドラブも無骨で良いと思うのだが、格好良いの基準が違うンだろうなぁ…
なんて思い乍らウチの格好良い公用車2型に乗り込み発進させた。
法務省が出て来るお話でしたので、
SeRT
を登場させてみました。
と言っても、このお話の中ではあまり活躍の場は無いと思いますがネ…




