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で…組会が終わったのですが…

組会当日…

我が家から30分程の自治会館へ…


勿論引越す前から解ってはいた事なのだがこのエリア、なんでこんなに坂道が多いのだろうか?


…………


山間部だからですよね。知っています。



クルマで移動して実感したが、このエリア、歩いていたら熊でも魔獣でも出会ってしまったら絶対に逃げられない。


でもなぁ~我が家のクルマ…

軽自動車としては正直、相当燃費が悪い。

それは購入前から知っていたのだが当初は、

まぁ、近隣への移動は徒歩で行けば良いだろうと考えていたのだが、その獣騒ぎ(?)で歩くのを自粛してクルマで移動していたら、ガソリン代が結構負担になると実感した。

これは大きな誤算だった。

今日の組会もクルマで行ったのだが、他の方が…

あゝそうか!その手があったな。

と思うツールで来ていた。

それは、原付バイク。

郵便の配達とか駐在さんの移動手段として使っているよね。


後、先日ご挨拶に伺ったお隣(?)の宮澤さんはご主人が250ccのオフロードバイクで来ていた。

クルマを駐車場に停めたら宮澤さんが挨拶に来てくれたのでそのまま一緒に建物に入ったのだが…

その時に聞いたのだが宮澤さん、同じバイクが2台あって、ご懐妊中の奥さんもバイクに乗るって言っていらしたよな。


そうか…

バイクネ…

熊の走る速さはおおよそ60km/hと聞いた事があるな…

う〜ん…

だとすると今は作っていないが原付一種…

50ccだとキツイかな?


とすると125ccの原付二種か250ccか…

あ、でも新規格の原付一種はどうだろう。あれならベースは125ccだし原付二種と同等とは言えないだろうが以前の50ccよりは…


う〜ん…

何気なく買おうとしているが…

又金が掛かるなぁ~

ひと月単位のクルマの燃料費とバイクの購入代金と燃料費を足したものの比較をしてみるか…


なんて事を考えていたら雨宮組長が登壇し組会が始まった。


いやぁ〜

諏訪さん、悪かったじゃんネ。エラい素晴らしい挨拶でまったくネ…すごいこンジャンけ。

ホイで

我々の祖先の話を盛り込んで貰って共に歩んでいきたい。

とはまったくネ、嬉しくなっちもうじゃん。

それに地区のボコ達ンとぅも面倒見てくれたっちゅうじゃんけ。悪かったじゃんネ…


会が散会となって住民達が三々五々帰宅し始めた頃、組長に捕まって(苦笑)礼を言われた。


いやいや…

地域に根差したいって言う事で…

まぁ何より子ども達が楽しんでくれれば嬉しいンですよ。

とお答えし乍ら、雨宮組長の話す方言を必死に解読していた。

ん~

ニュアンスで伝わるモノは良いが…

解らない単語が又出てきたぞ?

ボコ?ボコってなんだろうか?

文章中の脈絡が全く関係ないぞ!

うぅ〜


はははははっ!

組長!

諏訪さん、困ってるジャンけ!

と言って雨宮さんの背中をパチンと叩く女性が…


確かこの人は…

東京の孫娘と同じ歳の、のどかちゃんのお母さんで中込さんだっけか…


ん?どう言うコンだ?

と雨宮さん…


組長の訛りが強いダヨ。

多分、ニュアンスで判るモノあるズラけれど単語っちゅうは解らんジャンね。


おお!!

中込さん!有難う!!

全くその通りです。

で…


前にあたしが横浜の親戚から不思議がられた単語があっただよ…

ボコだ!

ボコって解らんズラ!

中込さんがこちらを向いてしたり顔で言ってくれた。

思わず私は年甲斐もなく首を縦にブンブンと…


ほぉ~け、

東京じゃボコって言わんだけ?

と雨宮さん。


中込さんはそれを聞いて、

一件落着ジャン

ね。

と言って笑顔で50ccのスクーターに乗って颯爽と帰って行った。


いや、一寸待て!

結局ボコを訳して貰ってないぞ!

雨宮さんも謝ったからOKだネ。

と言わんばかりに軽トラに乗り込んでエンジンを掛けたところで…


それを唖然と見送っていると…


数人の方々笑い乍らこちらに向かって来る。


いやぁ〜

酷い目に遭いましたネェ


と声を掛けてくれたのは野村みゆきちゃんのお父さんと

隣で笑いを噛み殺しているのは今回の会で、

自分達夫婦は

ハーフエルフ

だと教えてくれた。宮澤さん。


ホントですよ。

結局ボコの意味がわからないままです。

そりゃ大変だなぁ~

と言い乍ら、バイクに跨った宮澤さんに思わず突っ込みの手(軽い裏拳)を入れた。


こらこら、なんでやねん!


これには野村さん大爆笑。

ひとしきり笑った後で

あゝすいません。笑い過ぎましたね。

ボコって言うのは…

子供

って意味です。

因みに

ボコんとう

と言うのが

子ども達

です。

と野村さん、涙を拭き乍ら教えてくれた。


さて…

これで安心して帰れるな…

それにしても皆さん、人懐っこくて楽しく良い方達だ。


とほっこりし乍らクルマに乗り込んだ。


で…

そんな地域に震撼が走るのは1週間後の事だった。

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