第129話 毎回違う召喚
お待たせ致しましたー
少し……小腹が空いた。
おそらく……ドレス作りに、慣れない魔力を使い続けたからだろう。
大精霊となり、少ない魔力であることはなくなったが……使用する具合はまだ慣れない。
と言っても、ほんの少ししか減っていないので……せっかく風珀様もご一緒だから、召喚を行い……ガラクタなどを召喚させた。
今回は、紫の世界とやらのゴミらしく……『雑草』とあったが。
見た目は、本当に雑草の山でしかなかった。
【…………食べて、いい?】
「もちろんです」
珀瑛様にはまたあとで召喚すればいいことなので……二人で食べることにした。
人間であった頃なら、これがご馳走には見えないが……絶対美味しいとわかっているので、風珀様と口に入れていく。
サクサク、サク
草なのに、小気味の良い音が響いていく。
味は……塩味のようで、甘くはない。
しかしながら……食感の良さと絶妙な塩加減が、病みつきになって……止まらなかった!!
【……おいひー!】
「……本当に」
そして……魔力が少しずつ満ちていく。
魔力で召喚したと言うのに、不思議な仕組みだが美味しいものは美味しいのだ。
かなり量はあったが、二人だとあっという間に食べ尽くしてしまい。
気づいたら、テーブルに乗せていた雑草は細かい破片もなく無くなってしまったのだ。
【ぷはー。美味しかった……】
「またいつでもお出ししますね?」
毎回同じものを出せないのは、大精霊となっても同じようだが。しかし……風珀様もだが、他の皆様にも気にされていない。
だからこそ、私達には最高の『ガラクタゴミ』を召喚させなくては……と思うのだ。
三日後の、結婚式でも……祝いの席があるので何か召喚出来ればいいが。
風珀様にいただいたお茶を飲みながら、私は先のことを楽しみに考えていた。
次回はまた明日〜




