第127話 ドレス作り
お待たせ致しましたー
珀瑛様との婚姻……結婚式を開くのは、三日後となり。
私がその間……風珀様とご一緒に、あることをしていたのだ。
【……次は、腕】
「はい」
場所は私の部屋。
とり行っていたのは……服作りだ。
ただの服ではない。
私の……結婚式用のドレスだ。
珀瑛様はご自身で用意されるらしいが、風珀様に結婚のことをお伝えすると。
【ドレス、作ろう!】
と意気込まれて……ただいま、魔法を使って作っているのだ。
人間のようにお針子が作る方法だと時間がかかるので……魔法で作ることになったのだ。
この方法を覚えれば、自分で自在に服が作れるからと言う理由もあるようで。
「……えーっと」
真っ白な、ドレス。
魔力の糸で布を作り、形を成していくのは最初大変だったが。風珀様曰く、私は飲み込みが早いそうなので……だんだんと形が出来上がっていく。
純白のドレスを……まさか着るのもだが自分で作る日が来るとは思わなかった。
いかに、あの生活でその夢を壊されていたことか。
両親は……あの者らによって亡き者にされ、もう祝ってもらえることはないが。
それ相応の……処罰を、あの者らは神により与えられているとお聞きした。
であれば……私に出来ることは『忘れる』だけ。
こちらの里で……珀瑛様方のもとで、幸せな日々を送るのだ。
それが……両親を安心させることにも、きっと繋がるはず。
【うん、いい具合。一度着てみる?】
「……そうですね」
法衣以外で、服を身につけたのは……こちらでワンピースと寝巻きに袖を通した以外にまだない。
着替えてみると……布の余裕はあるが、きちんと着ることが出来た。鏡を出現させて、似合うかどうか見てみると。
【うん、似合う!】
「……まあ」
金の髪を露わにさせたことで……白いドレスがより一層映えているように見えた。
これを仕上げて、珀瑛様の隣に立つ。
とても待ち遠しく思えた!
次回はまた明日〜




